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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

想起でパワーアップ!スーペリア・リアニメイト(スタンダード)

岩SHOW


 このコラムを書いているタイミングはちょうど『ローウィンの昏明』プレリ期間が終わり、同セットのカードが構築フォーマットで使用可能になったタイミング。皆が手に入れた新カードをお試しする、新しいリストが出始めるワクワクする期間!

 というわけで今回はそんなタイミングで登場した、新環境の先陣を切ったデッキの紹介といこう。この環境も最高に刺激的なヤツが君を待ってるぜ!

Ito Shogo - 「スゥルタイ・リアニメイト」
デイリーイベント 3-0 / スタンダード (2026年1月18日)[MO] [ARENA]
4 《湿った墓
4 《繁殖池
2 《草むした墓
2 《グルームレイクの境界
2 《ウィローラッシュの境界
2 《ウェイストウッドの境界
2 《地底街の下水道
1 《地底の遺体安置所
1 《魂の洞窟
2 《
1 《
-土地(23)-

4 《不注意な読書家
2 《並外れた語り部
4 《スーペリア・スパイダーマン
4 《ベイルマークの大主
3 《幽愁
1 《峰の恐怖
4 《欺瞞
4 《最後の贈り物の運び手
3 《簒奪者、アーデン
-クリーチャー(29)-
3 《苦々しい勝利
1 《花粉の分析
4 《誉れある死者の目覚め
-呪文(8)-
3 《強迫
3 《脅迫戦術
2 《恐怖の潮流
1 《緊急の検死
1 《苦難の収穫者
2 《魂標ランタン
2 《災厄の占い師、グラルブ
1 《夜陰明神
-サイドボード(15)-
晴れる屋 より引用)

 

 

 墓地のクリーチャーのコピーとして戦場に出る《スーペリア・スパイダーマン》。これの能力で墓地の《最後の贈り物の運び手》を追放してそれのコピーとして戦場に出すことを狙っているのがスタンダードの「スーペリア・リアニメイト」。運び手は唱えた上で戦場に出たことで能力が誘発する……それは戦場のクリーチャーをすべて墓地に送り込み、墓地にいたそれらを戦場に戻すという、大どんでん返し!本来ならヘビーなコストの運び手を唱えるのは大変だが、《スーペリア・スパイダーマン》の4マナなら簡単だ。これで《簒奪者、アーデン》でデーモンらに速攻などの能力を与えたり、《峰の恐怖》と共に他のクリーチャーを蘇らせて大ダメージを発生させたりして勝利をもぎ取る、パワフルなコンボデッキとしてスタンダードでも人気を集めている。

 

 このコンボには墓地にクリーチャーが複数枚落ちていることで成立する。デッキの大部分はそれを後押しするためのサポート役だ。《ベイルマークの大主》や《誉れある死者の目覚め》は複数枚ライブラリーを切削して墓地を満たしてくれる。諜報土地と併せて、これらで墓地を作っていくわけだが……《不注意な読書家》もそういった役目を担う1枚。ターン終了時にカードを1枚引いて捨てることで、任意のクリーチャーを墓地送りに。この手札から捨てるという方法もこの手の墓地利用、リアニメイトと飛ばれるアーキタイプでは重要な存在に。

 そんな存在の最新カードが、ローウィンからやってきた《並外れた語り部》!世界チャンピオンをモデルとする子のエルフは、手札を1枚捨てるとその代わりとなるクリーチャーをライブラリーから探して手札に加えられる……というわけで、運び手を捨ててスパイダーマンを持ってくる、というようなコンボのセットアップとして理想的なムーブを披露してくれる。このエルフはタフネスも高めでブロック役になるのもナイス、使い勝手が良いのでクリーチャーを用いるコンボデッキで目にする機会が多くなりそうだ。

 

 過去のローウィン系のセットと言えば想起を持つエレメンタル達。本来よりも軽いコストで唱えて戦場に出せるが、想起で出たクリーチャーは戦場に残らず即生け贄となる。今回のセットでも新たな想起持ちが登場!それらは5マナ以上のクリーチャーでありながら、混成の2マナで唱えられる。そしてそれらのクリーチャーは唱える際に払った色マナを参照し、戦場に出ると能力が誘発する。

 具体例として《幽愁》は、緑マナ2つで想起コストを支払った場合、アーティファクトやエンチャントを破壊できる。《虚空の力線》などの墓地対策への対抗手段として働いてくれる。あるいは青マナ2つで唱えたなら、カードを2枚引いて1枚捨てる。墓地を増やしつつコンボパーツを引き込む仕事をこなしてくれる。序盤はこれらのモードを使い分けつつ、マナが十分にそろった際には両方の条件を満たせるようにマナを払って戦場に出し、両モードを堪能してね……というデザインなわけだ。生け贄になって墓地に落ちてくれれば運び手で蘇らせる駒にもなり、デッキに噛み合っている。

 そして注目すべきは《欺瞞》。パーマネントを戻して時間稼ぎ、手札破壊をして相手を妨害……この優秀なエレメンタル、《スーペリア・スパイダーマン》でコピーしてしまおう。本来6マナ支払わないと両方のモードを誘発させられないが、スーペリアなら青青黒黒の4マナで唱えて戦場に出してダブル誘発が可能!このアイディア、イカすよねぇ。大振りなコンボデッキの中に、堅実なムーブが増える。手札が空っぽの相手なら、戻して即捨てさせることでパーマネントを除去することもできる。楽しくて強い《スーペリア・スパイダーマン》の新たな有効活用法、体験するべし。

 というわけで新スタンダードのスタートダッシュを切ったデッキを紹介させていただいた。ローウィンのもたらす新感覚カードでスタンダードを遊びまくろう!そんな新環境で争われる2026年の競技イベント一発目、プロツアー『ローウィンの昏明』も週末に控えている!このイベントの生配信も皆に見て欲しいぜ。深夜から翌朝にかけて、新セットのドラフトとスタンダードをガッツリ観戦しようぜ!

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