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岩SHOWの「デイリー・デッキ」
とことん!スタンダー道!まさかまさかの複製術、コピーされ続ける先駆者(スタンダード)
オイ!オイ!オイ!スタンダードやるぞぉぉぉ!
スタンダー道の時間がキタキタキタァ!!まずは最新情報から……
【お知らせ】プレイヤーズコンベンション千葉2025にて開催される「ジャパンスタンダードカップ」より、新たな描き下ろしプロモカード企画が始動!豪華プロモの獲得を目標に、キミも日本一のスタンダードプレイヤーを目指そう!
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) December 10, 2024
詳細は「こちマ!!」記事をチェックhttps://t.co/sB5RxIl7ro #mtgjp https://t.co/th3WZhfawp pic.twitter.com/SMMMSZvgGU
2025年2月に開催予定のジャパンスタンダードカップにて、プロモカードが配布されることが判明!参加賞で《兄弟仲の終焉》、ニコル・ボーラスとウギンの兄弟が戦う新規アートがたまらねぇ!そして上位入賞者にはさらに《ティシャーナの潮縛り》が配られる!大会で好成績を残した証、世界中でも所持者の限られるトロフィー代わりのプロモカード、最高じゃやないか。どちらも構築シーンで活躍するカードで、大満足のチョイスに大感謝。
これらのプロモが手に入るスタンダードの一大決戦までまだ時間はある。デッキ自体は直前まで定まり切らないかとは思うが、今からスタンダードのプレイを重ねて地力をつけておくのは大事だな。この期間を有効に活用したプレイヤーが、勝利を手にするのだろう。当日「何このデッキ……知らないぞ……」ということがなるべく起きないように、出来の知識を深めておきたいね。というわけでスタンダードをとことん楽しむ当コーナー、今週はスタンダードのマイナーデッキを紹介しよう!ディープな世界にご案内。
とことん!複製道!
4 《ヤヴィマヤの沿岸》 4 《植物の聖域》 4 《神秘の神殿》 1 《迷路庭園》 6 《島》 -土地(19)- 4 《池の預言者》 4 《稲妻罠の教練者》 4 《荒野無頼団の先駆者》 1 《イモデーンの徴募兵》 -クリーチャー(13)- |
4 《選択》 4 《手練》 4 《送還》 4 《水飛沫の門》 4 《機を見た干渉》 4 《声も出せない》 4 《ヴェズーヴァの複製術》 -呪文(28)- |
4 《潜水》 4 《脚当ての陣形》 4 《這いまわる落書き屋》 3 《除霊用掃除機》 -サイドボード(15)- |
Magic Onlineでは常時リーグ戦が開催されており、5戦全勝を達成したリストの一部が定期的に公開されている。12月上旬、スタンダードリーグにて衝撃的なリストがその姿を現した。このデッキは……《ヴェズーヴァの複製術》が主役ゥ!?この複製術、兎に角変なカードが好き!というプレイヤーにはぶっささる類のもので、僕の周りでもやたらと好きな人がることで至高の片隅には残り続ける、そんな存在感を持ったエンチャントだ。自身のクリーチャーやアーティファクトに対して、それのみを対象にする呪文を唱えた時に能力が誘発。その対象になったパーマネントのコピーであるトークンを生成するという……かなりニッチな挙動を披露する1枚。このデッキはこの複製術を使って、クリーチャーのコピーを作りまくることを狙っている、マニアならよだれ物のコンボデッキだ。
その増やすクリーチャーとは……《荒野無頼団の先駆者》!先駆者は戦場に出た時に好きなマナ1つを加える能力、そして他にパワー4以上のクリーチャーが戦場に出てくると1枚カードを引く能力を備えている。これを複製術でコピーすると、さらなるコピーを生み出すために必要なマナと手札が手に入る。たとえば《機を見た干渉》で対象にとってコピーを作る→先駆者が2体になり、先に出ていた1体の能力でドローし1マナ加える→そのマナを使ってまた1マナの呪文で先駆者を対象に取る→計3体になり、先に出ていた2体で2枚ドローしマナを加えて……という具合に、ドローする枚数が加速度的に増えていく。1マナの呪文をたっぷり採用しておけば、大量ドローでそれを手に入れ、ループを継続させることが可能になる。
十分なコピーが生成されたら、先駆者で加えるマナを赤にして《イモデーンの徴募兵》を唱え、全コピーに速攻を付けて攻撃!フィニッシュ!かなり腕白なコンボだが、これが実際にプレイしてみると意外と理にかなっているように感じられる。先駆者の計画能力でこれを追放しておいて、複製術を出してから0マナで唱えることでリスクを可能な限り避けながらコンボを始動することが可能だ。1マナ呪文で先駆者をコピー、一体何枚持ってるのかわからないレベルの手札を抱える動きは、他のコンボでは体験できない気分の高揚をもたらしてくれる。
さて、先駆者をコピーするための手段として、青の1マナ呪文は4種計16枚採用されている。その中には《送還》《声も出せない》など対戦相手のクリーチャーを対象に取れるものもある。これらは可能な限り自分のコンボに用いたいが、いざとなれば対戦相手のクリーチャーへの疑似的な除去として用いて、時間稼ぎすることも可能だ。こういうコンボパーツに別の使い方があるデッキというのは、判断は難しいが色んな望みが繋がるという点が素晴らしい。《声も出せない》はこれがついたクリーチャーは能力を失ってしまうが、対象にとってからコピーが出てくるまでの間は解決されず、まだ先駆者についていない。そのためコピーが出てきてドローしてという動きは可能なので、遠慮せずに貼り付けてコンボを繋げよう。
《水飛沫の門》は自身のクリーチャーを追放して戻すソーサリーで、これで先駆者を出入りさせればマナとドローも得られて、コンボ完走がかなり見えてくる。デッキに採用した他のクリーチャー、《池の預言者》《稲妻罠の教練者》の能力を再利用して複製術などのパーツを集めつつ追加の効果でドロー、という動きも強い。他にも呪文の選択肢はあるかもしれない、スタンダードのカードプール、今一度見直してみる価値あり!
まだまだスタンダード、奥深いな。まさか《ヴェズーヴァの複製術》デッキが出てくるとは……我々ももっともっとデッキ構築、チャレンジしていかないとね。どんなカードにもチャンスがある、どんなデッキを作ったって良い。自慢のデッキが完成、自分の地力に自身が湧いたら、いざ大会に参加してみよう!とことん、スタンダードという道を歩もうぜ。
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