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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:運命の大立者

浅原 晃

 成長というのは楽しいものじゃ。自身もそうじゃし、人の成長を見届けるのも人生の楽しみの一つじゃろう。2008年7月25日は『イーブンタイド』の発売日、今日はその中から、成長と出世のクリーチャー、《運命の大立者》を紹介していこうかのう。

 1マナ1/1クリーチャーの《運命の大立者》は最初は小粒じゃが、その成長要素が特徴的なクリーチャーじゃ。1マナを注ぎ込めば2/2となり、序盤の戦闘要員として使え、その後に3マナを注げば4/4となり、中盤の主力となってくれる。そして、最後に6マナを注ぎ込むと、8/8の飛行、先制攻撃となり、さらにはアバターとなってキスキンという種族を背負う存在となれるのじゃな。

 大立者というのは重要な人物を指す言葉で、もとは芝居で最も優れた俳優を指す言葉じゃ。運命に導かれるように成長し最後は主役を張れる。そう考えると名前まで噛み合った素晴らしいクリーチャーと言えるじゃろう。ゲーム的にもフィニッシャーとして、そして、マナの使い道を無くさない点で《運命の大立者》は非常に優れておったから、序盤から終盤まで役に立ってくれるナイスなクリーチャーじゃったぞい。

人生は成長とそれをもたらしてくれる経験(マナ)が大事なのを教えてくれるクリーチャーじゃ。失敗したとしても、大抵の場合はやり直しが効くからのう。それに、《運命の大立者》も実は8/8となっても、1マナの能力で2/2の初心へと戻れるんじゃな。これもまた、ウィザーズからの大事なメッセージだとわしは思うぞい。ふぉっふぉっふぉ、そうじゃな、《誘惑蒔き》で奪われても、マナがあれば2/2に戻せるから怒らないでねって、違うぞい、もっと深いやつじゃ、それっぽい感じのやつじゃ。

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