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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:青赤デルバー(モダン)

中村修平の「デイリー・デッキ」:青赤デルバー(モダン)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)毎週火曜日~金曜日に掲載いたします。


 さて次は、昨日のレガシー版の直系と言ってもよいモダン版のご紹介です。
 順序としても、まずレガシーで青赤《秘密を掘り下げる者》というアーキタイプが存在していて、それをモダンに持ってくればどうなるか。という発想から来ているので、そういう意味でも「直系」というのが最も適当な表現だと思います。

 こうやって見比べて見ても本当にそっくり、ほとんど同じようなカードが並んでいますね。クリーチャー陣はほとんど変わらず、呪文の中でフォーマット的に使えないものが、例えば《渦まく知識》が《思考掃き》に代替され、《思案》が禁止になっているので《血清の幻視》で代用されていたりしますが、やりたいことは全く同じです。

 まあ《Force of Will》については多少目を瞑りましょう。《マナ漏出》では力不足感が甚だしいですが、こればかりはどうしようもありません。5マナで素打ちすることも10回に1回はありそうですし...

 とはいえ、レガシーとモダンでは決定的に違う点が1つあります。
 それは、フェッチランドから持ってくる先がデュアルランドではなくショックランド、アンタップ状態で出すにはライフ2点が必要だということです。
 ただでさえ対戦相手と早撃ちを競うデッキで、この追加出費は大きくかさみます。
 フェッチランドからショックランドをアンタップ状態で出すだけで3点の出費。タダで《稲妻》を本体に食らっているようなものなのです。
 ここに《ギタクシア派の調査》の2ライフを払って唱える事を考えると本当にこの差は大きいのです。

 この点についてだけは、レガシーの強力デッキをモダンで再現するためには仕方がないと思って、諦めるしかないですね。

Ivan Floch
グランプリ・マドリード2014 トップ16 / モダン[MO] [ARENA]
4 《沸騰する小湖
3 《溢れかえる岸辺
2 《乾燥台地
2 《
2 《
2 《金属海の沿岸
2 《蒸気孔
1 《神聖なる泉

-土地(18)-

4 《秘密を掘り下げる者
4 《僧院の速槍
4 《若き紅蓮術士
2 《瞬唱の魔道士

-クリーチャー(14)-
4 《ギタクシア派の調査
4 《稲妻
4 《血清の幻視
3 《二股の稲妻
3 《思考掃き
2 《呪文嵌め
2 《蒸気の絡みつき
2 《マナ漏出
4 《宝船の巡航

-呪文(28)-
3 《摩耗 // 損耗
1 《払拭
1 《二股の稲妻
1 《呪文貫き
1 《呪文嵌め
2 《否認
2 《疲弊の休息
1 《呪文滑り
2 《聖トラフトの霊
1 《四肢切断

-サイドボード(15)-

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