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浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
「プロツアー『イクサラン』」三大チェックポイント! 指針のある環境で、トッププレイヤーたちのあらゆる選択を見逃すな!
「プロツアー『イクサラン』」三大チェックポイント! 指針のある環境で、トッププレイヤーたちのあらゆる選択を見逃すな!
by 浅原 晃
みなさん、こんにちは!
アメリカはアルバカーキにて行われた、プロツアー『イクサラン』の熱い戦いはご覧いただけたけたでしょうか?
【カードゲーム】マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『イクサラン』 in アルバカーキ DAY1
【カードゲーム】マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『イクサラン』 in アルバカーキ DAY2
【カードゲーム】マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『イクサラン』 in アルバカーキ DAY3
日本時間では深夜の12時から行われた本大会、さすがに見られなかったという人も多かったかもしれませんね。
見たという人も、これからタイムシフトを見る人のためにも、今回もプロツアーでも特に熱かった見所を三大チェックポイントとして紹介しますので、振り返ったり、これから観賞したりの参考にしてみてください。『イクサラン』の世界のように、新しい何かが見つかるかもしれませんね。それでは、いってみましょう!
ポイント1 1日目 ファーストドラフト(ブラッド・ネルソン、松本友樹)
1日目 ファーストドラフト(1日目 0:12:03~)
プロツアーはまず、ドラフトの3回戦から。そして、今回のファーストドラフトでフィーチャーされたのは、行弘賢、市川ユウキ、松本友樹の日本の3選手を含む、強豪ひしめく、いわゆる地獄卓でした。
『イクサラン』のドラフトは海賊、恐竜、マーフォーク、吸血鬼の4種族によるドラフトと最初は言われましたが、回数やイベントを重ねるにつれ、種族に拘らないドラフトが開発されていきました。「探検を行う」といったメカニズムや従来あったような青白の飛行デッキなど、単純かと思っていたものが、多種多様な道へと進められるという環境の奥深さが現れていました。
そのため、ドラフトでは多くの選択肢に直面することになり、プロプレイヤーであっても意見が分かれることが多いとも言えるのです。大事なのは意志を持って選択すること。
このドラフトでは、「プロプレイヤーがどういった選択をするのか?」ということを見ることができるほか、日本の松本友樹選手のドラフトもビデオカバレージとして見ることができます。
そして、結果としてこの卓で3-0という成績を収めた松本選手。ドラフトで強くなりたいという人は要チェック!
ポイント2 2日目 第15回戦:オーウェン・ターテンワルド vs. パスカル・メイナード+別卓
第15回戦:オーウェン・ターテンワルド vs. パスカル・メイナード ほか(2日目 8:17:29~)
このプロツアーのメタゲームを語る上で、もっとも重要なポイントは「ティムール・エネルギーか否か」ということでした。今回のプロツアーは発売2週間後の手探りの状態ではなく、世界選手権2017があり、そして、各種グランプリも行われた5週間後となったため、メタゲームの指標がハッキリと示されていたからです。
それため、どのデッキを選択するのか、というのも大事になってきます。そして、多くのプレイヤーが選択し、メタゲームの中心となったのは、世界選手権2017を制した「ティムール・エネルギー」でした。メインでこそ不利なデッキはあるものの、サイド後を含めた全体的なマッチアップでは、極端に不利と呼べるものはなく、また、対抗馬であった赤単(「ラムナプ・レッド」)に強いことからも、多くのプレイヤーが選択したといえるでしょう。
そして、純粋な「ティムール・エネルギー」と「タッチ黒(4色エネルギー)」を合わせると、実に48.3%のプレイヤーがこのデッキタイプを選択していたのです。
最強を選ぶべきか、最強を倒すべきか、メタゲームの面白い部分でしょう。トーナメントの佳境となった第15回戦では、現役最高峰のプレイヤーの1人でオーウェン・ターテンワルドが最強と言われる「ティムール・エネルギー」を駆り、それを倒そうとするものと戦います。
また、このラウンドではメイン卓とは別のテーブルで、4敗というトップ8進出の可能性があるラインで「白単吸血鬼」というデッキを見ることができます。誰もが最初は「吸血鬼デッキはトーナメントレベルではない」と思ったでしょう。しかし、プロツアーの場で、吸血鬼がフィーチャーマッチを戦うという事実に、可能性を感じない人はいないはずです。
戦いの勝敗は、そして、これから先のトップ8の切符の行方を要チェック!
ポイント3 3日目 決勝:パスカル・メイナード vs. セス・マンフィールド
決勝:パスカル・メイナード vs. セス・マンフィールド(3日目 7:34:55~)
決勝戦、その舞台に立ったのは、黒緑ベースの「スゥルタイ・エネルギー」、そして、「白青・王神の贈り物」デッキでした。メタゲームの中心にはいないデッキの対決、「ティムール・エネルギー」を使うべきか、それを倒すべきか、このトーナメントだけの答えで言うならば、選択しなかった側が生き残ったということになります。
そして、幾多の「ティムール・エネルギー」や「ラムナプ・レッド」を倒してきたであろう2人の戦いは、決勝戦に相応しいものとなりました。
お互いに星を2つ取り合い、5本目までもつれた熱戦となったこの勝負。イクサランの頂点に立ったのはどちらか?
これを見ずして、プロツアー『イクサラン』を語ることはできないでしょう。決勝戦、そして、最後の瞬間を要チェック!
次はワールド・マジック・カップ2017!
次の放送は12月1~3日にフランスのニースで行われる、ワールド・マジック・カップ2017!
渡辺雄也、原根健太、八十岡翔太の3選手が出場し、優勝を狙います。世界の国々がチーム戦という特殊なフォーマットでどのような選択をするのか、楽しみですね。ぜひ、そちらのイベントの方もご鑑賞ください!
それでは、次回のプレミアイベントでお会いしましょう!
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