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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!ゆけゆけシィコと仲間たち(スタンダード)

岩SHOW

ニンジャがキタキタ……いや、ゆけゆけ!?

 数々のニンジャ達が集結した『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』もすっかりスタンダードの一員として、このフォーマットに溶け込んでいる。忍者というよりニンジャなアメリカンテイスト濃い目の、タートルズおよび彼らと敵対する忍び達……彼らは忍術をさらに進化させた隠密という能力で、戦場の闇を駆け抜けプレイヤーを翻弄する!そんなセットから加わったニンジャなカードをご紹介……って、このデッキが使うニンジャ要素は一味違う!?早速リストをcheck it out!!

Gavin Perry - 「ジェスカイ・コントロール」
マジック・スポットライト:ミュータント タートルズ 11-4 / スタンダード (2026年3月7日)[MO] [ARENA]
1 《始まりの町
3 《神聖なる泉
4 《蒸気孔
4 《聖なる鋳造所
4 《フラッドファームの境界
3 《リバーパイアーの境界
2 《サンビロウの境界
1 《行き届いた書庫
1 《優雅な談話室
1 《コーリ山の僧院
1 《平地
-土地(25)-

4 《再点火、アシュリング
2 《グウェン・ステイシー
2 《素早き救済者、アン
4 《量子の謎かけ屋
4 《道の体現者、シィコ
-クリーチャー(16)-
4 《縫い目破り
1 《削剥
1 《噴出の稲妻
2 《失せろ
4 《ゆけゆけ忍者
2 《間の悪い爆発
3 《冬夜の物語
2 《クルクの伝説
-呪文(19)-
1 《失せろ
1 《ピナクルの星檻
2 《紅蓮地獄
1 《割に合わない一撃
2 《没収の強行
2 《魂標ランタン
1 《司書、ワン・シー・トン
2 《鳴り渡る龍哮の征服者
1 《跳ねる春、ベーザ
2 《降霜断崖の包囲
-サイドボード(15)-
Melee より引用)

 

 

 《道の体現者、シィコ》!つまりはジェスカイ(青赤白)カラーのコントロールデッキか……と思いがちだが、何やら様子が違う。コントロールが常備している全体除去や打ち消しなどはほとんど採用されておらず、クリーチャーは全16体と多めな構成。所謂ミッドレンジ(中速)デッキというやつで、自分より速いデッキ相手には《縫い目破り》《失せろ》などで除去して、クリーチャーでガッチリと迎え撃つ受けのスタイルで、自分より遅いデッキに対しては《素早き救済者、アン》や《量子の謎かけ屋》など一筋縄ではいかない強力クリーチャーで攻めていく。

 この、タートルズ以前の環境では見慣れない構成のデッキは……新カード《ゆけゆけ忍者》の登場により成立した新アーキタイプだ。この赤白2色のソーサリーは2つのモードを持ち、どちらか・あるいは両方を選択できる。この手のカードは便利で強いものが多いが、《ゆけゆけ忍者》もその例に漏れず。まず、自身のクリーチャーを追放してから戦場に戻すブリンクと呼ばれるアクション。ソーサリーであるため、対戦相手の《苦々しい勝利》を回避とかそういう使い方はできないが、クリーチャーが戦場に出た時の能力を使いまわせる。そしてもう1つのモードは自身のクリーチャーのパワーを参照してダメージを与える能力だ。緑の似たような除去と異なり、クリーチャーがダメージを与えるのではなくあくまで《ゆけゆけ忍者》が発生源となる点に注意。このソーサリーはタートルズのリミテッドにおいて、ハマればこれ1枚でゲームが決まるレベルのパンチのある呪文だ。

 これを構築で用いる……その意味、もうわかったよね。シィコと組み合わせるという寸法だ。シィコは墓地の3マナ以下の呪文を唱えられるので、これで《ゆけゆけ忍者》を追放し、それのコピーでシィコを対象にする。シィコが追放されて戦場に戻り、これのパワーを参照して4点ダメージを対戦相手のクリーチャーに与えられる……そしてシィコの能力が再び誘発し、墓地の呪文を追放し……ただでさえアドバンテージが獲得できるシィコが、鬼神のごとき働きを見せてくれる!このアーキタイプ、せっかくだから「ゆけゆけシィコ」と呼びたい!


 

 このリストのメインデッキのクリーチャーは、いずれも戦場に出た時に能力が誘発するものでまとめられている。《ゆけゆけ忍者》で再利用して美味しく使おうというコンセプトで統一されているわけで、そのチョイスは腕の見せ所というものだ。ジェスカイというカラーリングにマッチしている《グウェン・ステイシー》、彼女を追放して出し直すことでライブラリーから再びカードを追放し、プレイ可能にする……着実にアドバンテージを繋いでいく動きが好きな人にはたまらんだろう。

 マナに余裕が出てくる終盤では《ゴースト・スパイダー》に変身させたりこのモードで唱えて、飛行を活かしてガツンと攻めるフィニッシャーも兼ねている。そしてあらゆる青いデッキで引っ張りだこな《量子の謎かけ屋》、このスフィンクスをワープで唱えた上で、《ゆけゆけ忍者》で追放すると……ワープとは無関係のオブジェクトとして戦場に出てくるため、ターン終了を迎えてもそのまま戦場に居座ってくれるぞ。こうした《ゆけゆけ忍者》という1枚のポテンシャルを活かしきるというコンセプトを徹底した構築が、一部のプレイヤーの心を掴んでジワジワとシェア、拡大中!

 《ゆけゆけ忍者》、アンコモンにしてなかなか味わい深い、デッキ構築のし甲斐がある1枚だ。どんなカードでも侮ってはいけない、スタンダードという道をともに歩む仲間達よ。さあ今宵もデッキを構築し、週末は地元のコミュニティにいざゆけ!皆で遊びまくろうぜ!

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