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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ウルザの塔

浅原 晃

 1994年3月4日はむかーしむかーしのエキスパンション、『アンティキティー』の発売日じゃな。そこで、今回は『アンティキティー』の紹介をしていこうかのう。

 『アンティキティー』はエキスパンションにして2つ目、本格的なストーリーが初めて展開されたセットじゃな。そのストーリーを簡単に説明すると、ウルザとミシュラの兄弟戦争をテーマにしたものじゃ。ウルザの〜や、ミシュラの〜といったカードが多くあるのもそのためじゃ。

 『アンティキティー』はアーティファクトがテーマの1つになっておる。特にストーリー上で有名なアーティファクトを紹介すると、ファイレクシアとドミナリアの境界を封じていた《Mightstone》と《Weakstone》の2つの石がまず挙げられるんじゃ、これをウルザとミシュラが分割して所持したことで後にファイレクシアの侵入を許し、兄弟戦争へと繋がるのじゃな。そして、戦争の主力兵器となった《ドラゴン・エンジン》も外せないところじゃ。

 ん? なんじゃ? ゲームで使われてるのをほとんど見たことがない? ふぉっふぉっふぉ、それは、ストーリーでは強いけどゲームではパッとしない、マジックあるあるじゃな。ちなみにゲーム視点じゃと、《露天鉱床》、《Mishra's Workshop》、《羽ばたき飛行機械》などなど、他にもいろいろと揃っておるぞい。

 そうじゃな、他に活躍しているカードを挙げるなら、モダン環境で元気一杯の《ウルザの塔》《ウルザの鉱山》《ウルザの魔力炉》のウルザランドがあるかのう。

 3種揃うと7マナを生み出せるため、モダンではそのまま《解放された者、カーン》を出すのが定番中の定番じゃ。そもそも、カーンはウルザが作ったものじゃから、実はフレーバー的にもぴったりというわけじゃな。フレーバー的にはぴったりでも、ゲーム的にはたまったもんじゃない? ふぉっふぉっふぉ、マジックあるあるじゃな。

 ちなみに、この時は同一のカードでも絵違いのイラストが結構あってのう、例えば《ウルザの塔》でも絵違いがあったのじゃな。そのせいで間違えて適当に破壊したら、綺麗にウルザランドが1つずつ残ったこともあったのう。マジックあるある? ふぉっふぉっふぉ、これは、わしのチョンボ体験談、ガフあるあるじゃ。

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