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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:親和(モダン)

中村修平の「デイリー・デッキ」:親和(モダン)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を掲載いたします。今週は26日(月)~30日(金)の更新です。


 モダン環境におけるビートダウンデッキの王様はZooですが、それとは別系統で、かつモダン初期からずっと一線級で活躍し続けるビートダウンの雄。それが今日紹介するブレット・ジョンストン/Brett Johnstonの親和デッキです。

 デッキリストを見てもらえるとお分かりかと思いますが、このデッキの特徴はカードのほとんどがアーティファクトで構成されているということです。クリーチャーは全てアーティファクトで、土地についてもクリーチャー化すればアーティファクトと化す2種類の「蛾」土地と《ダークスティールの城塞》。
 残っている呪文枠にしても、かたや金属術の《感電破》、もう一つは親和付きの《物読み》と、アーティファクト関連に徹底して構築されています。

 そのことによって発揮されるのが、恐ろしいほどの爆発力。
 1ターン目から4、5枚のパーマネントを展開することは当たり前です。
 もちろんそれら自体はコスト相応で1/1程度のほとんど無害なクリーチャーなのですが、キーカードである《信号の邪魔者》や《エーテリウムの達人》によって、なかなかに侮れないダメージ源となり、《電結の荒廃者》、《頭蓋囲い》、《鋼の監視者》によって致死レベルの脅威へと変貌を遂げます。

 2ターン目には3点程度だったダメージが、3ターン目には一気に10点を超えるダメージとなる、しかもどれを除去しても次ターンの受けにならない実質的に詰み状態。親和ペースの試合では非常によくある光景です。
 ただし2ゲーム目以降は気をつけて。デッキのほとんどがアーティファクトということは、《粉砕の嵐》のような「打たれると即死」レベルのサイドボードが入れられているかもしれません。

 このアンバランスさが、一時期禁止されていた《野生のナカティル》と違って新たに禁止カードを指定されることがなかった要因でもありますね。

Brett Johnston
グランプリ・オマハ2015 トップ32 / モダン[MO] [ARENA]
2 《
4 《ダークスティールの城塞
4 《墨蛾の生息地
3 《ちらつき蛾の生息地
3 《空僻地

-土地(16)-

4 《羽ばたき飛行機械
3 《メムナイト
4 《信号の邪魔者
4 《電結の荒廃者
4 《大霊堂のスカージ
1 《鋼の監視者
3 《刻まれた勇者
2 《エーテリウムの達人

-クリーチャー(25)-
4 《オパールのモックス
1 《溶接の壺
3 《バネ葉の太鼓
2 《感電破
4 《頭蓋囲い
1 《アーティファクトの魂込め
4 《物読み

-呪文(19)-
2 《呪文滑り
2 《摩耗 // 損耗
2 《大祖始の遺産
1 《墓掘りの檻
1 《呪文貫き
1 《思考囲い
2 《鞭打ち炎
2 《血染めの月
2 《法の定め

-サイドボード(15)-

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