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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ファイレクシアン・ドレッドノート

浅原 晃

 ふぉっふぉっふぉ、ファイレクシアに行きたいかー! おー! ということでな、今日は12月12日じゃから、ファイレクシアに来たら一度は見ておきたい名物クリーチャー、《ファイレクシアン・ドレッドノート》を紹介していくぞい。

 ファイレクシアは第一球層から第九球層で構成されておってな、それぞれが入れ子の構造になっておるのじゃが、第二球層で《ファイレクシアン・ドレッドノート》はよく見かけられるんじゃ。ファイレクシアの中では比較的見やすい場所におると言っていいじゃろう。

 《ファイレクシアン・ドレッドノート》は1マナで12/12、トランプルと最強のコスパを持っておるんじゃが、パワーの合計が12になるまで戦場のクリーチャーを生け贄に捧げないと、こいつが死んでしまうため、普通に使うには一苦労どころか五苦労くらいあるクリーチャーじゃった。

 しかし、1マナのカードとしては破格じゃからのう、いろいろな方法でデメリットを無視して、《ファイレクシアン・ドレッドノート》を使う試みがなされたのじゃ。パワーだけを参照してダメージを与える《伏魔殿》、戦場に出たときの効果を打ち消して殴りにいく《もみ消し》が代表的じゃな。それぞれ、「パンデモノート」「スタイフルノート」と言ったデッキが作られておるんじゃ。

 こうした、デッキとしての活躍はもちろんじゃが、ファイレクシアの禍々しさを備えたカッコいいイラストもあって、人気の高い1枚なんじゃ。

 ちなみにイラストの右下にはナイン・タイタンズの一員である、テイザーが描かれておるぞい。ふぉっふぉっふぉ、多分、観光で見に行ったんじゃろう。そしてじゃ、その人気にあやかって、わしもファイレクシア観光で一儲けを……え? ファイレクシアは生身で行ったら即死だし、そもそも爆散して無くなってるって? 甘いのう、わしが狙うは原宿じゃ、原宿を制するものは世界を制する……東京タピオカランドの跡地にじゃな、東京ファイレクシアランドをオープンするんじゃ! 何層にもなっておって、第二球層には原寸大の《ファイレクシアン・ドレッドノート》を設置してな、女子高生がインスタ映えで大量に……えっ、駄目ぽよ? じゃあ、お台場のガンダムの隣は? 景観に合わない? コホンッ……出資者募集中じゃ!

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