- HOME
- >
- READING
- >
- 岩SHOWの「デイリー・デッキ」
- >
- モノリスから無限のパワー!(レガシー)
READING
岩SHOWの「デイリー・デッキ」
モノリスから無限のパワー!(レガシー)
無限のパワー!……欲しいよね。いや言わなくてもわかってる、欲しくないやつなんかいないね。どんなジャンルでも、尽きることがない無限のパワーを得られれば成功するってなもんだ。
ルールを破らずにそれを得るために、皆それぞれに努力や工夫をする。マジックだってそうだ、無限に何かを得れば、えてしてそれは勝利に直結する。それを得るために、大きな代償を払ったり綿密な下準備を行ったりするのだ。
ただ、時に比較的簡単に無限のパワーへと到達する術が手に入ることもある。2枚の組み合わせで無限にトークンが出せたり、マナを得られたり……今日はレガシーの2枚コンボをご紹介しよう。
そのパーツの1つは《Power Artifact》。
カード名に「パワー」が含まれてるのがそれらしいよね。マジック史上2番目のエキスパンションとなる『アンティキティー』に収録されているカードで、その名の通りこのセットのテーマであるアーティファクトに関係のあるオーラだ。これをつけているアーティファクトの起動型能力のコストを{2}軽くするという能力で、本来ではありえない挙動を起こして無限へと至るのだ。
パワーほとばしるリストはこれだ!
5 《冠雪の島》 2 《Tropical Island》 1 《霧深い雨林》 2 《溢れかえる岸辺》 1 《汚染された三角州》 2 《沸騰する小湖》 4 《古えの墳墓》 2 《裏切り者の都》 -土地(19)- 4 《歩行バリスタ》 -クリーチャー(4)- |
4 《水蓮の花びら》 4 《渦まく知識》 4 《思案》 2 《定業》 4 《目くらまし》 4 《厳かなモノリス》 4 《Power Artifact》 3 《直観》 4 《意志の力》 4 《大いなる創造者、カーン》 -呪文(37)- |
1 《トーモッドの墓所》 2 《水流破》 2 《夏の帳》 1 《墓掘りの檻》 1 《マグマ地雷》 1 《多用途の鍵》 1 《真髄の針》 2 《残響する真実》 2 《罠の橋》 1 《玄武岩のモノリス》 1 《マイコシンスの格子》 -サイドボード(15)- |
ひとまず《Power Artifact》を引かなければ始まらないので、色も合っているので青のドロー呪文をしこたま採用している。《Power Artifact》を直接サーチするために《直観》まで使う念の入りっぷりだ。
青ということは打ち消し呪文も用いることが可能、《目くらまし》に《意志の力》と、マナを支払わずに唱えられる「ピッチスペル」と呼ばれる打ち消しで《Power Artifact》をねじ込むのだ。
さて肝心の《Power Artifact》を何に貼り付けるかだが、その答えは……モノリスだ。
《厳かなモノリス》は通常の方法ではアンタップしない代わりに3マナも生み出す強力なマナ加速アーティファクトだ。{4}支払えば起こすことができるのだが……この能力のコストを《Power Artifact》で{2}安くすると、3マナ出して2マナで起こす、3マナ出して2マナで起こすと、何度でもマナを引き出すことが可能になる。これぞまさしく無限のパワー!
《厳かなモノリス》の5枚目として《玄武岩のモノリス》もサイドに用意して、《大いなる創造者、カーン》で引っ張ってくることが可能。《直観》とあわせて、かなりコンボパーツは揃えやすくなっている。モノリスから無限のパワーを引き出すなんて、なんだかSFチックで良いじゃないか。
無限マナを得て、それを注いで勝利するためのカードといえばこの手のコンボですっかりお馴染みの《歩行バリスタ》だ。
これで思う存分カウンターを得て、バスバスとダメージを撃ち込んで勝利してやろう。これもモノリス同様、カーンからアクセスできる追加のカードが用意されている。《マグマ地雷》だ。
昔は無限マナからのフィニッシュといえばこのカードだった……バリスタと共演する光景はオールドファンにとってはなんだかグッとくるものがある。もし対戦相手が能力の対象にならないという状況下であれば、《マイコシンスの格子》で行動不能にしてからバリスタやカーンでクリーチャー化させたアーティファクトで殴って勝とう。
《古えの墳墓》《裏切り者の都》と2マナ土地があり《水蓮の花びら》まで採用しているので、かなりの幸運に恵まれれば1ターンキルも狙える。
そこまでじゃなくても、2~3ターンでコンボを決められるので、スピード勝負はどんとこい。
逆にメインデッキには一切自衛手段がなく、カーンから持ってくる《罠の橋》頼りのデッキなので序盤にコンボが決められないとライフがピンチになってしまうので要注意。2マナ土地とカーンを使うデッキと言えば《虚空の杯》を使うものだが、このデッキでは自分も1~2マナのカードを多く採用しているので不採用だ。なので、純粋にコンボを狙いに行く愚直なデッキと言える。
無限のパワーの代償として器用さを捨てた《Power Artifact》コンボ。対戦相手に「シブいコンボっすね~」と言われたいマニアックなあなたにオススメだ。
RANKING ランキング
NEWEST 最新の読み物
-
2024.11.15戦略記事
今週のCool Deck:イゼット厄介者で機織りの季節を楽しもう(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.11.15お知らせ
MTGアリーナニュース(2024年11月11日)|お知らせ
-
2024.11.15広報室
すべての基礎となるスタンダード対応セット『ファウンデーションズ』本日発売!関連キャンペーンも開催|こちらマジック広報室!!
-
2024.11.14戦略記事
とことん!スタンダー道!ゴルガリ・ランプと『ファウンデーションズ』の注目カード(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.11.14読み物
第50回:『ファウンデーションズ』統率者ピックアップ|クロタカの統率者図書館
-
2024.11.13戦略記事
墓地を貯めて大ダメージを狙え、ジャンド昂揚(モダン)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事