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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

身代わり合成機と、タートルズ世界のアーティファクト!(スタンダード)

岩SHOW


 『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』の時間がやってくる!2026年のマジック新セット第2弾は、ユニバースビヨンド(コラボレーション・セット)として、世界中で愛される10代のミュータントであり亀の忍者たちが登場!「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」の作品世界をカード化した夢のセットだ。いやぁ、このセットに関する情報が公開された時は震えたもんだね。ここ数年でも一番の朗報と言っても良い。

 筆者はこのタートルズが日本にローカライズされてアニメが放映され、おもちゃが販売されたタイミングの直撃世代……なのだが、実はその少し前から、海外出張に行った親がこのシリーズのおもちゃをお土産として買ってきたことで出会っている。幼少期も幼少期、物心ついた時には亀ニンジャのおもちゃで遊んでおり、タートルズのお絵描きをしていた……僕が漫画もゲームも、アメリカンな作風を好むようになったきっかけは間違いなくタートルズにある。マジックと同じくらい人生に欠かせないコンテンツが、遂に夢のコラボ!というわけでこの新セットに対して非常に気持ちが昂ぶっている。

 

 タートルズは4人の亀の兄弟が主人公。レオナルド、ドナテロ、ラファエロ、ミケランジェロ……ルネサンスを代表する巨匠の名を付けられた兄弟はそれぞれに全く異なるパーソナリティを有しており、このセットでもそれがカードデザインに落とし込まれている。紫のハチマキを付け棒を武器とするドナテロは、機械いじりに関して天才的な頭脳を誇り、タートルズたちが用いる様々なガジェットを作成。その才能はアーティファクトに関するカード達で表現されている。

 《メカの天才》や《ミュータントの機械工、ドナテロ》はアーティファクトに+1/+1カウンターを3つ乗せてそれをクリーチャー化させる。過去のカードでも度々見られたタイプの能力で、これらは特に毎ターン継続してクリーチャーかさせられる点が幽愁だ。《ガジェットマスター、ドナテロ》のようにアーティファクトをコピーする手段もあり、どんなアーティファクトと組み合わせようかとワクワクしてくる。

 

 またタートルズと敵対するワルモノ達もアーティファクトを参照するカードを担当している。《クロームドーム》はアーティファクト・クリーチャーのパワーを上昇させ、またアーティファクトのコピーを生成可能。一時的にしか戦場に存在しないが速攻を与えるため、クリーチャーをコピーして突撃させるという使い方を想定している。本体が{2}と軽いコストなのが素晴らしい。

 また《大いなる脳ミソ、クランゲ》はアーティファクトの数だけコストが軽減される親和能力を持ち、それの数だけパワーも上昇。されに戦場に出た時に手札が4枚になるようにドローももたらしてくれる。テクノロジーを駆使する悪役に相応しい、アーティファクト要素たっぷりのクリーチャーに仕上げられている。

Aaron Friedrich - 「アゾリウス・アーティファクト」
地域チャンピオンシップ予選(スイス・オルテン) トップ8 / スタンダード (2026年2月17日)[MO] [ARENA]
4 《神聖なる泉
2 《蒸気孔
2 《聖なる鋳造所
4 《フラッドファームの境界
2 《サンビロウの境界
1 《吹きさらしの要塞、アダージア
1 《湧霧の村
5 《平地
1 《
-土地(22)-

1 《不屈の屑鉄ボット
-クリーチャー(1)-
2 《審判の日
4 《三歩先
4 《団結の最前線
4 《窯焼きの煉瓦
4 《氷魔法の秘宝
2 《バネ仕掛けの鋸刃
3 《危険な罠
4 《ピナクルの星檻
4 《再利用隔室
4 《身代わり合成機
1 《火のクリスタル
1 《千の月の鍛冶場
-呪文(37)-
2 《審判の日
2 《本質の散乱
2 《失せろ
2 《倦怠の宝珠
2 《安らかなる眠り
2 《呪文嵌め
3 《勝利の楽士
-サイドボード(15)-
MTGTop8 より引用)

 

 

 こちらは『ローウィンの昏明』環境のスタンダードにおける白青の2色をベースにしたアーティファクトデッキの一例だ。《身代わり合成機》……これと3マナ以上のアーティファクトを用いて、構築物トークンを生成する。このトークンはアーティファクトの数に等しいサイズを持つため、最初は小粒だとしても……どんどんと身代わりが合成されることで、強力無比な軍団が誕生する。《危険な罠》などのアーティファクトを使って対戦相手に妨害をしつつ、構築物の量産を目指す……コントロール様相が強めのアーキタイプだ。

 重要極まる合成機は《団結の最前線》でライブラリーの上から探したり、《再利用隔室》で《氷魔法の秘宝》のような2マナのアーティファクトを生け贄にして直接戦場に出すなどの手段で確保する。というわけでデッキの半数近くがアーティファクトで構成されている。このアーキタイプを参考に、新たなカードを取り入れたリストを考えてみたぞ。

岩SHOW - 「アゾリウス・アーティファクト(仮)」
スタンダード (2026年2月19日)[MO] [ARENA]
4 《神聖なる泉
2 《蒸気孔
2 《聖なる鋳造所
4 《フラッドファームの境界
1 《サンビロウの境界
1 《湧霧の村
1 《フォモーリの宝物庫
5 《平地
2 《
-土地(22)-

1 《暴食ロボット
1 《クロームドーム
1 《ミュータントの機械工、ドナテロ
2 《大いなる脳ミソ、クランゲ
1 《ユートロムの武人、クランゲ
-クリーチャー(5)-
4 《団結の最前線
1 《魂標ランタン
1 《ピーター・パーカーのカメラ
1 《キャンディーの道標
3 《窯焼きの煉瓦
4 《氷魔法の秘宝
2 《バネ仕掛けの鋸刃
1 《アイレンクラッグ
3 《危険な罠
1 《ピナクルの星檻
2 《ピリ辛オートミールピザ
1 《始まりの液体
4 《再利用隔室
4 《身代わり合成機
1 《千の月の鍛冶場
-呪文(33)-

 

 

 《大いなる脳ミソ、クランゲ》を中心に、《ミュータントの機械工、ドナテロ》などの新カードを少しずつ投入。《再利用隔室》で《クロームドーム》や《暴食ロボット》などを持ってこられるように1マナのアーティファクトも用意。これらのクリーチャーは構築物をコピーして速攻を持たせたり、トークンにまとめて速攻を与えることでフィニッシュに導く手段となる。《始まりの液体》は墓地利用系デッキへの対策として、そしてアーティファクトのカウントを増やせるため、ゲーム終盤の構築物のサイズアップに貢献してくれる。

 個人的には《ピリ辛オートミールピザ》が実にタートルズらしくて楽しい1枚になりそうだ。自分位も3点ダメージが飛んでくるが、除去にもなるし対戦相手のライフが少なければ本体に投げつけてフィニッシュに!《再利用隔室》から直接ダメージが発生するようになったのは面白い。

 

 《再利用隔室》といえば《大いなる脳ミソ、クランゲ》を生け贄に《ユートロムの武人、クランゲ》で暴れてみたい!この重すぎるアーティファクト・クリーチャーを出撃させるには8マナのクランゲを足掛かりにするのがスマートだろう。また《暴食ロボット》はクランゲとは対照的に唱えやすい2マナと軽く、アーティファクトを唱えることでジャラジャラとロボットを生成……これをメインテーマにした軽量アーティファクトデッキというコンセプトも面白そうだ。

 そんなわけで『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』環境は意外とアーティファクトが躍進するかも!?期待が高まる新シーズンは、この原稿が掲載される頃にはもう始まっているッッ!皆でステキなアーティファクトデッキを組みまくってくれ!

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