- HOME
- >
- READING
- >
- 市川ユウキの「プロツアー参戦記」
- >
- イニストラード・チャンピオンシップ 後編
READING
市川ユウキの「プロツアー参戦記」
イニストラード・チャンピオンシップ 後編
こんにちは! 市川です!
今回は前回記事の続きとして、イニストラード・チャンピオンシップの大会レポートを綴っていこうと思います。よろしくお願いします。
目次
- 0.イベント概要と目標
- 1.DAY1/ヒストリックラウンド
- 2.DAY1/スタンダードラウンド
- 3.DAY2/ヒストリックラウンド
- 4.DAY2/スタンダードラウンド
- 5.DAY3/ヒストリック
- 6.デッキリスト解説
- 7.まとめ
0.イベント概要と目標
2021-2022シーズンの組織化プレイについて前置きしておくと、前回『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ時の記事でも書いたように、今季にてプロリーグという枠組みが終了となります。
つまるところ現時点でのセットチャンピオンシップにおける勝利の価値は「大会自体の賞金」と「世界選手権への招待」です。世界選手権への招待条件は、
全3回あるセットチャンピオンシップのいずれかで「トップ"6"」に入賞すること
トップ6とは?と一瞬疑問符が付きますが、今回のチャンピオンシップも最近のトーナメントと同様にトップ8からはダブルエリミネーションが採用されています。
そのため0勝2敗でトーナメントから最速で退場することになった場合、順位が7位もしくは8位で確定するようです。つまり、「トップ8に入ってから少なくとも1勝はすること」が重要になります。
全3回あるセットチャンピオンシップで得られた勝ち点でリーダーボード上位に入賞すること
トップ6に入れなかったプレイヤーにも世界選手権への道が用意されています。
ざっくりいうとチャンピオンシップのマッチポイントごとや、トップ8入賞などで、世界選手権予選ポイント(WCQP)が付与され、全3回での獲得ポイントが上位のプレイヤーに世界選手権への出場権が与えられます。
ちなみにリーダーボード上ではリーグメンバー、リーグに所属していないプレイヤーでスロットが別にされています。リーグメンバー(MPL/ライバルズ)から上位5名、リーグに所属していないプレイヤーから上位8名が選ばれます。
現世界選手権王者であること
これはもう言わずもがなでしょう。高橋さん! 世界選手権優勝おめでとうございます!
以上3つ(実質2つ)の世界選手権への道があります。これは世界選手権出場のチャンスだと思いました。
というのも、リーグに所属していないプレイヤーは、計3回行われるセットチャンピオンシップの権利を獲得するのも一苦労だからです。勝率ではなく獲得ポイント(≒勝利数)を参照しますから、すべてのチャンピオンシップに出場するだけでチャンスがあります。
シーズン1回目となる今回のチャンピオンシップに出場できているだけで他のプレイヤーと比べると大きくリードしていることになるでしょう。すべてのチャンピオンシップに出られるプレイヤーは、果たしてどれくらいいるのでしょうか。
私は全3回のチャンピオンシップに出続けるだけでも世界選手権出場のチャンスがあるのではないかと考えました。セットチャンピオンシップは10勝5敗以上で次回セットチャンピオンシップの権利を獲得できます。
当然ですが、この方法で次回セットチャンピオンシップの権利を獲得するのが最も効率的です。獲得ポイントで世界選手権に近付きますし、MTGアリーナの予選ウィークエンドなどの権利戦に挑戦する必要がなくなるため、次回セットチャンピオンシップのフォーマットに集中して取り組むことができます。
ということで今回の目標は次回セットチャンピオンシップの権利を獲得できる「10勝5敗以上」。シーズンを通して全3回のチャンピオンシップを完走することで世界選手権参加を目指します。
1.DAY1/ヒストリックラウンド
DAY1はヒストリック3回戦、スタンダード4回戦の計7回戦。トータル4勝3敗以上で2日目に進出できます。
初日落ちしてしまうと、前述した獲得ポイントが初日分で打ち止めになってしまいます。初日抜けと初日落ちは獲得ポイントを考えると雲泥の差です。
3 《沼》 1 《森》 4 《草むした墓》 4 《花盛りの湿地》 4 《闇孔の小道》 3 《カルニの庭》 1 《目玉の暴君の住処》 2 《ファイレクシアの塔》 -土地(22)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 4 《貪欲なるリス》 3 《よろめく怪異》 -クリーチャー(15)- |
4 《魔女のかまど》 2 《魂標ランタン》 4 《致命的な一押し》 1 《村の儀式》 4 《命取りの論争》 4 《パンくずの道標》 4 《食肉鉤虐殺事件》 -呪文(23)- |
1 《夢の巣のルールス》
-相棒(1)- 2 《辺境地の罠外し》 2 《魂標ランタン》 4 《思考囲い》 1 《骨の破片》 2 《神秘の撤回》 1 《大渦の脈動》 1 《定命の槍》 1 《戦慄衆の指揮》 -サイドボード(14)- |
使用デッキは前回の記事にもある通り、メタゲーム予想においてトップ3と目される「白緑人間」「ヘリオッド・カンパニー」「イゼット・フェニックス」に有利とされる「ゴルガリ・フード」です。
- 第1回戦:白緑人間 ○○
- 第2回戦:白緑人間 ○○
- 第3回戦:ジャンド・フード ○××
9 《平地》 1 《森》 4 《寺院の庭》 2 《陽花弁の木立ち》 4 《枝重なる小道》 2 《フロスト・ドラゴンの洞窟》 1 《ハイドラの巣》 -土地(23)- 4 《エスパーの歩哨》 3 《スレイベンの検査官》 1 《不屈の護衛》 1 《巨人落とし》 1 《有望な信徒》 4 《光輝王の野心家》 4 《サリアの副官》 3 《スレイベンの守護者、サリア》 4 《精鋭呪文縛り》 3 《イーオスのレインジャー長》 2 《輝かしい聖戦士、エーデリン》 2 《粗暴な聖戦士》 -クリーチャー(32)- |
1 《ドロモカの命令》 4 《集合した中隊》 -呪文(5)- |
1 《巨人落とし》 2 《封じ込める僧侶》 4 《スカイクレイブの亡霊》 2 《傑士の神、レーデイン》 3 《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》 2 《安らかなる眠り》 1 《ドロモカの命令》 -サイドボード(15)- |
9 《平地》 2 《森》 4 《寺院の庭》 2 《陽花弁の木立ち》 4 《枝重なる小道》 2 《ハイドラの巣》 -土地(23)- 4 《エスパーの歩哨》 3 《有望な信徒》 1 《不屈の護衛》 1 《巨人落とし》 4 《光輝王の野心家》 4 《サリアの副官》 3 《スレイベンの守護者、サリア》 4 《精鋭呪文縛り》 4 《イーオスのレインジャー長》 2 《輝かしい聖戦士、エーデリン》 2 《粗暴な聖戦士》 1 《スカイクレイブの亡霊》 -クリーチャー(33)- |
4 《集合した中隊》
-呪文(4)- |
2 《封じ込める僧侶》 2 《クロールの銛撃ち》 2 《傑士の神、レーデイン》 2 《スカイクレイブの亡霊》 1 《秋の騎士》 2 《赦免のアルコン》 2 《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》 2 《安らかなる眠り》 -サイドボード(15)- |
初戦から2連続で有利マッチの「白緑人間」と当たれたのは幸運でした。
もともと「ゴルガリ・フード」は「白緑人間」に有利なデッキですが、私たちの「ゴルガリ・フード」は《よろめく怪異》を採用しているため、他の「ゴルガリ・フード」と比べて「白緑人間」により有利な構成になっています。
《エスパーの歩哨》や《スレイベンの守護者、サリア》など、こちらの行動に干渉してくるタフネス1のクリーチャーを《致命的な一押し》などの除去呪文を温存しつつ対処することができますし、《よろめく怪異》から出てくる宝物・トークンでマナジャンプし、大きい値で《食肉鉤虐殺事件》をプレイすることも勝利条件のひとつになります。
2 《沼》 1 《山》 1 《森》 2 《血の墓所》 2 《荒廃踏みの小道》 3 《草むした墓》 3 《闇孔の小道》 4 《踏み鳴らされる地》 1 《岩山被りの小道》 2 《カルニの庭》 1 《ファイレクシアの塔》 2 《寓話の小道》 -土地(24)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 3 《貪欲なるリス》 4 《波乱の悪魔》 3 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》 -クリーチャー(18)- |
4 《魔女のかまど》 2 《初子さらい》 2 《致命的な一押し》 2 《思考囲い》 4 《命取りの論争》 4 《パンくずの道標》 -呪文(18)- |
2 《辺境地の罠外し》 2 《墓地の侵入者》 1 《運命の神、クローティス》 2 《変容するケラトプス》 2 《思考囲い》 1 《魂標ランタン》 2 《致命的な一押し》 1 《害悪な掌握》 2 《古き神々への拘束》 -サイドボード(15)- |
初日のヒストリックラウンド全勝が懸かった最終戦は、元同じ調整チームだった八十岡さん操る「ジャンド・フード」に完敗。
フードミラーで圧倒的な存在感を放つ《波乱の悪魔》、《フェイに呪われた王、コルヴォルド》ともに有していない「ゴルガリ・フード」は、エースと4番不在で野球をするようなもの。対「ジャンド・フード」では絶望的な相性差があります。
1ゲーム目こそ八十岡さんのマナフラッドで奇跡的に勝利しますが、2ゲーム目、3ゲーム目は順当に敗北。
ヒストリックのメタゲームブレイクダウンを見てみると、上位3つと目していたデッキが完璧に的中しているなど、基本的にはヒストリック調整グループの予想が当たっていました。
しかし、私たちの中では「安定性の低さ」「イゼット・フェニックスへの不利」が懸念され回避された「ジャンド・フード」が6%も存在しており、これは「ゴルガリ・フード」を持ち込んだ私たちにとって大きな誤算です。
当たったら当たっただけ負けそうなので、2日目に行ったらマッチングしないでほしいな……といった感想。
2.DAY1/スタンダードラウンド
2 《島》 2 《山》 4 《嵐削りの海岸》 4 《河川滑りの小道》 3 《清水の小道》 4 《荒廃踏みの小道》 2 《ストーム・ジャイアントの聖堂》 -土地(21)- 1 《黄金架のドラゴン》 1 《溺神の信奉者、リーア》 1 《船砕きの怪物》 -クリーチャー(3)- |
4 《棘平原の危険》 2 《消えゆく希望》 4 《表現の反復》 3 《感電の反復》 3 《ジュワー島の撹乱》 1 《削剥》 1 《燃えがら地獄》 1 《才能の試験》 1 《轟く叱責》 4 《ゼロ除算》 1 《悪魔の稲妻》 1 《セレスタス》 4 《予想外の授かり物》 2 《多元宇宙の警告》 1 《家の焼き払い》 3 《アールンドの天啓》 -呪文(36)- |
4 《くすぶる卵》 1 《溺神の信奉者、リーア》 1 《削剥》 1 《罠を探す》 1 《燃えがら地獄》 1 《才能の試験》 1 《轟く叱責》 1 《襲来の予測》 1 《家の焼き払い》 1 《環境科学》 1 《アルカイックの教え》 1 《マスコット展示会》 -サイドボード(15)- |
使用デッキは「イゼット天啓」。
- 第4回戦:ラクドス・ヴァンパイア ○×○
- 第5回戦:イゼット天啓 ○○
- 第6回戦:イゼット天啓 ×○○
- 第7回戦:青単テンポ ×○○
4 《沼》 4 《山》 4 《憑依された峰》 4 《荒廃踏みの小道》 2 《目玉の暴君の住処》 2 《バグベアの居住地》 2 《ヴォルダーレンの居城》 -土地(22)- 4 《ファルケンラスの闘技士》 4 《ヴォルダーレンの美食家》 1 《血流の学部長、ヴァレンティン》 4 《税血の収穫者》 4 《吸血鬼の社交家》 4 《ヴォルダーレンの投血士》 4 《ヴォルダーレンの末裔、フロリアン》 3 《ファルケンラスの先祖》 -クリーチャー(28)- |
3 《火遊び》 3 《冥府の掌握》 1 《パワー・ワード・キル》 2 《髑髏砕きの一撃》 1 《アガディームの覚醒》 -呪文(10)- |
2 《血瓶の調達者》 3 《強迫》 1 《パワー・ワード・キル》 4 《吸血鬼の復讐》 3 《真っ白》 2 《不笑のソリン》 -サイドボード(15)- |
初戦から想定外の「ラクドス・ヴァンパイア」とマッチングし軽くパニック。
2ゲーム目以降《真っ白》が入ってくるアグロデッキは、アグロデッキに対して最も信頼の置けるフィニッシャーである《溺神の信奉者、リーア》が機能不全に陥るのでサイドボードが難しくなります。
「こんなんで良いのかな?」みたいなふわふわしたサイドボードを行いましたが、なんとか勝利。「イゼット天啓」のデッキ強度に救われました。
6 《山》 4 《島》 4 《嵐削りの海岸》 1 《凍沸の交錯》 4 《河川滑りの小道》 2 《ストーム・ジャイアントの聖堂》 2 《廃墟の地》 -土地(23)- -クリーチャー(0)- |
3 《消えゆく希望》 3 《棘平原の危険》 4 《表現の反復》 4 《感電の反復》 3 《ジュワー島の撹乱》 2 《才能の試験》 3 《悪魔の稲妻》 3 《ゼロ除算》 4 《予想外の授かり物》 2 《記憶の氾濫》 2 《家の焼き払い》 4 《アールンドの天啓》 -呪文(37)- |
2 《くすぶる卵》 2 《竜巻の召喚士》 2 《船砕きの怪物》 2 《バーニング・ハンズ》 2 《燃えがら地獄》 1 《削剥》 1 《才能の試験》 1 《環境科学》 1 《アルカイックの教え》 1 《マスコット展示会》 -サイドボード(15)- |
6 《山》 4 《島》 4 《河川滑りの小道》 1 《凍沸の交錯》 4 《嵐削りの海岸》 2 《ストーム・ジャイアントの聖堂》 2 《廃墟の地》 -土地(23)- -クリーチャー(0)- |
3 《消えゆく希望》 3 《棘平原の危険》 4 《表現の反復》 4 《感電の反復》 3 《ジュワー島の撹乱》 2 《才能の試験》 3 《悪魔の稲妻》 3 《ゼロ除算》 4 《予想外の授かり物》 2 《記憶の氾濫》 2 《家の焼き払い》 4 《アールンドの天啓》 -呪文(37)- |
2 《くすぶる卵》 2 《竜巻の召喚士》 2 《船砕きの怪物》 2 《バーニング・ハンズ》 2 《燃えがら地獄》 1 《削剥》 1 《才能の試験》 1 《環境科学》 1 《アルカイックの教え》 1 《マスコット展示会》 -サイドボード(15)- |
第5回戦、第6回戦はチーム「Czech House」のリーグメンバー2人とマッチアップします。
彼らの「イゼット天啓」は、メインから「イゼット天啓」のミラーマッチを強く意識した構成でした。
《アールンドの天啓》と《感電の反復》のコンボパーツ2種を4枚ずつ採用し、ミラーマッチにおいて重要なコンボ成立の確率を上げていますし、それを阻む《才能の試験》がなんとメインから2枚も採用されています。
そんな2人にまさかの勝利。
メインに1枚採用している《才能の試験》を運良く引け、対戦相手の《予想外の授かり物》にクリーンヒットしたり、《船砕きの怪物》合戦でこちらだけ《消えゆく希望》を持っていたことにより《船砕きの怪物》を相手より早く盤面に定着させられ、マウントを取れたりとラッキーな展開が多かったです。
16 《冠雪の島》 4 《不詳の安息地》 -土地(20)- 4 《隆盛するスピリット》 4 《秘密を掘り下げる者》 4 《幽体の敵対者》 2 《心悪しき隠遁者》 2 《怪しげな密航者》 4 《竜亀》 2 《夢鎖の霊》 -クリーチャー(22)- |
4 《考慮》 4 《消えゆく希望》 2 《一枚岩の防衛》 4 《ジュワー島の撹乱》 2 《ゼロ除算》 2 《霊灯の罠》 -呪文(18)- |
2 《夢鎖の霊》 2 《一枚岩の防衛》 2 《軽蔑的な一撃》 2 《レイ・オヴ・フロスト》 4 《オリークの誘惑》 1 《環境科学》 1 《アルカイックの教え》 1 《マスコット展示会》 -サイドボード(15)- |
初日の最終戦は日本が誇る奇才、石村さんとマッチング。およそトーナメントに1人と思われる「青単テンポ」を駆り、その奇才っぷりをいつも通り発揮しています。
メインは《竜亀》のタフネス5固すぎ問題により手玉に取られますが、サイドボード後はサイドインした《くすぶる卵》が《灰口のドラゴン》へと変身する展開が続いて連取します。
《くすぶる卵》は青単に限らず、クリーチャー主体で攻めてくるデッキには頼りになるサイドカードです。
そんなこんなでスタンダードラウンドは全勝の4勝0敗。
ヒストリックラウンドの3勝1敗と合わせて初日は6勝1敗と良いスタートを切ります。今回は前回の『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップと比べると、ミスプレイも少なくゲームができたように感じました。
スタンダードで使用した「イゼット天啓」は予顕カードを伏せる、伏せないで負けたりする繊細な面もありますが、前回使用した「ジェスカイ変容」と比べるとMTGアリーナの時間的な制約もほぼなく、比較すると簡単なデッキの部類で助かりました。デッキパワーが高く、ちょっとしたミスを取り返せる地力があるのも大きいです。
ヒストリックで使用した「ゴルガリ・フード」は1マナのカードが大量に入っていて、プレイターンやマナの使い先などで慣れが必要になってくるデッキです。ですが、フード絡みのデッキはスタンダードにフードギミックが存在したころから愛用していて、それなりに知見があるので助かりました。
「チームが考えるベストデッキが自分が慣れ親しんだデッキだった」、こんな幸運なことはないでしょう。
当初の目標は10勝5敗でしたが、2日目の成績によってはトップ8すら見据えられるポジションで初日を終えます。
3.DAY2/ヒストリックラウンド
- 第8回戦:イゼット・フェニックス ○○
- 第9回戦:ゴルガリ・フード ○○
- 第10回戦:ラクドス・アルカニスト ○○
- 第11回戦:ディミーア・コントロール ○○
2 《島》 2 《山》 4 《蒸気孔》 4 《嵐削りの海岸》 4 《尖塔断の運河》 4 《河川滑りの小道》 -土地(20)- 4 《ドラゴンの怒りの媒介者》 2 《スプライトのドラゴン》 4 《弧光のフェニックス》 2 《アゴナスの雄牛》 2 《嵐翼の精体》 -クリーチャー(14)- |
4 《信仰無き物あさり》 4 《考慮》 3 《選択》 1 《消えゆく希望》 3 《邪悪な熱気》 2 《火柱》 1 《炎恵みの稲妻》 1 《稲妻の斧》 1 《異世界の凝視》 1 《棘平原の危険》 4 《表現の反復》 1 《約束の終焉》 -呪文(26)- |
1 《若き紅蓮術士》 2 《厚かましい借り手》 2 《海と空のシヴィエルン》 3 《トーモッドの墓所》 2 《両手撃ち》 1 《真髄の針》 1 《霊気の疾風》 1 《否認》 2 《神秘の論争》 -サイドボード(15)- |
2日目初戦は「イゼット・フェニックス」という想定していた有利マッチアップからスタート。
このマッチアップはとにかく《魂標ランタン》が強力です。
《弧光のフェニックス》はもちろん《ドラゴンの怒りの媒介者》のアタックを見届けたあとに起動→《大釜の使い魔》でブロックなど、相手の勝ち目の大部分を潰してくれます。
「イゼット・フェニックス」側はいかに《魂標ランタン》を少ない被害で起動させるかが鍵になりますが、少ない被害といっても1ターンを使いつつ、カード1枚分くらいの損失くらいは許容しなければならず、ただ1マナのアーティファクトをプレイしているだけに過ぎない「ゴルガリ・フード」側とどちらが主導権を握っているかは明らかです。
このゲームもご多分に漏れず《魂標ランタン》が大活躍で、2ゲームともに圧倒する展開になりました。
3 《沼》 1 《森》 4 《草むした墓》 4 《花盛りの湿地》 4 《闇孔の小道》 1 《目玉の暴君の住処》 3 《カルニの庭》 2 《ファイレクシアの塔》 -土地(22)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 4 《貪欲なるリス》 3 《よろめく怪異》 -クリーチャー(15)- |
4 《魔女のかまど》 2 《魂標ランタン》 4 《致命的な一押し》 1 《村の儀式》 4 《命取りの論争》 4 《パンくずの道標》 4 《食肉鉤虐殺事件》 -呪文(23)- |
1 《夢の巣のルールス》
-相棒(1)- 2 《辺境地の罠外し》 2 《魂標ランタン》 4 《思考囲い》 2 《神秘の撤回》 1 《骨の破片》 1 《大渦の脈動》 1 《定命の槍》 1 《戦慄衆の指揮》 -サイドボード(14)- |
第9回戦はチームメイトである熊谷さんと75枚ミラーマッチ対決。
ミラーマッチは《パンくずの道標》を巡る攻防、というと聞こえは良いですが身も蓋もない言い方をすると《パンくずの道標》をドローした方が圧倒的に有利です。
《貪欲なるリス》の攻撃は《大釜の使い魔》で基本的に通っていかないため、ゲームが早く終わることは稀です。そのため長期戦は必至、継続的なリソース手段である《パンくずの道標》を早く定着させ、リソース面で優位に立つことが大事になります。
《パンくずの道標》をプレイされた場合、サイドボード後だと《定命の槍》などで対処することになりますが、《パンくずの道標》を出す時は大体《パンくずの道標》を誘発されられる盤面でプレイされるため、対処する側はアドバンテージ面で不利になります。
また《神秘の撤回》以外で《パンくずの道標》を対処すると相手の《夢の巣のルールス》で使い回されてしまうため、いかに《パンくずの道標》をドローできるかが重要という不毛なマッチアップになります。
何が言いたいかというと、私の方が《パンくずの道標》をたくさんドローした。ただそれだけということです。
2 《沼》 2 《山》 4 《血の墓所》 1 《憑依された峰》 4 《荒廃踏みの小道》 3 《目玉の暴君の住処》 2 《バグベアの居住地》 4 《寓話の小道》 -土地(22)- 4 《戦慄衆の秘儀術師》 4 《死の飢えのタイタン、クロクサ》 2 《マグマの媒介者》 4 《歴戦の紅蓮術士》 -クリーチャー(14)- |
2 《魂標ランタン》 4 《コジレックの審問》 4 《思考囲い》 3 《致命的な一押し》 3 《邪悪な熱気》 1 《炎恵みの稲妻》 1 《棘平原の危険》 2 《コラガンの命令》 1 《真っ白》 2 《不笑のソリン》 1 《反逆の先導者、チャンドラ》 -呪文(24)- |
2 《軍勢の戦親分》 1 《強迫》 3 《大群への給餌》 1 《害悪な掌握》 2 《真っ白》 2 《コラガンの命令》 1 《魔性》 1 《魔女の復讐》 2 《虚空の力線》 -サイドボード(15)- |
第10回戦はTeam ChannelFireballのチームデッキである「ラクドス・アルカニスト」をプレイするウィリアム・ジェンセン/William Jensenさんと対戦。
ChannelFireball勢が「ラクドス・アルカニスト」を持ち込んだことは嬉しい誤算でした。
彼らも「白緑人間」や「ヘリオッド・カンパニー」などのクリーチャーを主体とするデッキに対して強いデッキという点を考えて、「ラクドス・アルカニスト」を持ってきたことが考えられます。
ですが、同じデッキをターゲットにしている「ゴルガリ・フード」とのマッチアップは「ゴルガリ・フード」が圧倒的に有利です。クロックがお互いに低く、ロングゲームになるマッチアップですが、《パンくずの道標》への対応方法がないラクドスというカラーリングでは「ゴルガリ・フード」との総力戦では分が悪いでしょう。
実際、メインはロングゲームになり、《反逆の先導者、チャンドラ》が大マイナスまでいきましたが、《食肉鉤虐殺事件》や《大釜の使い魔》でのライフゲイン、ライフルーズで私のライフより相手のライフのほうが早く0を下回りました。
チームトータルの勝率でもこのChannelFireball製の「ラクドス・アルカニスト」に対して「ゴルガリ・フード」は7勝0敗と大勝しました。
このチームデッキ対チームデッキの構図はセットチャンピオンシップのような競技レベルの高い大会で頻発することではありますが、他のチームのデッキを睨んだデッキ構築には基本的にならず、お互いに上位デッキに対してメタを張るので、どちらがどちらのデッキを上回るかはハッキリ言って運です。
今回はたまたま自分たちが持ち込んだデッキが他のチームのデッキに強かっただけで、めちゃくちゃラッキーでした。
4 《島》 1 《沼》 4 《湿った墓》 1 《異臭の池》 4 《水没した地下墓地》 4 《難破船の湿地》 2 《ヴァントレス城》 2 《ストーム・ジャイアントの聖堂》 3 《寓話の小道》 -土地(25)- 3 《奔流の機械巨人》 1 《船砕きの怪物》 -クリーチャー(4)- |
4 《考慮》 4 《致命的な一押し》 2 《思考囲い》 1 《塵へのしがみつき》 4 《検閲》 4 《大魔導師の魔除け》 4 《多元宇宙の警告》 2 《ヴラスカの侮辱》 1 《記憶の氾濫》 1 《煤の儀式》 2 《影の評決》 2 《サメ台風》 -呪文(31)- |
1 《スカラベの神》 2 《ダブリエルの萎縮》 2 《思考囲い》 2 《否認》 1 《害悪な掌握》 1 《寄生性掌握》 2 《神秘の論争》 1 《魂の粉砕》 1 《魔女の復讐》 2 《サメ台風》 -サイドボード(15)- |
ヒストリック最終戦はこの環境では珍しい「ディミーア・コントロール」。
《大魔導師の魔除け》や《多元宇宙の警告》などのリソース獲得手段に長けていて、タフなマッチアップになりますが、ここでも盤面に出てしまうとディミーアというカラーリングの性質上触れない《パンくずの道標》が大活躍で勝利します。
ここまで書いていて思ったんですが、《パンくずの道標》をドローしたいマッチアップできっちり《パンくずの道標》をドローできていますね。
そして2日目のヒストリックラウンドは……なんと全勝!初日の成績と合わせて10勝1敗で暫定スタンディングでトップに立ちます。
残すスタンダードラウンドも4回戦ですから、ここから全敗でも10勝5敗が確定していますので、当初の目標だった次のチャンピオンシップの権利も獲得しました。
スタンダードラウンドを2勝2敗以上でトップ8もロックできる、絶好のポジションでヒストリックラウンドを終わります。
4.DAY2/スタンダードラウンド
- 第12回戦:緑単アグロ ○×○
- 第13回戦:緑単アグロ ××
- 第14回戦:イゼット天啓 ××
- 第15回戦:イゼット天啓 ○○
最終戦を前に3敗し後がなくなりますが、なんとか最終戦を勝利しトップ8に進出!
20 《冠雪の森》 2 《ハイドラの巣》 2 《不詳の安息地》 -土地(24)- 4 《隆盛な群れ率い》 4 《冬を彫る者》 4 《群れ率いの人狼》 4 《老樹林のトロール》 2 《茨橋の追跡者》 3 《ウルヴェンワルドの奇異》 -クリーチャー(21)- |
4 《吹雪の乱闘》 2 《蛇皮のヴェール》 2 《レンジャー・クラス》 3 《不自然な成長》 4 《エシカの戦車》 -呪文(15)- |
2 《タジュールの荒廃刃》 1 《ウルヴェンワルドの奇異》 2 《蛇皮のヴェール》 4 《貪る触手》 2 《豊穣の碑文》 2 《武器を選択せよ》 2 《レンと七番》 -サイドボード(15)- |
18 《冠雪の森》 1 《ハイドラの巣》 4 《不詳の安息地》 -土地(23)- 4 《冬を彫る者》 4 《群れ率いの人狼》 2 《絡みつく花面晶体》 4 《カザンドゥのマンモス》 4 《老樹林のトロール》 2 《ウルヴェンワルドの奇異》 -クリーチャー(20)- |
4 《吹雪の乱闘》 2 《蛇皮のヴェール》 4 《レンジャー・クラス》 2 《豊穣の碑文》 4 《エシカの戦車》 1 《レンと七番》 -呪文(17)- |
3 《タジュールの荒廃刃》 2 《辺境地の罠外し》 1 《アヴァブルックの世話人》 2 《蛇皮のヴェール》 3 《貪る触手》 2 《絡み罠》 1 《豊穣の碑文》 1 《レンと七番》 -サイドボード(15)- |
今回のチャンピオンシップで台風の目となったのは「緑単アグロ」でした。
「白単アグロ」を「イゼット天啓」が攻略したことにより、「緑単アグロ」が不利な「白単アグロ」が減少。その分有利な「イゼット天啓」が増加したことにより、「緑単アグロ」はメタゲームで良いポジションに。
「緑単アグロ」が少ないと判断してガードを下げた「イゼット天啓」も多く、私たちのリストもサイドボードの《バーニング・ハンズ》を廃して《削剥》にしたりと「緑単アグロ」より「白単アグロ」に目を向けた構成にしていました。まさに今回の「緑単アグロ」の躍進はメタゲームの隙間を突いた格好ですね。
私たちの「イゼット天啓」は体感的には緑単アグロに4対6以上の相性差をつけられていると考えていたので、この緑単アグロ2連戦を1勝1敗で切り抜けられたことはむしろ幸運といえます。
6 《山》 3 《島》 4 《嵐削りの海岸》 4 《河川滑りの小道》 3 《ストーム・ジャイアントの聖堂》 1 《廃墟の地》 -土地(21)- 2 《溺神の信奉者、リーア》 1 《黄金架のドラゴン》 -クリーチャー(3)- |
4 《棘平原の危険》 2 《消えゆく希望》 4 《表現の反復》 3 《感電の反復》 3 《ジュワー島の撹乱》 2 《燃えがら地獄》 2 《轟く叱責》 1 《削剥》 4 《ゼロ除算》 1 《悪魔の稲妻》 4 《予想外の授かり物》 1 《記憶の氾濫》 1 《家の焼き払い》 4 《アールンドの天啓》 -呪文(36)- |
4 《くすぶる卵》 1 《黄金架のドラゴン》 1 《船砕きの怪物》 2 《バーニング・ハンズ》 2 《才能の試験》 1 《燃えがら地獄》 1 《記憶の氾濫》 1 《環境科学》 1 《アルカイックの教え》 1 《マスコット展示会》 -サイドボード(15)- |
2 《島》 2 《山》 4 《嵐削りの海岸》 4 《河川滑りの小道》 4 《清水の小道》 4 《荒廃踏みの小道》 2 《ストーム・ジャイアントの聖堂》 -土地(22)- 1 《溺神の信奉者、リーア》 1 《船砕きの怪物》 -クリーチャー(2)- |
4 《棘平原の危険》 3 《消えゆく希望》 4 《表現の反復》 3 《感電の反復》 3 《ジュワー島の撹乱》 2 《轟く叱責》 1 《燃えがら地獄》 4 《ゼロ除算》 1 《悪魔の稲妻》 1 《セレスタス》 4 《予想外の授かり物》 1 《多元宇宙の警告》 1 《家の焼き払い》 4 《アールンドの天啓》 -呪文(36)- |
2 《くすぶる卵》 1 《溺神の信奉者、リーア》 1 《船砕きの怪物》 2 《炎恵みの稲妻》 1 《バーニング・ハンズ》 1 《才能の試験》 2 《真っ白》 1 《悪魔の稲妻》 1 《多元宇宙の警告》 1 《環境科学》 1 《アルカイックの教え》 1 《マスコット展示会》 -サイドボード(15)- |
「緑単アグロ」2連戦のあとは「イゼット天啓」ミラーマッチ2連戦。
岩田さんとの試合は終始自分のプレイが悪く、少なくともちゃんとプレイしていれば2ゲーム目は勝てていたかなと考えています。
《黄金架のドラゴン》さえ返しで出てこなければ圧倒的に有利になると考えて《予想外の授かり物》に《才能の試験》を当てた結果、返しに出てきた《黄金架のドラゴン》に主導権を握られたり、相手の手札がドロー呪文で整えられていく展開に耐えきれず《アールンドの天啓》+《感電の反復》で仕掛けた結果きっちり返されるなど、トップ8が懸かった試合からか緊張し、焦った仕掛けになってしまい、結果精彩の欠いたプレイが多くありました。
スイス最終戦はリーグメンバーでトッププレイヤーであるリード・デューク/Reid Dukeさんが立ちはだかります。ここまでの2連敗+最終戦が超強豪という所から、私のメンタルもボロボロです。
プレイも正直全然良くなかったと思うんですが、私の豪運とリードさんの不運が重なり辛くも勝利しました。
こういうトップ8懸けマッチのような勝つこと・負けることによって大きくバリューが異なるタイミングで、どうしてもプレイに影響するくらい気持ちが乱れてしまうのは自分の悪いクセです。
何はともあれ、スイスラウンドの最終成績は12勝3敗で望外のトップ8!
プロツアークラスのトーナメントでのトップ8はプロツアー『マジック2015』以来、7年ぶりとなりました。
1回入るだけでも大変なのは理解しているつもりですが、マジックプレイヤーとしてキャリアがないタイミングで2回連続でトップ8に入ってしまった関係上、3回目・4回目の入賞を期待する声も多く、また、私も次いつ入るんだろうと皮算用していた感じはあります。
とにかく、私の経歴的には3回目のトップ8。当時はライジングスターと呼ばれた私も、気付いたらベテランプレイヤーに仲間入りしていました。
久しぶりに結果を残せて良かったです。
そして、なんとチームメンバーからは私、斉藤さん、高橋さん、熊谷さんの計4人がトップ8に入賞。これはプロツアー史上でもなかなか例にないほどの偉業らしく、アメリカ公式でも大きく取り上げられていました。
自分がトップ8に入ったことも当然嬉しいですが、この結果はチームの調整が間違っていなかったことの証明といえるでしょう。
5.DAY3/ヒストリック
勝者側ブラケット準々決勝 : イゼット・フェニックス ○○
ともすれば同士討ちは避けられません。
勝者側ブラケットの初戦は高橋さんの「イゼット・フェニックス」とマッチアップします。
3 《島》 3 《山》 4 《蒸気孔》 4 《硫黄の滝》 4 《河川滑りの小道》 2 《寓話の小道》 -土地(20)- 4 《ドラゴンの怒りの媒介者》 1 《厚かましい借り手》 4 《弧光のフェニックス》 3 《弾けるドレイク》 2 《アゴナスの雄牛》 -クリーチャー(14)- |
4 《考慮》 4 《信仰無き物あさり》 4 《選択》 4 《邪悪な熱気》 3 《炎恵みの稲妻》 1 《棘平原の危険》 4 《表現の反復》 1 《霊気の疾風》 1 《神秘の論争》 -呪文(26)- |
1 《厚かましい借り手》 2 《魂標ランタン》 2 《両手撃ち》 2 《否認》 1 《削剥》 1 《霊気の疾風》 2 《神秘の論争》 1 《プリズマリの命令》 1 《焼けつく双陽》 1 《覆いを割く者、ナーセット》 1 《反逆の先導者、チャンドラ》 -サイドボード(15)- |
通常の「イゼット・フェニックス」へのサイドボーディングは以下になります。
In
Out
メインと同じく、対戦相手は《ドラゴンの怒りの媒介者》や《スプライトのドラゴン》で急戦を仕掛けてくるので、それらを返せるように軽量除去を入れるプランです。
ただ、高橋さんは「イゼット・フェニックス」マスター。
《ドラゴンの怒りの媒介者》を維持すると《弧光のフェニックス》ともども《魂標ランタン》の餌食となることを理解しているので、《ドラゴンの怒りの媒介者》はサイドアウトし、《反逆の先導者、チャンドラ》や《覆いを割く者、ナーセット》でリソース勝負を仕掛けてきます。
その場合、《食肉鉤虐殺事件》はもちろん、キープ基準となる《致命的な一押し》すら手札で浮いてしまうことがあります。
チームメイトであり、相手がこちらのサイドプランを理解していますから、それらを踏まえて以下のサイドプランで望むことにしました。
In
Out
《ドラゴンの怒りの媒介者》をサイドアウトしてきて、序盤にクロックを掛けられることがなくなるので《思考囲い》をサイドインします。対戦相手がサイドインしてくる《反逆の先導者、チャンドラ》やリソース勝負に強い《弾けるドレイク》は盤面に出てから対処すると後手後手になってしまいますから、《思考囲い》はそれらに対するスマートな回答という訳です。
《食肉鉤虐殺事件》も対戦相手が1枚ずつしかクロックをプレイしてこないのであればマナ交換比率の低い単体除去になってしまいますから、1枚引けたときのバリューだけ考えて3枚はサイドアウト。
その他、相手がリソース勝負を挑んでくることを知っているので、普段は「イゼット・フェニックス」にはテンポ負けを考えてサイドアウトする《村の儀式》も残すことにしました。
それらが功を奏したかは不明ですが、決勝ラウンドの初戦は高橋さんに快勝!
この勝利によってトップ6が確定したので、世界選手権の権利を獲得しました。
勝者側ブラケット準決勝:ゴルガリ・フード ××
4 《花盛りの湿地》 4 《闇孔の小道》 4 《草むした墓》 3 《カルニの庭》 3 《沼》 2 《ファイレクシアの塔》 1 《森》 1 《目玉の暴君の住処》 -土地(22)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 4 《貪欲なるリス》 3 《よろめく怪異》 -クリーチャー(15)- |
4 《魔女のかまど》 2 《魂標ランタン》 4 《致命的な一押し》 1 《村の儀式》 4 《命取りの論争》 4 《パンくずの道標》 4 《食肉鉤虐殺事件》 -呪文(23)- |
1 《夢の巣のルールス》
-相棒(1)- 2 《辺境地の罠外し》 2 《魂標ランタン》 4 《思考囲い》 1 《骨の破片》 2 《神秘の撤回》 1 《大渦の脈動》 1 《定命の槍》 1 《戦慄衆の指揮》 -サイドボード(14)- |
この勝利で完全に気が抜けたのもあり、アッパーの2回戦ではこれまたチームメイトの熊谷さんに圧敗。
相手のターンを待って《夢の巣のルールス》を除去したら相手の《貪欲なるリス》で食べられてドローを進められたりと目を覆うようなプレイの連発でした。
敗者側ブラケット2回戦:イゼット・フェニックス ○○
3 《山》 1 《島》 4 《蒸気孔》 4 《尖塔断の運河》 4 《嵐削りの海岸》 4 《河川滑りの小道》 -土地(20)- 4 《ドラゴンの怒りの媒介者》 3 《スプライトのドラゴン》 4 《弧光のフェニックス》 2 《嵐翼の精体》 1 《アゴナスの雄牛》 -クリーチャー(14)- |
4 《考慮》 4 《信仰無き物あさり》 4 《選択》 3 《邪悪な熱気》 2 《火柱》 1 《消えゆく希望》 1 《稲妻の斧》 1 《異世界の凝視》 1 《棘平原の危険》 4 《表現の反復》 1 《約束の終焉》 -呪文(26)- |
2 《海と空のシヴィエルン》 3 《トーモッドの墓所》 2 《両手撃ち》 2 《真髄の針》 1 《炎恵みの稲妻》 2 《霊気の疾風》 1 《否認》 2 《神秘の論争》 -サイドボード(15)- |
これはさすがに良くないと思い、気を引き締めて敗者側ブラケットの2回戦に臨みました。
具体的には勝者側ブラケット2回戦で負けたあと2時間以上時間があったので、その間にまだトーナメントに残っているプレイヤーのデッキリストとにらめっこをしていました。
それをやった感じ、ザカリー・キューネ/Zachary Kiihneさんのリストは高橋さんのリストのようなサイドボードに「ゴルガリ・フード」に対してリソース勝負を目指せるカードが入っていないため、サイドボード後も《ドラゴンの怒りの媒介者》や《スプライトのドラゴン》などの軽量のクリーチャーでビートダウンするプランを取ってくるだろうと考えました。
そのため、高橋さんと対戦したときとは違い、従来の「イゼット・フェニックス」へのサイドプランでプレイすることにしました。
ザカリーさんの《スプライトのドラゴン》が思ったより育たず、《食肉鉤虐殺事件》の被害者になるなどの幸運も重なり2-0で勝利します。
敗者側ブラケット3回戦:ゴルガリ・フード ○×○
3 《沼》 1 《森》 4 《草むした墓》 4 《花盛りの湿地》 4 《闇孔の小道》 1 《目玉の暴君の住処》 3 《カルニの庭》 2 《ファイレクシアの塔》 -土地(22)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 4 《貪欲なるリス》 3 《よろめく怪異》 -クリーチャー(15)- |
4 《魔女のかまど》 2 《魂標ランタン》 4 《致命的な一押し》 1 《村の儀式》 4 《命取りの論争》 4 《パンくずの道標》 4 《食肉鉤虐殺事件》 -呪文(23)- |
1 《夢の巣のルールス》
-相棒(1)- 2 《辺境地の罠外し》 2 《魂標ランタン》 4 《思考囲い》 1 《骨の破片》 2 《神秘の撤回》 1 《大渦の脈動》 1 《定命の槍》 1 《戦慄衆の指揮》 -サイドボード(14)- |
敗者側ブラケット3回戦はまたもチームメイトの斉藤さんとの75枚ミラーでの対戦。
結果はまさかの斉藤さんのタイムアップでの勝利。
まさかこんなことになるとは……と本当に驚きました。
こんな形で勝ってしまい、申し訳ない……という気持ちもありました。
ですが、これは勝負の世界。さらに言えばMTGアリーナの世界。
時間が切れたほうが負けるのです。諸行無常です。
敗者側ブラケット決勝戦:ゴルガリ・フード ○○
3 《沼》 1 《森》 4 《草むした墓》 4 《花盛りの湿地》 4 《闇孔の小道》 3 《カルニの庭》 1 《目玉の暴君の住処》 2 《ファイレクシアの塔》 -土地(22)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 4 《貪欲なるリス》 3 《よろめく怪異》 -クリーチャー(15)- |
4 《魔女のかまど》 2 《魂標ランタン》 4 《致命的な一押し》 1 《村の儀式》 4 《命取りの論争》 4 《パンくずの道標》 4 《食肉鉤虐殺事件》 -呪文(23)- |
1 《夢の巣のルールス》
-相棒(1)- 2 《辺境地の罠外し》 2 《魂標ランタン》 4 《思考囲い》 1 《骨の破片》 2 《神秘の撤回》 1 《大渦の脈動》 1 《定命の槍》 1 《戦慄衆の指揮》 -サイドボード(14)- |
敗者側ブラケットの決勝戦には、先ほど負けた熊谷さんが待ち構えていました。
ただ、ここでは私に風が吹いていました。
駆けつける《パンくずの道標》、レッドゾーンに送り込まれる巨大な《貪欲なるリス》。
先程の齊藤さんとの試合が嘘のように、またたく間に勝利します。
タイトルマッチ第1戦:イゼット・フェニックス ××
3 《島》 2 《山》 4 《蒸気孔》 2 《硫黄の滝》 4 《尖塔断の運河》 4 《河川滑りの小道》 1 《寓話の小道》 -土地(20)- 4 《秘密を掘り下げる者》 4 《ドラゴンの怒りの媒介者》 4 《弧光のフェニックス》 2 《アゴナスの雄牛》 -クリーチャー(14)- |
4 《考慮》 4 《信仰無き物あさり》 4 《選択》 4 《邪悪な熱気》 2 《火柱》 1 《消えゆく希望》 4 《表現の反復》 2 《約束の終焉》 1 《髑髏砕きの一撃》 -呪文(26)- |
1 《渋面の溶岩使い》 2 《厚かましい借り手》 3 《弾けるドレイク》 2 《魂標ランタン》 1 《削剥》 1 《霊気の疾風》 1 《否認》 2 《神々の憤怒》 2 《神秘の論争》 -サイドボード(15)- |
いよいよタイトルマッチです。
相手は勝者側ブラケットを無敗で駆け上がったサイモン・ゴーツェン/Simon Görtzenさん。タイトルマッチはBo3マッチで、2マッチ先取した方が優勝になります。
1ゲーム目は耐えきったか!と思ったところに《弧光のフェニックス》の4枚目が滑り込んできて敗北。何回も自分のライフを確認しましたが、ピッタリ削りきられていました。
2ゲーム目はこちらが1ランドキープでまごまごしている間に《弾けるドレイク》を2連打され圧殺。
1マッチプレイしてみて、サイモンさんのリストの完成度の高さに驚きました。
《秘密を掘り下げる者》は「イゼット・フェニックス」が求めた1マナ域のクリーチャーで、「ロングゲームになれば勝つだろう」という「ゴルガリ・フード」側の目論見に待ったを掛ける1枚です。
その他、プレイヤーに当たる《火柱》や、それを使い回す《約束の終焉》が2枚入っていたりと序盤の攻めに寄せた形であるため、ライフ推移を通常の「イゼット・フェニックス」との対戦より高く維持する必要があります。
タイトルマッチ第2戦:○○
第2戦は私の勝利。
サイモンさんが土地2枚で止まっているところに大きくなった《貪欲なるリス》が急戦を仕掛けて1ゲーム目を先取。
2ゲーム目は打って変わって《金のガチョウ》+《パンくずの道標》でリソース勝負。
土地を多く引いてしまいマナフラッドに陥りますが、相手の苛烈な攻めを食物・トークンを食べたりチャンプブロックをしながらのらりくらりとかわし、トップデックした《食肉鉤虐殺事件》で逆転しました。
タイトルマッチ最終戦:×○○
う、うおおおおおお!!!!
ゆ、優勝だああああ!!!!
最終戦は《火柱》をトップデックされて1ゲーム目を取られたり、《貪欲なるリス》2体と《命取りの論争》でまさかの3ターン目12点アタックのブン周りで取ったり、リーサルを見逃すなんとも締まらない3ゲーム目だったりと、本当にいろいろなことがありました。
なかなか文章にするのも難しいので、ぜひ動画アーカイブをご覧いただければと思います。
ということでまさかのイニストラード・チャンピオンシップを優勝で終わることができました!
素晴らしいデッキを組んでくれたチームメイトに感謝!
6.デッキリスト解説
と、いうことでデッキリスト解説です。
前編でも書いた通り、ヒストリックは担当フォーマットではありませんでしたし、スタンダードは調整担当をしていたデッキをプレイしなかったので、ざっくりした感じの受け売り解説になりますがお付き合いください。
スタンダード/イゼット天啓
2 《島》 2 《山》 4 《嵐削りの海岸》 4 《河川滑りの小道》 3 《清水の小道》 4 《荒廃踏みの小道》 2 《ストーム・ジャイアントの聖堂》 -土地(21)- 1 《黄金架のドラゴン》 1 《溺神の信奉者、リーア》 1 《船砕きの怪物》 -クリーチャー(3)- |
4 《棘平原の危険》 2 《消えゆく希望》 4 《表現の反復》 3 《感電の反復》 3 《ジュワー島の撹乱》 1 《削剥》 1 《燃えがら地獄》 1 《才能の試験》 1 《轟く叱責》 4 《ゼロ除算》 1 《悪魔の稲妻》 1 《セレスタス》 4 《予想外の授かり物》 2 《多元宇宙の警告》 1 《家の焼き払い》 3 《アールンドの天啓》 -呪文(36)- |
4 《くすぶる卵》 1 《溺神の信奉者、リーア》 1 《削剥》 1 《罠を探す》 1 《燃えがら地獄》 1 《才能の試験》 1 《轟く叱責》 1 《襲来の予測》 1 《家の焼き払い》 1 《環境科学》 1 《アルカイックの教え》 1 《マスコット展示会》 -サイドボード(15)- |
原根さんが主に調整した「イゼット天啓」の、最も特徴的な部分が《多元宇宙の警告》の採用です。
通常の「イゼット天啓」は《表現の反復》、《予想外の授かり物》の追加のドローソースとして《記憶の氾濫》が1~2枚採用されていることが多いですが、そのスロットに《多元宇宙の警告》が優先されています。
これはミラーマッチを考えた採用になっています。《記憶の氾濫》は相手の終了ステップにプレイした場合こちらもフルタップになってしまいますから、そのタイミングで対戦相手に《予想外の授かり物》を通されてしまうのです。リソース差よりマナ差の方が影響の出るマッチアップですから、これは致命的と言えるでしょう。
フラッシュバックも手札で浮いている《ゼロ除算》などで消されてしまいますので、《記憶の氾濫》は見た目よりもミラーマッチで弱いカードになります。
一方で《多元宇宙の警告》は予顕を持っていますから、4マナの支払いを分割することによって《ジュワー島の撹乱》や《才能の試験》を構えながら動くことが可能です。
また後手番などは顕著ですが、適当に手札を増やしても能動的なアクションがないとあふれた手札を捨てることになってしまうので、その点でも伏せておける《多元宇宙の警告》に軍配が上がります。
1枚採用のカードが多いのも特徴でしょう。私はこんなに1枚挿しが多いデッキを今までプレイしたことはありませんでした。この点はデッキ内の手札を入れ替える手段の多さに起因しています。
不要なカードは《予想外の授かり物》や《セレスタス》である程度他のカードにリフレッシュすることができますから、役割のはっきりしたカードを採用することができます。
もちろんリスト公開制であることも大きな点です。例えば《黄金架のドラゴン》は、デッキに入っていること自体に意味が生まれます。
《ジュワー島の撹乱》を終了ステップに唱えられた《予想外の授かり物》に当てるか、それとも返しの《黄金架のドラゴン》に備えて温存するかは悩みのタネですが、1枚は《黄金架のドラゴン》が入っていないとそもそも対戦相手が《ジュワー島の撹乱》をプレイすることにリスクが発生しなくなります。
また土地に《荒廃踏みの小道》などを採用し、《罠を探す》をタッチしています。これは小道サイクルの特性を上手く活かした形です。
仮にこれが《血染めのぬかるみ》などのフェッチサイクルだと《沼》を入れざるを得ないため、黒タッチにリスクが発生してしまいますが、小道サイクルであれば単体で完結するためリスクは最小限となります。
《罠を探す》は0~4枚の中で採用枚数が動き続けたカードです。
最終的に《襲来の予測》が欲しいといった声や、「白単アグロ」への勝率の担保として採用された4枚目の《くすぶる卵》などに枠を譲り、1枚のみの採用になりました。
《廃墟の地》はアグロデッキの《不詳の安息地》を破壊する、ミラーマッチの《ストーム・ジャイアントの聖堂》を破壊しておいて《アールンドの天啓》+《感電の反復》が決まっても負けないようにするなど、役割は理解できます。
ですが、序盤にドローするとあまりにもデッキの動きの邪魔になってしまい、勝利貢献度より敗北貢献度のほうが高く感じたため不採用となりました。
緑単アグロは少ないという読みだったので、最終的に《バーニング・ハンズ》は不採用になりました。その分追加の《削剥》と《轟く叱責》に枠を譲ることに。
《バーニング・ハンズ》では盤面に残ってしまうと鬱陶しい《傑士の神、レーデイン》や《輝かしい聖戦士、エーデリン》を対処できないため、「イゼット天啓」に次いで2番目に多いと予想した「白単アグロ」にしっかり勝率を出そうとした結果です。
ヒストリック/ゴルガリ・フード
3 《沼》 1 《森》 4 《草むした墓》 4 《花盛りの湿地》 4 《闇孔の小道》 1 《目玉の暴君の住処》 3 《カルニの庭》 2 《ファイレクシアの塔》 -土地(22)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 4 《貪欲なるリス》 3 《よろめく怪異》 -クリーチャー(15)- |
4 《魔女のかまど》 2 《魂標ランタン》 4 《致命的な一押し》 1 《村の儀式》 4 《命取りの論争》 4 《パンくずの道標》 4 《食肉鉤虐殺事件》 -呪文(23)- |
1 《夢の巣のルールス》
-相棒(1)- 2 《辺境地の罠外し》 2 《魂標ランタン》 4 《思考囲い》 1 《骨の破片》 2 《神秘の撤回》 1 《大渦の脈動》 1 《定命の槍》 1 《戦慄衆の指揮》 -サイドボード(14)- |
《よろめく怪異》は「白緑人間」と「ヘリオッド・カンパニー」を対策するために採用されました。
特に「ヘリオッド・カンパニー」には《魂の管理人》などに《致命的な一押し》を打っていると除去が足りなくなるので、《よろめく怪異》の有無はマッチアップ的に非常に重要です。これまで不利だった「ヘリオッド・カンパニー」とのマッチアップをやや有利程度まで押し上げてくれています。
《魂標ランタン》は対「イゼット・フェニックス」用。《パンくずの道標》で探せたり、《夢の巣のルールス》で使いまわせたりと、劇的でありながら小回りの利くカードです。
《神秘の撤回》は基本的に「ヘリオッド・カンパニー」用のサイドカードです。
《太陽冠のヘリオッド》は破壊不能を持っているエンチャントなため、盤面に出てしまうとなかなか対処がしづらいのですが、《神秘の撤回》はライブラリーの下に送るカードなため対処できます。また、対戦相手の《パンくずの道標》を1マナで対処することができるのでミラーマッチでもサイドインします。
脳内ミラーマッチ最強カード。
と、いうのも実はこの《戦慄衆の指揮》、一度も試すことなく採用されたカードなんです。
デッキリストサブミット1時間前にサイドのスロットが1枚空き、それならミラーマッチで強いカードはないのか・取れないのかという議論になりました。そこで白羽の矢が立ったのが《戦慄衆の指揮》。
と、いろいろ挙げた条件にすべて当てはまるカードが《戦慄衆の指揮》でした。
1回も試していなかったので不安はありましたが、終わってみればチームでの評判は上々。
「ジャンド・フード」が多かったのも含めて、採用してよかった1枚です。相性が悪いところに対しての一筋の光となりますからね。《フェイに呪われた王、コルヴォルド》や《波乱の悪魔》を奪えば、気分は「ジャンド・フード」です。
7.まとめ
ということでイニストラード・チャンピオンシップは優勝と、最高の結果で終わることができました。
この市川ユウキの「マジックeスポーツ参戦記」の連載が始まって以来、大きく勝つことがまったくなく、まとめが反省ばかりだったので初めて勝てて良かったです。
プレイヤーとして、セットチャンピオンシップでの優勝はひとつのゴールですが、世界選手権の権利を獲得したことでまた大きな目標ができました。
目指すは世界選手権優勝!
開催まで1年近く時間がありますから、残るセットチャンピオンシップを含めた各大会で研鑽を重ね、それまでにもっとプレイヤーとして上達していたいですね。
後編もこれにて完結! 次回の記事でお会いしましょう~!
市川
RANKING ランキング
-
広報室
年末年始もマジックづくし!「お年玉キャンペーン」&「プレマ&スリーブゲット!年末/年始スタンダード」開催決定|こちらマジック広報室!!
-
コラム
スクウェア・エニックスで「マジック体験会」を開催!?『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に向けたインタビューも|企画記事
-
戦略記事
ラクドス・サクリファイス:クリーチャーともう一つの生け贄要員(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
戦略記事
ジャンド独創力:プランは複数、独創力のみにあらず(パイオニア)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
戦略記事
とことん!スタンダー道!まさかまさかの複製術、コピーされ続ける先駆者(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
NEWEST 最新の読み物
-
2024.12.20戦略記事
今週のCool Deck:ロータス・コンボ、遂にアリーナにて始動!(パイオニア)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.20読み物
第51回:0から始める統率者戦|クロタカの統率者図書館
-
2024.12.19戦略記事
とことん!スタンダー道!まさかまさかの複製術、コピーされ続ける先駆者(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.19コラム
スクウェア・エニックスで「マジック体験会」を開催!?『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に向けたインタビューも|企画記事
-
2024.12.18戦略記事
ラクドス・サクリファイス:クリーチャーともう一つの生け贄要員(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.18広報室
2024年12月18日号|週刊マジックニュース
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事