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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

多相に期待大、スタンダードの同盟者デッキ!(スタンダード)
『ローウィンの昏明』がやってくる……これを書いている段階では本格的なプレビューはまだ始まっておらず、昨年のファーストルックの情報しかないのだが……ローウィンおよびシャドウムーアと呼ばれる次元は既に過去のセットで取り扱われているため、雰囲気はつかめるというものだ。
人間がおらず、おとぎ話に出てくるような巨人やエルフ、キスキンなどが暮らす次元……カードとしてはクリーチャータイプを参照するものが大半を占め、それらのカードと組み合わせることを想定して用意された“多相”クリーチャーが非常に印象的だった。多相という能力は、それを持つカードはすべてのクリーチャータイプを持つというもの。どんなタイプをフィーチャーしたデッキにもなじみ、頭数の少なさを補う便利な連中だ。特に《変わり谷》は名カードとして、今日も愛用され続ける大活躍。そんな《変わり谷》を生成するというビックリカードが公開された時は大いに話題になった。
このカードは他にも多相持ちが出てくることを示唆している。多相が入ることで、特定のタイプを主役にしようとも組めなかったデッキが成立するようになり……すでに成立しているデッキは完成度を増す可能性がある。今回はスタンダードより、その後者。既に活躍しているデッキをご紹介。ローウィンの多相パワーでブラッシュアップされることが予想される「同盟者」を見てみよう!
| 4 《始まりの町》 4 《魂の洞窟》 4 《茶屋「ジャスミンの龍」》 4 《繁殖池》 1 《植物の聖域》 4 《フラッドファームの境界》 1 《ハッシュウッドの境界》 1 《平地》 -土地(23)- 4 《土の王国の守護者たち》 4 《土の味方》 4 《土の将軍の副官》 4 《万里の渓谷の案内人》 4 《南極の航海者》 4 《釜茹岩の暴動者》 4 《素早き救済者、アン》 3 《恐れを知らぬ者、カタラ》 2 《無私なる指揮官、ハコダ》 1 《岐路に立つアン》 -クリーチャー(34)- |
3 《ついに仲間に》
-呪文(3)- |
2 《土の王国の牢番》 1 《見下す高手、メイ》 1 《無私なる指揮官、ハコダ》 1 《除霊用掃除機》 3 《受け継ぎし地の開墾》 2 《幽霊による庇護》 3 《スパイダーセンス》 2 《生存者探し》 -サイドボード(15)- |
同盟者は『ゼンディカー』が初出の比較的新しいカードタイプ。同次元を舞台としたセットにてカードが作られてきたが、『マジック:ザ・ギャザリング | アバター 伝説の少年アン』でメカニズムとして再録された。旅で出会った仲間達と皆で協力して巨大な悪と戦うという同作品のコンセプトをカードに落とし込んだ形だ。同盟者はただタイプ欄に書かれているだけのクリーチャーもいれば、それを参照してその数だけパワーアップしたり、同盟者が戦場に出たり攻撃するなどすることで何かが誘発するカードもある。
そういったカードを束ねて構築されたスタンダードの「同盟者」は、現環境の豊富な多色土地……《始まりの町》《魂の洞窟》などのバックアップにより3色以上のデッキを組むことも問題なし。同盟者用の5色土地《茶屋「ジャスミンの龍」》でさらに安定して運用ができる。このデッキは赤以外の4色のクリーチャーを採用。上記の土地と共に《万里の渓谷の案内人》が色マナの安定化と展開力をアップさせる。全ての土地と同盟者が好きな色マナを加えられるようになる、強力なエンジンだ。
ここから同盟者を並べて、それらを《土の将軍の副官》で強化。副官は他の同盟者に+1/+1カウンターをばら撒き、また同盟者が戦場に出ることで本人もサイズアップ。このカードを上手く使って最大限のダメージを狙っていくのが同盟者デッキの基本戦術だ。同名を組む仲間が多ければ多いほど強くなる、面展開してこそ強いデッキである。
この手のデッキでは展開=手札を吐き出すことを重視するため、すぐに手札が空っぽになる。そこから毎ターンの通常ドローだけで戦っていくと、対戦相手とアドバンテージ差がついてしまうことがある。手数の差による敗北を防ぐためにリソースを回復する手段は必要。だがコントロールデッキのように単純なドロー呪文を採用するというのもデッキのクリーチャーの枠を圧迫してしまう……なのでアドバンテージが獲得できるクリーチャーというのが重要になる。《無私なる指揮官、ハコダ》のようなカードは採用しておきたいということだね。
《南極の航海者》などは軽くてスペックも良く、使い勝手が良いアドバンテージ源だ。同盟者が戦場に出ると1点ライフゲイン、アグロデッキ同士の殴り合いを有利に進め、また同一ターンの2回目の解決であればカードを1枚引ける。これと《恐れを知らぬ者、カタラ》を組み合わせれば同盟者1体を戦場に出すだけでドローが確約されるので、手数の勝負でも優位に立てるだろう。カタラはあらゆる同盟者の誘発を1回追加するため、《土の将軍の副官》でバキバキに強化したり、《素早き救済者、アン》でダブル気の技で相手の盤面を更地にしたりと、機能しだすと勝負を決めてしまう。強くて楽しい、同盟者デッキをプレイするモチベーションになる1枚だ。
『ローウィンの昏明』で同盟者と書かれた新カードは出てこないだろうが、多相を持つカードが1枚でも増えれば「同盟者」デッキにとっては新戦力となる。コストパフォーマンスに優れたアグレッシブな多相などが出現したら要注目!5色どのカラーであっても、同盟者は受け入れ態勢万全だ!このような既存デッキで新カードを迎え入れるもよし、全く新しいデッキを組むもよし……ローウィンがもたらす変化に順応し、2026年もスタンダードを楽しもうぜ!
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