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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ローウィン末期の白単アグロ、レオナルドらが参戦!(スタンダード)

岩SHOW


 『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』公式発売日直前!というわけで新セット参入後のスタンダードのデッキを考察していこう。今回は『ローウィンの昏明』環境の最終盤で登場したこちらのリストの解説から……

Swarmlord616 - 「白単アグロ」
Magic Online Standard League 5-0 / スタンダード (2026年2月21日)[MO] [ARENA]
4 《放棄された気の寺
3 《魂石の聖域
15 《平地
-土地(22)-

4 《寓話の大立者
4 《内なる空の管理人
4 《ひよっこ捜査員
3 《古参の生存者
4 《勝利の楽士
2 《キンザーの歩哨
1 《水の部族の結集者
1 《スペクタキュラー・スパイダーマン
4 《勇敢なる救出者、スキ
3 《エイヴンの阻む者
1 《サイオニック・ウィーバー、アラクネ
-クリーチャー(31)-
2 《縫い目破り
3 《失せろ
2 《ルーメン級フリゲート艦
-呪文(7)-
1 《別行動
2 《聖戦士の奇襲兵
1 《縫い目破り
2 《幽霊による庇護
2 《鳴り渡る龍哮の征服者
2 《門衛のスラル
1 《クチルの側衛
2 《安らかなる眠り
2 《辺境地の御目付役、アジャニ
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 メインデッキにクリーチャーカード31枚!その中でも最高のマナ域は3と、低コストに寄せた構成が目立つこのリスト……「白単アグロ」と呼ぶに相応しい構成だ。《内なる空の管理人》《ひよっこ捜査員》など1ターン目からクリーチャーをガンガン展開、毎ターンマナを使い切ってクリーチャーを並べ、最後はそれらをまとめて《勇敢なる救出者、スキ》や《ルーメン級フリゲート艦》で強化して打点を上げて強引に押し込む!

 この手のデッキの良いところは、誰でも直感的にどのようにプレイすべきかが理解できるそのシンプルさ!それでいてブン回った時は他を寄せ付けないパワフルさを併せ持っているところ。最近こういうシンプルな白単を見ていなかったので、久しぶりに良い感じのリストに出会えて嬉しいなと。

 

 『ローウィンの昏明』はこのアーキタイプを大きく後押しした。ローウィン次元を代表する白い種族、キスキンらが加わったことで軽いマナ域でも高打点を生み出せるようになったのだ。《寓話の大立者》は1マナ1/1という最低限のスペックからスタートし、マナを注げばどんどんと強力に。7/8に超強力なプロテクションという最終形態に辿り着くことはごくまれだとは思うが、終盤にマナが余ってしまい使い道がみつけにくい「白単アグロ」というアーキタイプにおいてこの手のマナを打点に変換できるクリーチャーは有難い存在だ。

 そして《キンザーの歩哨》は2マナで2/2先制攻撃+絆魂というナイススペック!殴り合い上等、一方的にライフの差を付けていける頼もしいヤツ……そしてさらに展開力を後押しする能力まで持っている。自身の攻撃クリーチャーの数以下のマナ総量のクリーチャーを手札から戦場に出せるという、マナ踏み倒し系の能力を所持している。3体以上で攻撃して《勇敢なる救出者、スキ》を繰り出して全体の打点を向上させる動きは、まさしくこのデッキの象徴的ムーブだ。

 

 ではこの「白単アグロ」というアーキタイプ、『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』で得られるものがあるだろうか?答えは……ある!と断言できる。まずこのデッキが求める1マナのクリーチャーであり、かつ打点に貢献する強化役でもあるのが《青を纏うリーダー、レオナルド》!青いハチマキと二刀流がトレードマークのタートルズのリーダーは、1マナ2/1と軽くて扱いやすいTHE白単アグロというスペック。2マナ払えば先制攻撃も得られて、近いマナ域のクリーチャーにはブロックされにくいという地味な強みも。

 そして隠密能力!忍術をアレンジしたこの能力は、ブロックされていない攻撃クリーチャーを手札に戻しながら隠密コストを支払うことで唱えられる。このカードの場合は1マナのクリーチャーを隠密ではわざわざ5マナ支払って唱える形になる。攻撃クリーチャーを戻しつつそれだけのマナを払ってこの1マナのクリーチャーを戦場に出すと……ターン終了時まで自身のクリーチャーのパワーが2上昇!突然の大ダメージに繋がる、是非とも狙ってみたい白単の新たなフィニッシュムーブだ。

 

 レオナルドに関するカードは隠密を持っているものがメインであり、また墓地利用という共通点を持ったものも見られる。《下水道侍、レオナルド》は二段攻撃持ちなので隠密で繰り出せば予想外の大ダメージを叩き込めるだろう。さらにパワーやタフネス1以下のクリーチャーを墓地から唱えられる能力を持つので、全体除去を受けたりした返しに盤面の再構築も可能だ。《レオナルドの奥義》は墓地から3マナ以下のクリーチャーを2体戦場に戻せるため、これも上手く使えば崩壊した状況が一転相手を追い詰める状況を作りだせる可能性を秘めている。メインにガッツリ投入するタイプのカードではないかもしれないが、アグロデッキの弱点をカバーできる頼もしさを感じるカード達だ。

岩SHOW - 「白単アグロ」
スタンダード (2026年2月26日)[MO] [ARENA]
4 《放棄された気の寺
3 《魂石の聖域
15 《平地
-土地(22)-

4 《寓話の大立者
4 《内なる空の管理人
4 《ひよっこ捜査員
2 《古参の生存者
2 《青を纏うリーダー、レオナルド
4 《勝利の楽士
2 《キンザーの歩哨
1 《スペクタキュラー・スパイダーマン
4 《勇敢なる救出者、スキ
2 《黒服の男、エージェント・ビショップ
1 《サイオニック・ウィーバー、アラクネ
1 《下水道侍、レオナルド
-クリーチャー(31)-
3 《縫い目破り
2 《スケートボード
2 《ルーメン級フリゲート艦
-呪文(7)-

 

 

 というわけで先ほどの白単アグロに新カードを取り入れたリストを考えてみた。《黒服の男、エージェント・ビショップ》は戦闘開始時にクリーチャー2体に+1/+1カウンターを置くという非常に強力な1枚。どんな小粒クリーチャーも対戦相手のそれを上回る高打点に育てられるため、ビショップかスキをゴールとして3ターンからガツンガツンと殴っていく……そんなデッキを目指して調整していきたいものだ。

 また《スケートボード》、地味ながら良いカードだと思うんだよなぁ。1マナで対戦相手のクリーチャーをタップして強引に攻撃を通せるため、実質的な除去になる。また装備させて良し、《内なる空の管理人》のためのタップ役も担えると、シブい活躍を見せてくれそうだ。単純な除去よりもこういったカードをアグロデッキには盛り込みたいなというのが個人的な感覚だ。

 というわけでローウィン末期に現れた「白単アグロ」、良い流れのままタートルズ環境に突入して、その流れを維持できるだろうか?いやもっともっとその流れを強く、激流に!軽くて扱いやすくて、そして強い。マジック界のファストフード的なアーキタイプ、初心者からガチ勢まで熱くしてくれるデッキで新環境を楽しもう!

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