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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:Candelabra of Tawnos

浅原 晃

『アンティーク 欲しいな欲しいな 高いやつ ガフ提督』

 よっ、ナイス川柳、正直を大事にするガフ提督じゃ。今日は「骨董の日」じゃ。骨董こっとうとは古美術や古道具といったもので、アンティークとも呼ばれておるものじゃな。

 そして、古道具と言えば、マジックにもそういった趣旨のセットがあるじゃろう、『アンティキティー』じゃな。今回は『アンティキティー』から、アンティークっぽさのある、《Candelabra of Tawnos》を紹介しようかのう。

 《Candelabra of Tawnos》はコンボデッキのパーツとして活躍したアーティファクトじゃ。{X}を支払えば、X枚の土地をアンタップできる効果は、タップ能力で特別な効果を持つ土地や大量のマナを生み出せる土地などと使われたのじゃ。例えば、《トレイリアのアカデミー》といったカードと合わせれば、膨大なマナ加速として利用できたのじゃな。他にも《High Tide》などとも一緒に使われたのう。これ自体のコストが1マナと軽いこともあって、使いやすいコンボパーツとして機能しておったのじゃな。

 この『アンティキティー』はウルザとミシュラによる兄弟戦争の頃の話で、さらにはその昔のスラン帝国のものまで出てくるから、アンティークというか、こちらの世界では遺物といった方が正しいかもしれんがのう。

 ちなみにアンティークはだいたい100年以上前に作られたものと言われておるんじゃ。現実のマジックはカードゲームとしての歴史が長いとはいえ、まだ、25年くらいじゃからな。カード自体がアンティークと呼ばれるようになるには、もうちょっと掛かるかもしれんのう。100年は長い? いやいや、案外すぐじゃぞい。アンガイスーグじゃ。

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