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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!コズミック・スパイダーマンが率いる蜘蛛デッキ(スタンダード)
『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』がやってくる!
いくぞぉぉぉぉッ!
スタンダードを愛する皆でとことん盛り上がれ!道を極めよう!をモットーに連載しているとことん!スタンダー道!。今週はもちろん期待特大の新セット『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』参入後のデッキについてだ。
本セットの気合いは凄い。スパイダーマンといえばマーベルがマルチバース=多元宇宙からなる物語であることを象徴するキャラクターで、別世界のスパイディ達が数えきれないほど存在している。それらすべてをカード化することはむちゃな話だが、可能な限りこのセットに収録するぞ!という気合いがバリバリに伝わってくるラインナップだ。そのため、スパイダーマンをあまり知らない人はもちろん、映画を見たりゲームをやったりしている人でも「こんなスパイダーマンがいるのか」と完全初見のキャラクターがいたことだろう。たとえば……

《コズミック・スパイダーマン》を知っているマジックプレイヤーは全体の何パーセントくらいかな。この5色の蜘蛛・人間・英雄は飛行・先制攻撃・トランプル・絆魂・速攻と5色らしく各色を思わせるキーワード能力を持つ。ライフレースをこれ1枚でひっくり返せるポテンシャルがあり、さらに自分のターンの間に全ての蜘蛛にこれらの能力を持たせるという、ド派手は支援も行う。他に2、3体蜘蛛がいる状況で《コズミック・スパイダーマン》を出せれば即座にゲームエンド級のパワフルな1枚である。
今回はこの《コズミック・スパイダーマン》率いる5色のスパイダーデッキを考えてみよう!5色デッキとなるとマナ基盤が気になるところだが、幸い現行スタンダードには《魂の洞窟》《閑静な中庭》と特定のタイプに対して用いることができる5色土地が存在している。蜘蛛タイプを指定して、コミックさながらスパイダーメン大集結の図を作り上げよう。

スパイダー○○達は誰もかれも伝説の存在、それらを複数採用したデッキは組みにくく感じるかもしれない。複数枚引いた時のリスクが大きいからね。そんな伝説クリーチャーのジレンマを解消するのが《スパイダー・バース》。同名の伝説クリーチャーが並びたてないレジェンド・ルールを蜘蛛に関しては無視してOKというルール破壊系のエンチャント。そして手札以外から呪文を唱えるたびにそれをコピーするという能力もついている。これで伝説の蜘蛛らを複数体並べ、しかもそのコピーは速攻を持ってすぐさま攻撃させられる!
コストは重めで、これを出しただけでは何もしないタイプのカードであるため、運用にはリスクが伴う。しかしそれを乗り越えられれば、コミックや映画さながらに沢山の蜘蛛達が戦場に居並ぶ光景を作りだせるだろう。

《スパイダー・バース》の手札以外から呪文を唱えるという条件を満たすにはどのカードを使えばよいか。墓地やライブラリーの上などから呪文を唱えられるようにするものは色々とあるが、手っ取り早いのは追放領域。《グウェン・ステイシー》はライブラリーの一番上を追放してそれを唱えられるようにしてくれる。赤によくある衝動的ドローという、期限付きのアドバンテージ源であるわけだが、グウェンは彼女をコントロールしている限りというもの。即除去されれば恩恵は得られないかもしれないが、逆に考えれば後続のために彼女で除去を誘い出せるかもしれない。うまくいけばアドバンテージを得ながら《ゴースト・スパイダー》の変身まで持っていけるだろう。変身すればサイズも上がりキーワードを3つ持ち、蜘蛛になるためこのタイプへのサポートも受けられる。追放領域からカードをプレイするとカウンターが乗ってサイズが上がり、またこのカウンターを消費して次なるカードを追放できる。《メイおばさん》や《スパイダーパンク》と相性が良い。
| 4 《魂の洞窟》 4 《閑静な中庭》 4 《踏み鳴らされる地》 4 《聖なる鋳造所》 3 《繁殖池》 3 《ハッシュウッドの境界》 1 《マルチバースへの通り道》 1 《都市の避難先》 -土地(24)- 3 《スピナレットとスパイダリング》 3 《放射線を浴びた蜘蛛》 2 《メイおばさん》 4 《グウェン・ステイシー》 3 《スパイダーパンク》 1 《ピーター・パーカー》 2 《驚嘆の救い手、スパイダーウーマン》 2 《ひきつる人形》 3 《蜘蛛の心、アラーニャ》 2 《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》 3 《魂を紡ぐもの》 4 《コズミック・スパイダーマン》 -クリーチャー(32)- |
4 《スパイダーマンの原点》 2 《縫い合わせの旗》 2 《スパイダー・バース》 1 《親族旗》 -呪文(9)- |
|
《コズミック・スパイダーマン》をゴールにして、《グウェン・ステイシー》や《スパイダー・バース》で展開力を付与。《メイおばさん》《スパイダーパンク》で+1/+1カウンターを乗せてサイズアップを狙う。+1/+1カウンターといえば《蜘蛛の心、アラーニャ》。彼女はカウンターが乗っている=改善されているクリーチャーで対戦相手に戦闘ダメージを通すことにより、ライブラリートップを追放。それが唱えられるようになる衝動的ドローで《スパイダー・バース》《ゴースト・スパイダー》とも相性◎。ビートダウンの強化役としてもシンプルに優秀だね。他にも《縫い合わせの旗》《親族旗》などでも蜘蛛たちを強化し、《スパイダーマンの原点》での二段攻撃や《コズミック・スパイダーマン》での超絶強化からの大ダメージを狙う!ちょっとオーバーキル気味な勝利を狙うのもまたスタンダードの醍醐味だ。
《コズミック・スパイダーマン》をはじめスパイダーマン関連のキャラクターを一人でも多く知ってもらえたら幸いだ。そしてそれらの魅力あふれるカードでスタンダードを遊ぶ……最高過ぎるぜ。この秋は蜘蛛たちと共にスタンダー道を駆け抜けよう!それじゃあデュエルスペースで待ってるぜ。
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