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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ゴブリンのお時間だぜ!ローウィンのボガートらがパイオニアで躍動(パイオニア)

岩SHOW

回転

 

 やっぱりゴブリン、ゴブリンはマジック欲を満たしてくれる……マジックを始めた頃に《ゴブリンの王》と出会って以来、この種族の虜となっている筆者にとって『ローウィンの昏明』は理想的なセットだ。新たなゴブリンに関するカードが20枚以上追加され、同族を参照するタイプ的カードがいくつも見られる。婆に率いられてその巣穴からはい出してくるボガートたち……《ボガートの造呪師》や《名高き女族長、グラブ》、《グラブの命令》など、ゴブリンデッキを組めと言わんばかりの顔ぶれだ。ええ、組みますとも!

 

 スタンダードで組むのも良いが、ゴブリンは選択肢が増えれば触れるほど楽しい連中……というわけでパイオニアのゴブリンデッキが個人的に大好きで、ちょくちょくプレイしている。このフォーマットには《スカークの探鉱者》がいる!ゴブリンを生け贄に捧げて赤マンを加える能力……一見するとクリーチャー1枚が1マナでは割に合わないと感じるかもしれない。しかし手数とマナを重んじるゴブリンにとって、時としてこの生け贄は勝敗を分ける一手になる……トークンだったり、能力を誘発させて十分に働かせきったものだったりを生け贄にすることでお得に運用できる。

 そしてこの探鉱者と相性が良いのが《人目を引く詮索者》!ライブラリーの一番上が公開され…泥が相手に筒抜けになるという欠点はあるが、そのカードがゴブリンであれば唱えられるという、ハマればとてつもないアドバンテージをもたらす2マナ域だ。このカードで運よくゴブリンが捲れ続けた時の気持ち良さは筆舌に尽くしがたい……所謂農汁が出るタイプのカードだ。ゴブリンを生け贄にして次のゴブリンを唱えて……とループが繋がった時、マジックしているなぁという満足感に包まれる。パイオニアのゴブリン、マジ最高。

claudioh - 「ラクドス・ゴブリン」
Magic Online Pioneer Challenge トップ4 / パイオニア (2025年1月22日)[MO] [ARENA]
4 《血の墓所
4 《黒割れの崖
4 《荒廃踏みの小道
4 《硫黄泉
4 《魂の洞窟
1 《バグベアの居住地
2 《
-土地(23)-

4 《スカークの探鉱者
4 《泥デコの呪い投げ
4 《狂信的扇動者
4 《人目を引く詮索者
4 《竜航技師
4 《咆吼部隊の重量級
1 《名高き女族長、グラブ
4 《群衆の親分、クレンコ
1 《怪異の闘士
-クリーチャー(30)-
3 《アガサの魂の大釜
4 《鏡割りの寓話
-呪文(7)-
1 《怪異の闘士
3 《致命的な一押し
4 《魔道士封じのトカゲ
4 《売り物のつまみ食い
3 《倦怠の宝珠
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 というわけで先にも挙げた《名高き女族長、グラブ》など新しいゴブリンを採用したパイオニアのリストがコチラ。グラブは墓地のゴブリンを回収できるため、シンプルにアドバンテージを獲得できる。さらに第1メイン・フェイズの開始時にマナを支払って《悪名高き婆、グラブ》に変身させると、今度はクリーチャーに-1/-1カウンターを乗せるという代償を元に、そのクリーチャーのコピーを生成することができる。それからメインとサイドに1枚ずつ採用された《怪異の闘士》、これもまた-1/-1カウンターを置く枯朽を行う……コイツの場合は2個もカウンターを置かなければならないが、同じアクションを対戦相手に強いる。かなり独特な除去能力を持っている。対象は選べないが、ライフをカウンターを置けるクリーチャーがいる限り連打できるので、2,3回使って盤面をグズグズにしてやりたいところだ。

 しかしまあなんといってもメインにおける最大の新戦力は《泥デコの呪い投げ》!1マナでパワー2と打点に優れ、ブロックには参加できない者の最序盤からプレッシャーをかけられる。そしてこのゴブリンは死亡した時に、パワーが2以下のクリーチャーを破壊することができる!《スカークの探鉱者》で喜んで捧げて、《エルフの神秘家》や《僧院の速槍》といったパイオニアの序盤を支えているクリーチャーらをプチッと捻りつぶそう!こういった新ゴブリンらを《人目を引く詮索者》らから繰り出し、殴り勝つのがこのリストの狙い。何ともシンプルで誰にでもとっつきやすく、《咆吼部隊の重量級》《群衆の親分、クレンコ》といったゴブリンの楽しさを感じられるカードが揃っているため、パイオニア初心者にも勧めたい逸品だ。

 

 サイドボードには4枚の《売り物のつまみ食い》の姿が。ゴブリンの数を参照して相手の手札を除き、そこからカードを追放。それがインスタントorソーサリーなら、自分の者として唱えられるという、相手の手札を損失させこちらの手数に繋げる優秀な妨害要因でありアドバンテージ源になり得る1枚だ。唱えられるカードこそ制限されているが、追放するカードは何のタイプでもOKなのがこれの良いところ。《致命的な一押し》とか奪えたらラッキーくらいの感じで、コンボパーツや全体除去など、ゲームに最も影響の大きい手札を追放して優位性を築こう。というわけで少し重めの、ゆっくり戦って逆転を狙うようなデッキ相手に火を噴くサイドだ。

 やっぱりゴブリンは良いなぁ。とにかく見た目が楽しい。《泥デコの呪い投げ》はアンコモンで手に入りやすいのもあり、是非とも使ってみて欲しい1枚だ。《スカークの探鉱者》と組み合わせて賢く美味しく使おう。他にも新ゴブリンカード、フォーマット問わずに絶対試してみてくれよな!

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