本日は「幽霊の日」じゃ。なぜ、今日が幽霊の日かと言うと、1825年の今日、怪談話である「東海道四谷怪談」（通称、四谷怪談）の初演が行われたのじゃな。怪談と言えば幽霊がつきものじゃろ？ だから今日は「幽霊の日」となっておるのじゃ。おお怖い怖いと言いながら楽しむ、怪談話とはそういった趣があるからのう。背筋が凍る話で暑い夏を乗り切るといったイメージから、怪談話は夏の風物詩とも言われておるんじゃな。

　マジックでも幽霊の話と言えばいくつもあるんじゃが、幽霊と縁が深いと言えばプレインズウォーカーのケイヤじゃろう。ケイヤは『灯争大戦』で新しくゲートウォッチの仲間に入った者じゃ。幽霊を暗殺して……幽霊を殺すというのも変な話じゃが、ケイヤは元々、そういったことを生業としておったのじゃな。まあ、ゴーストバスターズのようなものじゃ。そんなケイヤは最新のラヴニカではオルゾフ組の一員として登場し、裏で仕切っていた幽霊のオブゼダートを暗殺したのじゃ。その様子が描かれたのが《ケイヤの怒り》なんじゃな。

　《ケイヤの怒り》は今のスタンダード環境での定番のクリーチャーの全体除去となっておるのう、確定除去で４マナというのは《神の怒り》を思わせるし、《ケイヤの怒り》という名前もしっくり来るものになっておるんじゃな。

　というわけで、今回の幽霊の話はケイヤが激おこで幽霊たちがチーンと……って幽霊が全然怖くない？ ふぉっふぉっふぉ、そりゃ、こちらの世界じゃと幽霊なんて日常茶飯事、そこら辺におるから怪談にもならんぞい。そうじゃな、マジックで一番怖い怪談話はあれじゃ、土地が足りなくて事故ったプレイヤーの、「いちまーい、にーまい、土地が１枚足りなーい……」という嘆きがどこからともなく聞こえてくるという話じゃな。ちなみに、トーナメントに行くとたくさん出没するから、行ってみるとよいぞい。