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第49回:デッキ紹介《マリーナ・ヴェンドレル》

クロタカ

 読者の皆さん、こんにちは!統率者戦大好きクロタカ(@clotaka1)です。

 今回は『ダスクモーン:戦慄の館』に収録されているカードの中から統率者を1つピックアップして、デッキパワーレベル5〜6にカスタマイズしたデッキを紹介していきます!

目次


 

統率者紹介

 今回紹介するデッキの統率者は、《マリーナ・ヴェンドレル》です!

 
マリーナ・ヴェンドレル》の特徴

 《マリーナ・ヴェンドレル》は以下の能力を持っています。

マリーナ・ヴェンドレルが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード7枚を公開する。その中からすべてのエンチャント・カードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

{T}:あなたがコントロールしている部屋1つを対象とする。それのドア1つを閉鎖するか開放する。起動はソーサリーとしてのみ行う。

 戦場に出たときに部屋などのエンチャントを手札に加え、起動型能力でドアの開放や閉鎖を行うことができます。

 
目指しているレベル

 この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。

commander_deck_level_ja.jpg  

 それではデッキリストをご紹介します。


 

デッキリスト

「《マリーナ・ヴェンドレル》」、製作者:クロタカ[MO] [ARENA]
1 《マリーナ・ヴェンドレル
-統率者(1)-

1 《平地
1 《
1 《
1 《
3 《
1 《統率の塔
1 《英雄の公有地
1 《マナの合流点
1 《真鍮の都
1 《風変わりな果樹園
1 《ヴァルガヴォスの棲み処
1 《スパーラの本部
1 《ジアトラの試練場
1 《神聖なる泉
1 《寺院の庭
1 《繁殖池
1 《蒸気孔
1 《蒸気孔
1 《踏み鳴らされる地
1 《草むした墓
1 《神無き祭殿
1 《聖なる鋳造所
1 《血の墓所
1 《溢れかえる岸辺
1 《吹きさらしの荒野
1 《霧深い雨林
1 《血染めのぬかるみ
1 《湿地の干潟
1 《汚染された三角州
1 《乾燥台地
1 《沸騰する小湖
1 《樹木茂る山麓
1 《新緑の地下墓地
1 《世界樹
1 《クローサの境界
-土地(37)-

1 《聖域の織り手
1 《知りたがりの光霊
1 《収穫の手、サイシス
1 《キオーラの追随者
1 《精体の追跡者
1 《虚偽への恐怖
1 《イリーシア木立のドライアド
1 《永劫の活力
1 《ヴァルガヴォスの執事長、ヴィクター
1 《魔女の結界師
1 《深海住まいのタッサ
1 《飛翔する光り
1 《亡者の踊り手
1 《フラッドピットの大主
1 《造反の代弁者、サムト
1 《ホーントウッドの大主
1 《金縛りの恐怖
1 《破滅企図の悪魔
1 《ボイラービルジの大主
1 《ミストムーアの大主
1 《ナイレアの巨人
-クリーチャー(21)-
1 《剣を鍬に
1 《ヘリオッドの介入
1 《現実からの遊離
1 《水中トンネル // 泥濘んだ水族館
1 《底なしプール // 更衣室
1 《荒らされた地下室 // 解剖室
1 《大玄関 // 優雅なる円形広間
1 《人形作家の家 // 陶磁器ギャラリー
1 《汚染された貯水槽 // 仄暗い地下牢
1 《手術室 // 病室
1 《咆哮する焼炉 // 蒸気サウナ
1 《画家の仕事場 // 汚された画廊
1 《朽ちゆくジム // ウェイトルーム
1 《煙たい談話室 // 霧がかった応接間
1 《温室 // がたつく展望台
1 《券売所 // 憎悪のトンネル
1 《鏡の間 // 砕けた世界
1 《食肉用冷凍室 // 冠水した食堂
1 《見捨てられた屋根裏部屋 // 見晴台
1 《絢爛たる劇場 // 小道具部屋
1 《葬儀場 // 復活の間
1 《収納室 // 忘れられた地下室
1 《中央エレベーター // 確実な階段
1 《秘密のアーケード // 埃被った応接室
1 《試験所 // 詰所
1 《ガラス工場 // 粉々の作業場
1 《不浄な別室 // 祭儀室
1 《収穫の力
1 《突刺回廊 // 拷問部屋
1 《専用執務室 // 講義室
1 《手狭な通気口 // 進入迷路
1 《黒焦げのホワイエ // 歪んだ空間
1 《予期の力線
1 《玻璃翼の恩寵
1 《ニクスの星原
1 《解放された騒音
1 《館への鍵
1 《秘儀の印鑑
1 《冷鉄の心臓
1 《友なる石
1 《千年霊薬
-呪文(41)-

 


 

各カードの役割分類

除去(10)
ドロー、ドロー調整(11)
マナ加速(10)
サーチ(2)
クリーチャー強化(7)
クリーチャー・トークン生成(7)
クリーチャーアンタップ(4)
墓地にあるカードを手札or戦場に戻す(6)
エンチャント・呪文のコスト軽減(1)
瞬速付与(1)
マナ・コスト踏み倒し(1)
明滅(1)
打ち消し(1)

※土地のほとんどはマナを加える効果なので割愛しました。


 

統率者の選択理由

 今回は『ダスクモーン:戦慄の館』で新しく登場した部屋のギミックがおもしろそうだったので、部屋カードとシナジーのある《マリーナ・ヴェンドレル》でデッキを組むことにしました。


 

マリーナ・ヴェンドレル》デッキの良いところ

 ここからはこのデッキの良いところを紹介していきます。

ドアの開放コストを踏み倒せる!

 《マリーナ・ヴェンドレル》の起動型能力を使えば、マナ総量8の《復活の間》も即開放!

 

 その他のマナ総量が重たい部屋のドアも、《マリーナ・ヴェンドレル》がいたら全部無料開放!

 

 クリーチャーをアンタップするカードを複数枚採用しているので、それらを駆使すれば《マリーナ・ヴェンドレル》の能力を連続起動することも可能!

 

 部屋カードが無くなってきたら、《深海住まいのタッサ》で《マリーナ・ヴェンドレル》を明滅しちゃいましょう!

 
部屋が2枚分の働きをしてくれる!

 部屋は実質的に2つのカードが合体している特性上、1枚で2枚分の働きをしてくれます。このデッキでは現時点で存在する部屋を全て採用しているため、実質28枚×2=56枚分!

 

 その時々で最適な部屋をプレイできるため、結構柔軟に立ち回ることができますよ。

 

 個人的なオススメは、ドローソースorデーモン・トークン生成の《不浄な別室 // 祭儀室》と、除去orドローソースの《咆哮する焼炉 // 蒸気サウナ》!

 
エンチャントシナジーが豊富!

 《マリーナ・ヴェンドレル》がエンチャントを手札に加える能力を持っていることもあり、このデッキには大量のエンチャントを採用しています(合計50枚)。もちろんそれらと相性の良いエンチャントシナジーカードも多めに入れています。

  • 違和感!
 
  • エンチャントの数だけマナ!
 
  • エンチャントを唱えるたびドロー&回復!
 
  • エンチャントでないクリーチャーを全破壊!
 
  • エンチャント・呪文と開放コストを軽減!
 
  • クリーチャー強化!
 
 

ピックアップカード

 ここからはいくつかのカードをピックアップして紹介していきます。

現実からの遊離
 

 エンチャントしたクリーチャーをタップorアンタップできるオーラ。これを《マリーナ・ヴェンドレル》につければ、{U}マナがあるだけ起動型能力を使用可能に!ドアを閉鎖→開放を繰り返すことで、開放時の誘発型能力を何度も使い回すことができますよ!

 

 《現実からの遊離》を連続起動する際に必要となる大量の{U}マナについては、好きな色のマナを加えられるカード(《温室》、《イリーシア木立のドライアド》など)で強引に捻出しちゃいましょう!

 
亡者の踊り手
 

 戦場に出たとき墓地のエンチャント回収or部屋のドアを無料開放!さらに違和感でスピリット・トークン生成!

 

 特にトークン生成能力が強力で、エンチャントを出したり部屋のドアを開放していたら、いつの間にかスピリット軍団が出来上がっているなんて状況に。《深海住まいのタッサ》で明滅して、ドア開放能力を使い回したりすると楽しそうですね!

破滅企図の悪魔
 

 エンチャント・呪文のコストをマナの代わりにライフで支払うことができるようになるデーモン。実質1ターンに1回限定の踏み倒し! 《ミストムーアの大主》などの大主サイクルも、ライフを支払えば全部0マナ!

 

 段々ライフが少なくなってきたら、《玻璃翼の恩寵》で絆魂を付与してあげましょう!

 
 

デッキの回し方で意識するポイント

 ここからはデッキの回し方について確認していきましょう。

部屋は軽いドアから開放するとお得

 《マリーナ・ヴェンドレル》の起動型能力を使えば、どんなに重たいコストのドアも無料で開放することができます。なので部屋呪文を唱える際は、先にコストが軽い方から唱えると(支払うマナ的に)お得です。

マリーナ・ヴェンドレル》でドアを閉鎖して、再度開放することもできる

 《マリーナ・ヴェンドレル》の起動型能力は基本的にドアを開放するために使いますが、ドアを閉鎖することもできます。ドアの中には開放するたびに能力が誘発するものがいくつかあるので、閉鎖→開放もできるということを意識しておきましょう。

 
部屋カードのテキストを読むとき、カードを横向きにしがち

 部屋カードが手札にあると、テキストを読むためにカードを横向きにすることがあります。
対戦相手には部屋カードを持っていることがバレてしまいますが、《マリーナ・ヴェンドレル》が統率者の時点で部屋カード満載のデッキであることはバレバレなので、そこは潔く諦めましょう。状況によっては、部屋カードを持っていない状態でカードを横向きにすることで、部屋カードが手札にあるというブラフを仕掛けることもできます(笑)。


 

勝ちパターン紹介

 ここからはいよいよこのデッキの勝ちパターンについて紹介していきます。

確実な階段》で特殊勝利!
 

 8種類以上のドアを開放し、《確実な階段》での特殊勝利を目指す勝ちパターンです。最短コースだと、部屋カード4枚で条件を達成することが可能です。アンタップ能力を持つ《造反の代弁者、サムト》や《千年霊薬》などを駆使して、最速開放を狙っていきましょう!

 
ナイレアの巨人》でパワー/タフネス2倍!
 

 《ナイレアの巨人》やエンチャントが戦場に出るたび、クリーチャー1体のパワー&タフネスが2倍に!《飛翔する光り》がいる状態でプレイヤー3人を攻撃したら、1/1光霊・エンチャント・トークンが3体生成され、パワタフ2倍が3回誘発!

 

 さらに《憎悪のトンネル》を開放していると、二段攻撃まで付けられちゃう!

 
ニクスの星原》で部屋がクリーチャー化!
 

 《ニクスの星原》を含む5つ以上のエンチャントがあると、部屋などのエンチャントがクリーチャー化!パワー/タフネスはマナ総量に等しいので、マナ総量8の《復活の間》ならなんと8/8!

 

 あとは《マリーナ・ヴェンドレル》で重たいドアを開放したり、《飛翔する光り》で飛行を付与して、部屋ビートダウンを仕掛けましょう!

 

 今回の統率者戦デッキ紹介はこれでおしまいとなります。次回は11月15日発売予定の新セット『ファウンデーションズ』に関連した記事をお届けする予定です。

 

 それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。お楽しみに!

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