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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

クランゲ親和:ドローンとロボットの大群(モダン)
マジックにおけるアーティファクトは、セットを重ねるにつれその雰囲気を大きく変化させてきた。黎明期のセットでは魔法の道具、古代の文書や杖など中心に、アーティファクト・クリーチャーも石や鉱物でできたゴーレムなど、古代を舞台にしたファンタジーの色合いが濃いものだった。マジックの多元宇宙の世界観がどんどんと拡大し、金属次元だったりサイバーパンクといった世界が描かれるようになることで、アーティファクトもそれらを反映した、よりハイテクなアイテムとして変化していった。
そして『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』……このセットではタートルズの宿敵となるクランゲと、彼が誇るハイテク極まりしロボットや基地などがカード化され、アーティファクトも充実のラインナップとなっている。そんな最新セットのアーティファクトが、モダンで大活躍!?ということで、要注目のリストをチェック!
| 4 《焦熱島嶼域》 4 《尖塔断の運河》 1 《蒸気孔》 1 《シヴの浅瀬》 4 《ウルザの物語》 1 《島》 -土地(15)- 4 《メムナイト》 2 《暴食ロボット》 4 《ピナクルの特使》 4 《河童の砲手》 3 《大いなる脳ミソ、クランゲ》 -クリーチャー(17)- |
4 《朦朧への没入》 3 《金属の叱責》 4 《オパールのモックス》 4 《仕組まれた爆薬》 4 《ミシュラのガラクタ》 2 《トーモッドの墓所》 2 《溶接の壺》 1 《真髄の針》 1 《影槍》 1 《スケートボード》 1 《バネ葉の太鼓》 1 《苛立たしいガラクタ》 -呪文(28)- |
3 《減衰球》 2 《否定の力》 1 《金属の叱責》 1 《神秘の論争》 2 《感電破》 3 《鞭打ち炎》 1 《ハーキルの召還術》 2 《湖に潜む者、エムリー》 -サイドボード(15)- |
モダンの「親和」デッキ!親和とは指定されたカードタイプのパーマネントをコントロールしている数だけマナコストが軽減されるという能力で、その大半がアーティファクトを参照する。親和デッキもアーティファクトをばら撒いてコストを軽減した呪文を早いターンから叩きつけていくデッキの相称だ。モダンでも歴史あるアーキタイプで、フォーマットの黎明期より様々な形を経ており、一口に親和と言ってもそのリストは時代やプレイヤーによって千差万別だ。なんだったら一時期は親和能力を持ったカードが0枚なんていうこともあった。
そんな親和の最新リスト、そこにはしっかりと最新の親和カード《大いなる脳ミソ、クランゲ》の姿が!クランゲはアーティファクトの数だけパワーが上昇し、そして戦場に出た際に手札が4枚になるようにカードを引ける。親和デッキは開幕から《オパールのモックス》《ミシュラのガラクタ》などの低コストアーティファクトを全力で展開する性質上、手札が切れやすい。この弱点を補ってくれる《思考の監視者》のようなカードが重宝されていたわけだが、クランゲは最大で4枚引けるというバリューっぷりと、対戦相手に大ダメージを叩き込める打点への貢献度という点から、まさしく待望の1枚だったというわけである。《頭蓋囲い》内蔵の監視者と考えればその強さが伝わるはずだ。
さて、この親和デッキの0~1マナのアーティファクトをばら撒くという特性と非常に噛み合っているのが《ピナクルの特使》だ。アーティファクト呪文を唱えるとドローンを生成するこのクリーチャーを、ワープで唱えれば1ターン目からドローン大量生成が狙える。《オパールのモックス》《バネ葉の太鼓》などマナを咥えるアーティファクトが絡めば、とんでもない展開を1ターン目から披露できる。
このピナクルに加えてこのリストで採用されているのが《暴食ロボット》!作中でタートルズやその仲間らをおびやかすマウサーと呼ばれるロボットの大群をカード化したこれは、ピナクルと同じくアーティファクトを唱えることで1/1のロボット・トークンを生成。これはピナクルのドローンのように飛行を持ってはいないが、しかし飛行を持っていないクリーチャーのブロックにも参加できるため、ディフェンス面ではこちらが勝るケースが多いだろう。これらのトークン生成を行う軽量カードを計6枚採用することで、早いターンに盤面を作ることを可能にしている。さらにそれらのトークンがクランゲを呼び込むという寸法だ。すべてが噛み合っているッッ!
タートルズは映画やアニメなどで、下水道をパイプに見立ててスケートボードで移動するシーンがよく見られる。《スケートボード》がこのセットのアーティファクトに収録されているのも、ファン的には大納得!さてこの装備品はクリーチャーのパワーを上げて速攻をつける、さらには戦場に出た時にパーマネントをタップするという大きなおまけがついている。マナコストが{1}のため、《ウルザの物語》からサーチが可能というのもモダン的には評価できるポイントだ。スケボーに乗るのは《ウルザの物語》で生成した構築物でも良いし、クランゲでも良いね。対戦相手のクリーチャーをタップして攻撃をねじ込んだり、土地をタップすることでインスタントのプレイを妨害したりと、テクニカルかつパンチの利いたアクセント、ピザに振りかけるタバスコのように、この手のデッキのお供にオススメだ。
ハイテクを誇るクランゲからスケボーまで、『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』はアーティファクト系デッキをパワーアップさせてくれる要素に満ちている。古き良き魔法のアイテムと異星人の武器やロボットが同じ戦場に並ぶ、これぞマジックの多様性!アーティファクトを主役としたデッキでマジックだけのファンタジー世界を楽しもう。
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