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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:予報

浅原 晃

 元気にゲリラ豪雨が降っておるようじゃ。最近は天気が不安定じゃから、出かける前の天気予報は欠かせないのう。

 ふぉっふぉっふぉ、今日は「気象予報士の日」じゃ。天気を知らせてくれる気象予報士は1994年の今日、初めて国家試験が行われて誕生したのじゃな。こう考えると気象予報士という職業は比較的、新しい職業なんじゃな。マジックが始まった時とだいたい同じくらいじゃしのう。

 予報という点に注目して、今日、紹介するのは《予報》という呪文じゃ。不確定なドローソースじゃが、組み合わせによっては100%の確率で予報もできた、天気予報のようなカードなのじゃな。

 《予報》は『オデッセイ』で収録されたインスタントじゃ。カード名を指定し、プレイヤー1人のライブラリーの一番上のカードを見て、それが指定したカード名なら、カードを2枚引けるのじゃ。2マナで2枚ドローは良質のドローソースと言えるじゃろう。ただし、外した場合は最低保証の1枚ドローだけじゃから、それでは、2マナの使い損となるんじゃな。

 ユリ・ゲラーならばともかく、一般人では素で当てるのは厳しいからのう。ちょっとした工夫とともに使うのが定番だったのじゃ。代表的なのは《記憶の欠落》じゃろう。相手のカードを打ち消しつつライブラリーへ戻し、それを落として2枚ドローというように綺麗に対処できたのじゃ。自分を対象にするなら、《渦まく知識》や《師範の占い独楽》などで自分のライブラリーを操作して、《予報》で当てるのも強かったのう。この場合は無駄なカードも落とせるから、2枚ドロー以上の価値があったのじゃな。

 ふぉっふぉっふぉ、わしも、せっかくじゃから気象予報士としてデヴューしたいのう。こう見えて、ドミナリアの天気の子と呼ばれておったのじゃよ。今は雨じゃがな、見るといいぞい、わしの力をな、「ふぉっふぉっふぉ、今から晴れるぞい」。

 ……えー、さてと、傘を買ってくるかのう。

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