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第27回:『Unfinity』&『統率者デッキ:Warhammer 40,000』統率者ピックアップ

クロタカ

 読者の皆さん、こんにちは! 統率者戦大好きクロタカです。

 先日アン・セットの最新作『Unfinity』と「Warhammer 40,000」とのコラボセット『統率者デッキ:Warhammer 40,000』が同時発売されましたね!

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 この2つのセットには統率者にできるカードが(どんぐりカードを含めて)合計52枚と結構な枚数が収録されています。

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 今回はその中から特にオススメな7枚の統率者をピックアップして紹介していきたいと思います!

目次

 

 

Magar of the Magic Strings

 最初に紹介する統率者は、『Unfinity』に収録されている《Magar of the Magic Strings》です!

Magar of the Magic Strings》の特徴

 《Magar of the Magic Strings》は以下の能力を持っています。

{1}{B}{R}:あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それの名前を記録し、それを裏向きで戦場に出す。それは「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、その記録された名前を持つカードのコピー1つを生成してもよい。そのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。」と「このクリーチャーが戦場を離れるなら、これを他のいずこかに置く代わりに追放する。」を持つ3/3のクリーチャーである。

 「墓地にあるインスタントやソーサリーを操り人形として戦場に戻す」というフレイバーのようですね。インスタントやソーサリーをクリーチャーにするカードは今までほとんどなかったので(ひょっとしたら初めてかも?)、かなりユニークな能力を持つ統率者です。

 能力を有効活用するにはインスタントやソーサリーを墓地に置く必要があるため、とりあえず《稲妻》や《夜の囁き》などの軽めの呪文を唱えちゃうのが一番手っ取り早そうです。

 他にはサイクリングで手札から捨てられるソーサリー(《ラザケシュの儀式》、《砂の撹拌》、《墓所の隆起》など)も相性が良いですね。

 裏向きでクリーチャー化したインスタント&ソーサリーは、戦闘ダメージを与えるたび自身をコピーしてマナ・コストを支払わずに唱えられる能力を持ちます。なんとかして戦闘ダメージを与えたいところですが、素の状態では何の回避能力も持たない3/3なのですぐブロックされちゃいそうです。

 そんな時は《先駆者の長靴》、《街の鍵》、《囁き絹の外套》などで回避能力を付与して、確実に戦闘ダメージを与えていきましょう!

 そして《凶暴な打撃》、《狂戦士たちの猛攻》、《エンバレスの宝剣》などで二段攻撃を付与すればコピーも2倍!

 何度もインスタントやソーサリーをコピーできそうなので、魔技を持つカード(《セッジムーアの魔女》、《嵐窯の芸術家》、《オニキス教授》など)も一緒に組み合わせてみたいですね。

 コピーはマナ・コストを支払わずに唱えられるので、《信仰無き物あさり》や《安堵の再会》などでマナ・コストが重くて強力な呪文(《闇の領域の隆盛》、《ガラクの目覚め》など)を捨てつつ操り人形化すればインパクト絶大!

Magar of the Magic Strings》と抜群に相性が良いカード
納墓

 ライブラリーから好きなカードをサーチして墓地に送れる軽量インスタント。インスタントなので使い終わったら《Magar of the Magic Strings》で操り人形化して、(戦闘ダメージを与えると)繰り返しサーチすることができますよ!

 《納墓》1枚じゃ足りないと思ったら、同じような効果を持つ《無名の墓》も一緒にデッキに入れちゃいましょう!

クロタカ

アン・セットのインスタント&ソーサリーでは、パックを開封してその中にあるクリーチャーカードを戦場に出せる《Summon the Pack》が特に楽しそうです!

 

Myra the Magnificent

 次に紹介する統率者は『Unfinity』に収録されている《Myra the Magnificent》です!

Myra the Magnificent》の特徴

 《Myra the Magnificent》は以下の能力を持っています。

あなたがあなたの手札からインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、アトラクション1つを開く。

{X},{T} :マナ総量がXでありあなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それを追放し、あなたがコントロールしていて会場カウンターが置かれていないアトラクション1つを選ぶ。そのアトラクションの上に会場カウンター1個を置く。あなたがそのアトラクションを観覧するたび、その追放されているカードをコピーする。そのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

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 アトラクションは『Unfinity』で新たに登場したギミックで、アトラクション・デッキという専用のデッキに入れてプレイします。

 統率者戦を含む構築戦の場合、最低10枚以上の「シングルトン」(同名のカードが複数入っていない状態、ハイランダーとも)のデッキを組む必要があります。

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 アトラクションはアーティファクトですが、マナ・コストはありません。唱えることはできず、手札に加えることもできません。戦場に出すには《Myra the Magnificent》などの能力で「開く」必要があります。

 アトラクションを開く場合、自分のアトラクション・デッキの一番上にあるカード1枚を表向きに、自分のコントロール下で戦場に出します。各アトラクションの右下隅には、1~6の数字がある枠が点灯しています。同じアトラクションでもバージョンが違えば、違う数字が点灯しています。1は常に消灯状態で、6は常に点灯状態です。

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 自分の各ターンの第1メイン・フェイズの開始時に、1個の6面体サイコロを振ります。これを「観覧するためにサイコロを振る」と言います。その出目が自分がコントロールしているアトラクションで点灯していたら、そのアトラクションを観覧し、そのアトラクションの観覧能力が誘発します。自分がアトラクションを観覧するのは、この特別なサイコロによる場合と、カードが観覧するためにサイコロを振ることを求めた場合だけです。呪文や能力による他のサイコロでは、観覧能力は誘発しません。

 アトラクションが戦場を離れて追放領域以外のどこかの領域に行くなら、それは代わりに墓地のからくりデッキ版である屑置き場……のアトラクション・デッキ版である廃材置き場に置かれます。墓地に影響を及ぼすものは廃材置き場には影響を及ぼしません。アトラクションを追放した場合、そのまま追放領域に置かれます。

 《Myra the Magnificent》は手札からインスタントやソーサリーを唱えるたびにアトラクションを開けるので、《渦まく知識》、《思案》、《定業》などの軽量ドロー呪文は相性が良さそうですね。

 インスタント&ソーサリーを墓地に置く手段としては、ドローしつつカードを墓地に送り込める《思考掃き》、《強迫的な研究》、《嘘か真か》などがベストマッチ!

 会場カウンターを置く起動型能力は《訓練場》でコスト軽減したり、《教術師の石》でアンタップして再度起動するなんてこともできますよ。

 アトラクションを観覧しないと呪文がコピーされないので、アトラクション・デッキには当たりの多いアトラクション(《Ferris Wheel》、《Storybook Ride》、《Pick-a-Beeble》など)を重点的に入れておきたいですね。

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 インスタント、ソーサリーがコピーされるということは、コピーシナジーカードたちも(《路上芸術家、エラント》、《大魔導師の名誉教授》、《フラクタルの理論家、ディーカ》など)当然相性◎。

 アトラクションがアーティファクトであることに着目すると、各種アーティファクトシナジーカードも良い働きをしてくれるんじゃないかと思います!

回転

 アトラクションが破壊されてしまうとせっかく置いた会場カウンターが無駄になってしまうので、しっかり《発明の領事、パディーム》や《ダークスティールの溶鉱炉》で守ってあげたいですね。

Myra the Magnificent》と抜群に相性が良いカード
最高工匠卿、ウルザ

 《最高工匠卿、ウルザ》が現れたらアトラクションが{U}製造機に変身! そうなると一気に《マグマ・オパス》などの強力な呪文に会場カウンターを置きやすくなります。

 アトラクションを観覧するためにサイコロ運を高めつつ、もし観覧できなかったら《サイバードライブの起動者》や《作業場の古老》でアトラクションをクリーチャー化して戦闘で貢献してもらいましょう!

クロタカ

どんぐりカードのアトラクションだと、報酬をもらえるかもしれない《Dart Throw》や《Squirrel Stack》が結構楽しそう!

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Grand Marshal Macie

 次に紹介する統率者は『Unfinity』に収録されている《Grand Marshal Macie》です!

※《Grand Marshal Macie》はどんぐりカードです。1人以上のプレイヤーがどんぐりカードや、アン・セットやホリデー・プロモなどのこれまでの銀枠カードを使ってプレイしている「アン・ゲーム」でのみ使用可能です。

Grand Marshal Macie》の特徴

 《Grand Marshal Macie》は以下の能力を持っています。

あなたのアンタップ・ステップの間に、これをアンタップしないことを選んでもよい。そうしたなら、これの上に休止カウンター1個を置き、その後、あなたはこれの上にある休止カウンター1個につき1点のライフを失う。

これがアンタップ状態になるたび、これの上にあるすべての休止カウンターを取り除く。

{2},{T}:「ターン終了時まで」または「このターン」の効果1つを選ぶ。これがタップ状態であるかぎり、その効果は終了しない。

 銀枠カードの中でも特にぶっ飛んだテキストを持つ《Staying Power》のリメイクカードですね。

 《Staying Power》は「ターン終了時まで」と「このターン」の効果両方が終了しなくなるのに対し、《Grand Marshal Macie》は「ターン終了時まで」か「このターン」のどちらか1つを選び、選んだ効果が終了しなくなります。

 例えば「ターン終了時まで」を選んだ場合、《ルーンの母》で付与したプロテクションはずっと得たまま。

 「このターン」を選んだ場合、《多用途の鍵》でブロックされなくしたクリーチャーはずっとブロックされないまま。

 かなりおかしな(やり過ぎ?)なことが発生するところは、さすが、どんぐりカードですね!

 ということで、ここからは2つの効果ごとにおすすめのカードをいくつかピックアップして紹介します。

「ターン終了時まで」

守りが硬いよ部門

 《完璧な策略》や《不敗の陣形》でずっと破壊不能!

 《守護の執政官》で選んだ対戦相手1人へのプロテクション!

でっかくなるよ部門

 《鏡の精体》でパワー・タフネス巨大化!

 《荘厳な大天使》、《黄金のたてがみのジャザル》、《タルキールの龍の玉座》でどんどん+X/+X修整!

キーワード能力部門

 《大天使の霊堂》で接死&絆魂!

 《決闘者の遺産》で攻撃するたび二段攻撃!

 《月皇の司令官、オドリック》や《一枚岩の努力》でキーワード能力共有しっぱなし!

嫌がらせ部門

 《突然の俗化》でプレイヤー1人のクリーチャーを無力化!

ギデオン部門

 《試練に臨むギデオン》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》などのギデオンシリーズがずっとクリーチャー化したまま!忠誠カウンターは普通に減っちゃうので警戒を持たせてあげたいですね。

「このターン」

ダメージ軽減部門

 《無私の従者》、《誅罰》、《墨盾》でずっとダメージを受けない!

負けないよ部門

天使の嗜み》で敗北回避!

対象にしないで部門

 《覆い石の護符》でクリーチャー全体実質呪禁!

Grand Marshal Macie》と抜群に相性が良いカード
イクシドールの理想、アクローマ

 各戦闘で自分のクリーチャーが持つキーワード能力の数だけ強化するアクローマさん。自身の専用呪文的な《アクローマの意志》を唱えると一気にクリーチャーを強化することができます!

 《イクシドールの理想、アクローマ》の能力は各戦闘ごとに誘発するので、多人数で対戦する統率者戦なら(《Grand Marshal Macie》で「ターン終了時まで」を選んだ場合)スゴい勢いで巨大化していくことでしょう!

クロタカ

いくら「アン・ゲーム」といえど《沈黙》、《イーオスのレインジャー長》、《天使の調停者》などのロック系カードを使うと次から対戦してくれる人がいなくなっちゃうかもしれないので、使用は控えた方が無難かもしれません。

 

沈黙の王、スザーレク

 ここからは『統率者デッキ:Warhammer 40,000』編! 紹介する統率者はデッキ「ネクロン王朝」に収録されている《沈黙の王、スザーレク》です!

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沈黙の王、スザーレク》の特徴

 《沈黙の王、スザーレク》は以下の能力を持っています。

飛行

沈黙の王、スザーレクが攻撃するたび、カード3枚を切削する。あなたは、これにより切削されたカードの中からアーティファクト・クリーチャーや機体であるカード1枚をあなたの手札に加えてもよい。

 「切削で墓地を肥やしつつ、アーティファクト・クリーチャーや機体で攻めよう!」というテーマみたいですね。攻撃誘発能力なのでまずは《稲妻のすね当て》や《速足のブーツ》などで速攻を付与してあげたいところ。

 切削した時の当たりを増やせるように、デッキ内には大量のアーティファクト・クリーチャーや機体を仕込んでおきたいですね。アーティファクト・クリーチャーは《沈黙の王、スザーレク》と同じ部族であるネクロン軍団がフレイバー的にも相性◎。

 アーティファクト・シナジーを持つアーティファクト・クリーチャーなんかも良いですね!

 もしクリーチャーがアーティファクトじゃなかったとしても、《生体転移》を出せば強引にアーティファクト化することができますよ。

 機体の場合は歴史的なカードを手札に加えられる《ウェザーライト》、攻撃するたび切削してネクロン・トークンを生成できる《ネクロン・モノリス》、いずれは合体も狙えちゃう《メカ巨神のコア》などが有力候補でしょうか。

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 いざとなったら機体をクリーチャー化できるように、《メカ格納庫》は準備しておきたいですね。

 切削により墓地に落としたカードは蘇生で戦場へ蘇ってもらいましょう!

 蘇生する時はしっかり蘇生シナジーカード(《嵐の王、イモーテク》、《結集せし支配碑》、《ゴーストアーク》)の配備もお忘れなく。

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 他には墓地とのシナジーがある《屑鉄場のたかり屋》、《回収するタイタン》、《骨溜め》なども良い仕事をしてくれるんじゃないかと思います!

沈黙の王、スザーレク》と抜群に相性が良いカード
婆カカシ

 《沈黙の王、スザーレク》の切削能力で墓地に落としたアーティファクト・クリーチャーは《婆カカシ》でリアニメイトしちゃいましょう! 《三重合身のタイタン》などのマナ・コストの重たいクリーチャーも{4}と{T}だけで復活させることができますよ!

 《ファイレクシア教典》や《彼らの名は死を意味する》でアーティファクトでないクリーチャーをすべて破壊すれば、機械軍団の隆盛はほぼ間違いないでしょう!

クロタカ

沈黙の王、スザーレク》は{B}{B}{B}で信心とも相性が良いですね。《ニクスの祭殿、ニクソス》から《彼らの数は兵団に値する》を唱えたらめっちゃ気持ちよさそう!

 

異端審問官、グレイファクス

 次に紹介する統率者は統率者デッキ「帝国の諸軍」に収録されている《異端審問官、グレイファクス》です!

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異端審問官、グレイファクス》の特徴

 《異端審問官、グレイファクス》は以下の能力を持っています。

警戒

あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは、+1/+0の修整を受け警戒を持つ。

{1}, {T}:対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それをタップする。調査を行う。(手掛かり・トークン1つを生成する。それは「{2}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。」を持つアーティファクトである。)

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 《異端審問官、グレイファクス》がいると自分のクリーチャーはすべて警戒を持ち、攻撃しつつブロックにも参加できるようになります。攻撃してもアンタップしたままなので、タップ能力を持つカード(《敬虔な司祭》、《エーテル宣誓会の審判人》、《血統の守り手》など)は特に好相性。

回転

 みんな警戒だから《慧眼の導師》でもれなく+1/+1カウンターを置けますね。

全員攻撃した後に《敬虔な祈り》でクリーチャーをタップして天使・トークンを大量生成なんてことも可能!

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 アンタップしないデメリット能力を持つクリーチャー(《クルーグの災い魔、トラクソス》、《祭壇のゴーレム》、《魔道士輪の対応者》など)もデメリットを無視して戦えちゃう!

 《異端審問官、グレイファクス》の2つ目の能力は、対戦相手のクリーチャー1体タップと調査。手掛かりは各種手掛かりシナジーカード(《アカデミーの整備士》、《入念な調査》、《タミヨウの日誌》など)と組み合わせれば効果倍増!

 手掛かりがトークンであることに着目するなら、《マルネウス・カルガー》、《動物学者、ベニー・ブラックス》、《ガラクタ這い》、

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 アーティファクトであることに着目するなら、《大建築家》、《ベリサリウス・カウル》、《マリオネットの達人》なども良い活躍をしてくれると思います!

 対戦相手のクリーチャーをタップする際は、以下のカードもぜひ併用したいですね。

異端審問官、グレイファクス》と抜群に相性が良いカード
鼓音轟かせ

 《鼓音轟かせ》がいれば対戦相手のアンタップ・ステップにも《異端審問官、グレイファクス》がアンタップされる、つまりタップ能力も(マナがある限り)複数回起動可能!

 他にもタップ能力を持つクリーチャーがいればそれらも起動しまくり! 《鼓音轟かせ》だけだとアンタップ手段が足りない場合は、《羽山の冒険者》と《現実からの遊離》もお試しあれ!

クロタカ

大量の手掛かりを生け贄に捧げると、《虚ろの竜のシャード》がスゴいサイズになっちゃいそうですね!

 

強奪者、アバドン

 次に紹介する統率者は統率者デッキ「禍つ神々」に収録されている《強奪者、アバドン》です!

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強奪者、アバドン》の特徴

 《強奪者、アバドン》は以下の能力を持っています。

あなたのターンの間、あなたがあなたの手札から唱えてマナ総量がX以下であるすべての呪文は続唱を持つ。Xはこのターンに各対戦相手が失ったライフの合計に等しい。

 つまり対戦相手のライフを失わせたら続唱フィーバーということですね!

 失わせる手段として一番シンプルなのは《強奪者、アバドン》の戦闘ダメージ。トランプルだけだとやや心許ないので、ブロックされなくするカード(《海の神、タッサ》、《つむじ風のならず者》、《霊気トンネル》など)を使って確実に攻撃を通していきましょう。

 戦闘ダメージ以外では、定期的に各対戦相手のライフを失わせる《忠実な下僕》、《黄昏の預言者》、《宮殿の包囲》などが相性良いですね。

 ダメージを与えるカードなら《鍛冶の神、パーフォロス》、《地盤の巨人》、《揺れ招き》などがおすすめ!

 対戦相手の手札の数だけダメージを与える《鎮まらない怒り》や《バロール》も結構なライフを削ってくれそう!

 ダメージを2倍にする《獲物貫き、オボシュ》や、3倍にする《焦熱の解放》があればそのまま対戦相手のライフを0にできちゃうかも。

 続唱を連発するなら各種続唱シナジーカードもデッキに入れといて損はないでしょう。

強奪者、アバドン》と抜群に相性が良いカード
永遠衆、ネヘブ

 対戦相手のライフを失わせた後に呪文を連発したい。そんな時は《永遠衆、ネヘブ》の出番! 失わせたライフ1点につき{R}を加えて続唱フィーバーを強烈サポート! クリーチャー呪文多めなら《暴動の長、ラクドス》で一気にコスト軽減できますよ!

クロタカ

強奪者、アバドン》は何気にクリーチャー・タイプが戦士。ということで以下のカードも実はシナジーがあったりします。

 

スウォームロード

 次に紹介する統率者は統率者デッキ「ティラニッドの大群」に収録されている《スウォームロード》です!

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スウォームロード》の特徴

 《スウォームロード》は以下の能力を持っています。

スウォームロードは、このゲームであなたがあなたの統率者を統率者領域から唱えた回数1回につき2個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。

あなたがコントロールしていてカウンターが置かれているクリーチャー1体が死亡するたび、あなたはカード1枚を引く。

 《スウォームロード》を初めて唱えると、自身の能力により+1/+1カウンターが2個置かれ実質7/7として戦場に出ます。

 回避能力は何も持っていないので、《秘滝の軍使》、《オールド・ワン・アイ》、《有翼ハイヴタイラント》などで能力を付与してあげたいですね。

 そして《スウォームロード》自身を含むカウンターが置かれたクリーチャーが死亡するたび手札を補充することができます。+1/+1カウンターなどを置けるクリーチャーを多めに採用すると《スウォームロード》の能力を最大限有効活用できそうですね。

 『統率者デッキ:Warhammer 40,000』で新しく登場した「貪欲」を持つティラニッドたちは《スウォームロード》デッキにジャストフィット!

 「貪欲」持ちクリーチャーを多めに採用するなら、《ネクソス》、《メイガス、ルチア・ケイン》、《第一次ティラン戦役》などのシナジーカードも一緒に併用したいですね。

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 他には+1/+1カウンターを追加で置くカードや(《硬化した鱗》、《オラン=リーフの軟泥》、《大いなる狩りの巫師》など)、

 +1/+1カウンターを倍化するカード(《カロニアのハイドラ》、《フラクタルの装具》、《威圧の光景》など)も相性◎!

 +1/+1カウンターが置かれたクリーチャーが多くいると、《クラマヴァス》、《バイオタイタンの司祭》、《狩りの仕込み》などもより強力に使えそうですね。

 またカウンターというワードを聞いたら「改善」シナジー能力を持つカードを忘れるわけにはいかないでしょう。

 自分のクリーチャーを死亡させる際は、自分のクリーチャーを生け贄に捧げつつトークンを生成したり、クリーチャーをサーチできるカード(《先見的な縫い師、ゲラルフ》、《首席議長ヴァニファール》、《出産の殻》など)を使うとより隙なく動けると思います。

 死亡してカウンターがなくなるのはもったいないので、《オゾリス》や《死の存在》で再利用したいところですね。

スウォームロード》と抜群に相性が良いカード
魂の大鍋

 《魂の大鍋》で頑強を付与すれば、死亡しても即復活してさらに《スウォームロード》の能力で1枚ドロー。頑強により置かれた−1/−1カウンターももちろんカウンターなので、《スウォームロード》のドロー能力の誘発条件を満たしています!

 そして《絹鎧》などで+1/+1カウンターを置いてあげれば、−1/−1カウンターと相殺され、また《魂の大鍋》を有効活用できますよ!

クロタカ

荒ぶる再生者》などの死亡誘発能力を持つカードとの組み合わせが特におすすめ!

 

Magar of the Magic Strings》サンプルデッキ紹介

 ピックアップしたオススメ統率者の中から、今回は《Magar of the Magic Strings》の統率者デッキを紹介します!

目指しているレベル

 この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。

commander_deck_level_ja.jpg

 それではデッキリストをご紹介します。

デッキリスト

「Magar of the Magic Strings」、製作者:クロタカ
統率者戦 (2022年10月)[MO] [ARENA]
1 《Magar of the Magic Strings
-統率者(1)-

9 《
8 《
1 《血の墓所
1 《燻る湿地
1 《血染めのぬかるみ
1 《統率の塔
1 《硫黄泉
1 《竜髑髏の山頂
1 《憑依された峰
1 《偶像の石塚
1 《シャドーブラッドの尾根
1 《特別観覧室
1 《荒廃踏みの小道
1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼
1 《反逆のるつぼ、霜剣山
1 《接続トンネル
1 《ガイアー岬の療養所
1 《ハンウィアーの要塞
1 《無限地帯
1 《ならず者の道
1 《イス卿の迷路
-土地(36)-

1 《面倒なクアジット
1 《巡礼者の目
1 《セッジムーアの魔女
1 《憤怒
1 《開拓地の戦争屋
1 《真面目な身代わり
1 《嵐窯の芸術家
-クリーチャー(7)-
1 《太陽の指輪
1 《秘儀の印鑑
1 《精神石
1 《ラクドスの印鑑
1 《納墓
1 《耽溺のタリスマン
1 《スカイクレイブの秘宝
1 《信仰無き物あさり
1 《旅人のガラクタ
1 《安堵の再会
1 《街の鍵
1 《夜の囁き
1 《胸躍る可能性
1 《苦しめる声
1 《先駆者の長靴
1 《無名の墓
1 《混沌のねじれ
1 《悪魔の抱擁
1 《電撃の啓示
1 《セレスタス
1 《双晶の杖
1 《ヴァラクートの覚醒
1 《囁き絹の外套
1 《野望の代償
1 《悪意の熟達
1 《大勝ち
1 《礼儀妨害
1 《焦熱の合流点
1 《ハグラの噛み殺し
1 《吸心
1 《喪失の光景
1 《狂戦士たちの猛攻
1 《力の確約
1 《ラザケシュの儀式
1 《凶暴な打撃
1 《吸肉
1 《火山の捧げ物
1 《幕切れ
1 《墓所の隆起
1 《砂の撹拌
1 《ゾフの消耗
1 《アクローマの記念碑
1 《全ては塵
1 《鉄面提督の報奨
1 《ソリンの復讐
1 《忌むべき者の軍団
1 《冒涜の行動
1 《ガラクの目覚め
1 《不敬な輸血
1 《闇の領域の隆盛
1 《血の神に血を捧げよ!
1 《髑髏砕きの一撃
1 《影槍
1 《速足のブーツ
1 《エンバレスの宝剣
1 《オニキス教授
-呪文(56)-

各カードの役割分類

除去(13)
ドロー(13)
マナ加速(11)
サーチ(2)
サーチして墓地に置く(2)
クリーチャー強化(4)
回避能力付与(7)
速攻付与(3)
クリーチャー・トークン生成(4)
墓地からクリーチャーを手札or戦場に戻す(3)
ドレイン(2)
使嗾(2)
追加コピー(1)
追加戦闘フェイズ(1)
ライフ交換(1)
攻撃クリーチャー対策(1)

※土地のほとんどはマナを加える効果なので割愛しました。

デッキコンセプト

 《Magar of the Magic Strings》で墓地のインスタント&ソーサリーをクリーチャー化して、きっちり戦闘ダメージを叩き込む!

勝ちパターン紹介

1.《ソリンの復讐》をコピーして10点ドレイン!

2.《血の神に血を捧げよ!》をコピーして8枚ドロー&8点ダメージ!


 今回の『Unfinity』&『統率者デッキ:Warhammer 40,000』統率者ピックアップはこれでおしまいです。

 それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。お楽しみに!

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