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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ボロス・アグロ:注目の1枚、キンザーの歩哨(スタンダード)
『ローウィンの昏明』で再び……20年近くの時を経てこの不思議な次元が我々をファンタジーの世界へと誘う。普段あまりフォーカスされない種族が主役であるため、独特の空気感があるローウィン。中でも最もローウィンらしいのは……キスキンだろう。《アムロー・キスキン》に見られるようにキスキンは他の次元にも生息しているようだが、その数はごくわずか。このタイプは『ローウィン』でピックアップされ、当時の白い軽量クリーチャーの代表格にまでなった。
それから時間を経て、かつてのローウィン時代を知らないプレイヤーにとってキスキンはとても斬新に映ることだろう。キスキンは小さな人型種族で、頭が大きなそのフォルムはとてもかわいらしい。実際にローウィンのキスキンたちは友好的な存在だが、この次元の夜の顔であるシャドウムーアのキスキンたちは他者を疑う閉鎖的な種族となっている。どちらのモードであっても、キスキンたちは思考の糸と呼ばれるもので各個体が繋がっており、小さな身体を侮ると痛い目を見ることになる。最新セットでもその設定は引き続き用いられており、新たなキスキンの団結力が発揮されるかもと、期待が高まる。
| 4 《マルチバースへの通り道》 4 《聖なる鋳造所》 4 《感動的な眺望所》 2 《サンビロウの境界》 4 《ダルコヴァンの露営地》 2 《噴水港》 4 《山》 -土地(24)- 4 《雇われ爪》 4 《勝利の楽士》 4 《キンザーの歩哨》 2 《勇敢なる救出者、スキ》 2 《永劫の勇気》 -クリーチャー(16)- |
4 《塔の点火》 3 《縫い目破り》 1 《失せろ》 4 《トーテンタンズの歌》 4 《戦導者の号令》 4 《画家の仕事場 // 汚された画廊》 -呪文(20)- |
2 《紅蓮地獄》 2 《アバターの怒り》 2 《没収の強行》 3 《門衛のスラル》 1 《鳴り渡る龍哮の征服者》 3 《安らかなる眠り》 1 《新星のヘルカイト》 1 《嵐の討伐者、エルズペス》 -サイドボード(15)- |
そんなキスキンの新カードを用いた、ローウィン環境最初期のスタンダードのデッキを紹介しよう。主役は《キンザーの歩哨》!2マナ2/2先制攻撃に絆魂という優秀なスペックの持ち主で、殴ってヨシ立たせてヨシの万能なキスキンだ。
この歩哨は、攻撃時に手札からクリーチャーを戦場に出せるという能力を持っている。そのクリーチャーは攻撃しているクリーチャーの数以下のマナ総量である必要があるが、単独で殴れば1マナ、2体で殴れば2マナ……僅かでもマナが踏み倒せればデッキの展開力は格段に増す。そしてそのクリーチャーはタップ状態でかつ攻撃している状態で出てくるのだ。実質的に速攻のようなもので、これは後から引いてきたクリーチャーが即ダメージに繋がるという、アグロデッキでは非常に嬉しい恩恵である。
このデッキではこのボロス(赤白)カラーのアグロデッキでは《キンザーの歩哨》と共に軽量クリーチャー達が攻撃を仕掛け、対戦相手のライフを削り取る。キンザーから重めのコストの《永劫の勇気》を繰り出すことが出来れば、勝利はぐっと近づくだろう。この勇気はキンザーに速攻をもたらしてパワーも上昇させるため相性はすこぶる良い。
《永劫の勇気》以外にもクリーチャーのパワーを上昇させてダメージを高める手段が豊富なのがこのリストの特徴だ。クリーチャーを強化しそれが戦場に出た時に対戦相手に1点ダメージを与える《戦導者の号令》、そして攻撃クリーチャーのパワーを上げる《汚された画廊》……それらボロスらしい強化手段で、1枚1枚は小粒のクリーチャーを脅威へと引き上げるのだ。これらのエンチャントと《トーテンタンズの歌》の組み合わせはゲームを終わらせるだけの破壊力を誇る。歌に全力のマナを注いでネズミを生成し、それら速攻を持ったクリーチャーとキンザーで攻撃することで手札のクリーチャーも展開して……具体例を挙げてみよう。
戦場:土地5枚と《戦導者の号令》、クリーチャー無し
この状況で《キンザーの歩哨》→《トーテンタンズの歌》X=2と動くと、まず3体のクリーチャーで号令から3点ダメージ。速攻を持ったキンザーとネズミ2体で攻撃して、キンザーの能力が誘発。《勇敢なる救出者、スキ》を戦場に出す。号令で1点ダメージ、そして号令とスキでクリーチャーのパワーが上昇しており、戦闘ダメージの合計値は……13点!1ターンで17点のダメージを叩き込めるってわけだ。これはやべぇ。考えられる最大効率のダメージを発生させることを狙ってプレイする、強さとパズル的な楽しさを併せ持ったアグロデッキだ。
様々な攻めのデッキで活躍が期待される《キンザーの歩哨》。そして他にも『ローウィンの昏明』にはキスキンが詰め込まれている。これらのカードを用いて、団結力で対戦相手を圧倒しよう!プロツアーでもそう言ったシーンが見られるかも?観戦しつつ実際に自分でもプレイして、ローウィンをとことん味わい尽くそう!
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