- HOME
- >
- READING
- >
- 岩SHOWの「デイリー・デッキ」
- >
- 今週のCool Deck:残暑に贈るクール2連発! 一撃必殺コンボ&激シブ黒単(パイオニア&モダン)
READING
岩SHOWの「デイリー・デッキ」
今週のCool Deck:残暑に贈るクール2連発! 一撃必殺コンボ&激シブ黒単(パイオニア&モダン)
季節も夏を経て、段々と夜なんかクールになってきたなぁ……
やあ、クールガイの諸君。秋の到来はさまざまなものをもたらす。風景の変化、秋の味覚、スポーツにも文化的なことにも向いている季節だし、ついつい夜長もしてしまう。
そしてマジック。秋は新セットのリリース時期、新たなカードに新たな戦術……秋はマジックの旬の時期だ、間違いない。クールなデッキと出会える確率も増えるというものだ。
そこで、今回はダブル・クールデッキ! 2つのデッキを紹介しよう。君の心に「Cool」の四文字が浮かび上がれば光栄だ。ではとくとご覧あれ!
1 《沼》 1 《山》 4 《血の墓所》 1 《泥濘の峡谷》 4 《憑依された峰》 1 《竜髑髏の山頂》 4 《荒廃踏みの小道》 1 《目玉の暴君の住処》 2 《バグベアの居住地》 1 《ロークスワイン城》 1 《反逆のるつぼ、霜剣山》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 -土地(22)- 1 《歓楽の神、ゼナゴス》 1 《世界棘のワーム》 -クリーチャー(2)- |
4 《思考囲い》 3 《致命的な一押し》 3 《腐敗した再会》 4 《命取りの論争》 3 《火の予言》 3 《吸血鬼の口づけ》 2 《戦慄掘り》 4 《鏡割りの寓話》 4 《ヴァラクートの覚醒》 4 《不屈の独創力》 2 《大勝ち》 -呪文(36)- |
3 《引き裂く流弾》 2 《強迫》 1 《高山の月》 2 《神々の憤怒》 2 《危難の道》 2 《思考のひずみ》 3 《神聖の力線》 -サイドボード(15)- |
このクールなデッキは? その1
パイオニアの黒赤2色のコンボデッキ。一体何を狙っているのか?
その引き金となるのは《不屈の独創力》。
まあ赤いコンボといえば、ってところがある1枚だな。この独創力のクールなところは、対象にするものはアーティファクト or クリーチャー、ライブラリーから出てくるものもそのどちらかでOKな点。クリーチャーを対象としてアーティファクトをライブラリーから出しても良いし、その逆もアリ。
このデッキが狙うのはどちらかというと後者だな。宝物や血といったアーティファクト・トークンを生成し、ライブラリーの中のクリーチャーを直接戦場へ送り出す。
また《不屈の独創力》は対象を好きなだけ取ることも可能な点にこのコンボは注目している。X=2で唱えてライブラリー内のクリーチャー2枚を揃えるわけだ。
そのプロセスを経て出てくるタッグチームは《世界棘のワーム》《歓楽の神、ゼナゴス》!
15/15のワームが出てきて、戦闘に入るとゼナゴスがこれに速攻を与えつつそのサイズを倍にする! パワー30のトランプルでぶち抜く! 大抵の相手はこのワンパンでフィニッシュだ。
ワームが《冥府の掌握》などで除去されたとしても、5/5の仔ワームを3体遺していくので安心。これらで戦闘を行いつつ、ライブラリーに戻った親ワームを再び独創力! クールにやりなおせば良いのさ。
この手のデッキの抱える問題は、コンボパーツをうっかり引いてしまうということ。ワームの方は《大勝ち》や《鏡割りの寓話》で捨ててしまえば自動的にライブラリーに帰っていくが、ゼナゴスはそうもいかない。
なので《火の予言》《ヴァラクートの覚醒》でライブラリーに押し込む!
赤のクールな器用さが発揮されているね。あとはワームであれば《思考囲い》を自分に打って捨てるという、一見バカやってるような最終手段もある! 自分で手札もライフも減らすなんて、本来ならノーセンキューだが、即座にコンボを決めてゲームに勝てるのであれば、躊躇せずにクールにスイッチオン!
8 《沼》 4 《湿地の干潟》 2 《新緑の地下墓地》 4 《陰謀団の貴重品室》 3 《ロークスワイン城》 3 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 -土地(24)- 3 《戦慄の朗詠者、トーラック》 1 《残虐の執政官》 1 《グリセルブランド》 -クリーチャー(5)- |
4 《思考囲い》 3 《コジレックの審問》 4 《不敬な教示者》 4 《致命的な一押し》 2 《血の長の渇き》 2 《精神迷わせの秘本》 2 《滅び》 4 《絶望招来》 3 《不憫な悲哀の行進》 3 《ヴェールのリリアナ》 -呪文(31)- |
4 《ダウスィーの虚空歩き》 1 《隔離するタイタン》 1 《約束された終末、エムラクール》 2 《探検の地図》 2 《大祖始の遺産》 2 《屍呆症》 1 《滅び》 2 《仕組まれた爆薬》 -サイドボード(15)- |
このクールなデッキは? その2
モダンの黒単色のコントロールデッキだ。『団結のドミナリア』で《ヴェールのリリアナ》が再録され、手に入りやすくなったことでこのカードをきっかけにモダンデビューを狙うプレイヤーもいるだろうな……と、そんな方々にオススメのデッキを探しているところに出逢った、黒への愛が伝わるリストだ。
《思考囲い》などの手札破壊、《滅び》などのクリーチャー除去、そして両方できる《ヴェールのリリアナ》で対戦相手の自由なゲームプランを崩す。
《絶望招来》でお互いの持つカードの枚数差を拡げ、《残虐の執政官》《グリセルブランド》といった大物でフィニッシュ。
必要なマナは《陰謀団の貴重品室》《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》で供給する。
この黒単コントロール、現状でも十分にクールなものだが、ドミナリア加入後はここに《黙示録、シェオルドレッド》を加えることが可能になる。
機械の父、ヨーグモスの最期の地を背景に、新ファイレクシアの法務官が降臨する……その光景だけでもテンションが上がるものだが、さらにカードを引くと2点ライフを得る能力が絶妙に噛み合っている。そう、《グリセルブランド》とね! 7点ライフを支払って7枚ドロー、高い代償に十分見合うたっぷりのリソースをもたらすこの悪魔、シェオルドレッドが横に入れば払ったライフが倍額になって返ってくる! ライフも手札も増えたら、もう負ける道理はないだろう? クールに対戦相手の心をへし折れ!
クールなまとめ
今回は《不屈の独創力》の一撃必殺コンボと、激シブな黒単コントロールとを取り上げさせていただいた。まだまだクール探求の旅は続く。ドミナリアという約束の地が、我々にさらなるクールをもたらさんことを。それじゃあ今週はここまで。Stay cool! Let's unite!!
RANKING ランキング
NEWEST 最新の読み物
-
2024.12.27コラム
X(旧Twitter)企画「開運! #マジック新年初開封 キャンペーン2025」開催!|企画記事
-
2024.12.26広報室
2025年1月より「プレインズウォーカー・フレンドリーマッチ(PWFM)」新シーズン!その他イベント情報更新も|こちらマジック広報室!!
-
2024.12.26戦略記事
とことん!スタンダー道!セレズニア・トークンで良いお年を(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.25戦略記事
師走のサプライズ!物あさり復活、今こそホロウワン(モダン)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.24戦略記事
リザード・バーン:紙のトカゲは冬眠しない(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.23戦略記事
グルール&ボロス、赤いアグロとダメージ呪文(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事