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岩SHOWの「デイリー・デッキ」
アゾリウス・フレンズ(モダン)
ドビンはプレインズウォーカーを指折り数えた。自分自身に、ドムリ、ケイヤ、ラル、ヴラスカ……そしてボーラスでちょうど6になった。
《ドビンの鋭感》のフレイバーテキストだ。ドビンがカウントしたメンバーは、ボーラス側のメンバーとして『灯争大戦』に臨むことになるのだろうか? プレインズウォーカーのチームといえばゲートウォッチがすでに存在するが、彼らに対抗するのがこの6人なのか、あるいは……と妄想が加速してしょうがない。やっぱり能力者のチームって、ワクワクするよな! この春の新情報が待ち遠しい。
ドビンが『灯争大戦』で誰と手を組むのかはまだわからない部分が多いが、カードとしてのドビンは同じ青と白のプレインズウォーカーたちとチームを結成して、すでに活躍しているようだ。
モダンのプレインズウォーカー重視のコントロール・デッキにて集ったのはこの4人だ!
5 《島》 2 《平地》 2 《神聖なる泉》 4 《溢れかえる岸辺》 2 《氷河の城砦》 4 《天界の列柱》 4 《廃墟の地》 2 《幽霊街》 -土地(25)- 2 《瞬唱の魔道士》 -クリーチャー(2)- |
4 《選択》 4 《流刑への道》 1 《呪文嵌め》 2 《アズカンタの探索》 2 《機を見た援軍》 1 《世界のるつぼ》 4 《謎めいた命令》 4 《終末》 2 《論理の結び目》 2 《大判事、ドビン》 2 《試練に臨むギデオン》 3 《精神を刻む者、ジェイス》 2 《ドミナリアの英雄、テフェリー》 -呪文(33)- |
1 《瞬唱の魔道士》 1 《悪斬の天使》 1 《黎明をもたらす者ライラ》 2 《払拭》 4 《安らかなる眠り》 2 《否認》 1 《天界の粛清》 1 《解呪》 1 《残骸の漂着》 1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 -サイドボード(15)- |
まず1人目、《大判事、ドビン》。
3マナと軽くて扱いやすく、飛行機械・トークンを生成して自衛も可能。ただどちらかといえば攻撃的なカードであり、トークンで殴って[+1]能力で忠誠度を一気に上昇させ、[-7]能力に繋げたい。この能力はあの《時を越えた探索》を上回る10枚見て3枚ゲットという、質・量ともにとてつもないカードアドバンテージをもたらしてくれるものだ。相手のクリーチャーは除去し、まずい呪文は打ち消しながら、トークンで殴って手札を補充。この「青白コントロール」は他のリストよりも攻撃的なアプローチを取っている。
2人目は、《試練に臨むギデオン》。
[+1]能力でダメージを抑えてあなたや仲間のプレインズウォーカーを護るのが主な役目だ。紋章を得て、ギデオン自身をどうにかしなければゲームに勝てないという状況を作ってやるのも、各種コンボデッキには嫌がらせになる。いざ相手の盤面ががら空きになれば、4/4となって飛行機械たちとともに殴りに行ってゲームを速やかに終わらせてくれるのも頼もしい。3マナというコストがこれまた扱いやすくて良いね。
3人目は、《精神を刻む者、ジェイス》。
出ましたアドバンテージの化身。毎ターン《渦まく知識》をもたらす驚異の手札供給役で、枚数的にも最優先されている。正直なところ、他のメンバーは彼が生き延びるための囮になってくれればそれだけで役目を果たしていると言っても過言ではない。もちろん、揃って立っている盤面を作れればもはや敵なしだ。《稲妻》などを持っている相手には[+2]能力から入って忠誠度を上げておくのもお忘れなく。手札に打ち消しがある時は[-1]能力も強力な選択肢だ。
最後となる4人目は、《ドミナリアの英雄、テフェリー》。
彼もまたジェイスに勝るとも劣らないアドバンテージの化身であり、ゲームエンドを告げる1枚だ。スタンダードでその強さは身に染みて実感している方が多いと思うが、モダンでもその強さは変わらない。プレインズウォーカーが計9枚入っており、メインから動くことが多いこのデッキでは、土地を2枚アンタップするその隙のなさが頼もしい。
これら4人のプレインズウォーカーを繰り出し、《終末》で彼らに仇をなすクリーチャーは排除し、《謎めいた命令》で有利な状況に覆させない。
このプレインズウォーカー戦略に加えて、このデッキでは土地破壊による拘束もデッキのコンセプトとなっている。《廃墟の地》で基本でない土地を破壊し、相手のライブラリーから基本土地を引き出す。これをさらに《幽霊街》で割る。《世界のるつぼ》でこれらを毎ターン使いまわして、相手の土地を根絶やしにして勝ち手段を奪おうというわけだ。
ウルザの土地を揃える「トロン」や《溶鉄の先鋒、ヴァラクート》を用いるデッキなど、いわゆる土地コンボへの耐性もアップさせている。これらの土地破壊土地を、自分のターンではマナを出すために使って、テフェリーで起こして投げつける、という動きは一度はやってみたいね!
プレインズウォーカーを複数体並べる、というのはいつの時代・どんなフォーマットでもこの上なく気分が良くなることなので、皆もそれぞれのチームを結成させたデッキで愉悦なゲームを体験しよう! 《ニッサの誓い》を絡めて5色で、なんてのもアリだな!
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