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浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
結婚式、ロマン溢れるモダンマスターズ、グランプリの熱さを再び感じよう!
結婚式、ロマン溢れるモダンマスターズ、グランプリの熱さを再び感じよう!
先週は「モダンマスターズ・ウィークエンド」、グランプリ3会場をマラソン形式で中継した52時間連続ニコニコ生放送という前代未聞のお祭りが行われましたが、みなさん、楽しめましたでしょうか!
グランプリ(以下、GP)に参加したという人、生放送で見たという人も、まさに祭りの後という感じかもしれませんね。かく言う、自分も「グランプリ・千葉2015」に参加しぐったりしておりました。
※ぐったりする前です |
が、しかし、今回のGPは参加しただけでは、生放送をちょっと見ただけではそのすべてを網羅したとはいえません。
もちろん、用事があり、参加できず、生放送も見られなかったという人もおられるでしょう。そんなあなたは、ニコニコ生放送のタイムシフト視聴でこの激熱イベントを追いかけていきましょう。参加をしていたので生放送の方は見られていないという人、また、いろいろあったイベントの瞬間をまた、見直したいという人にも、タイムシフト視聴はピッタリ。
......といつもの『生放送』ならば、そう言いたいところですが、今回の放送は一挙52時間、それは、全部見直していると、土日潰しても見きれない時間という驚愕の数字。ということで、個人的にではありますが、今回の放送における見所をまとめましたので、それを紹介していきたいと思います。
(※編注:各項目の後の時間は、タイムシフト動画内の位置(時:分)を表します。タイムシフト視聴画面の左下に入力欄があり、その位置に直接飛ぶことができます。)
「グランプリ・千葉2015」のハイライト
あなたにとってマジックとは?@千葉(2:00~)
まず、3会場で共通して行われたインタビュー・キャンペーン、「あなたにとってマジックとは?」という問い。20年以上の歴史を誇るマジックだけに、ただの1つのゲームに留まらない人も多いのではないでしょうか。そして、記念すべき、最初の勝利者インタビューは......何と、自分。最近は1ラウンド目に呼ばれることが多いのですが、あれですね、時報です。GP始まったよーの時報。ともあれ、ここでいきなり質問され、迂闊にマジックとは『人生』と答えてみましたが、......見直してみると言葉が軽いッ、けれど暗いッ、てなもんです。普段の行いの適当さが出てますね。ここは真面目に『ロマン』って言えば、良かったです。
世界王者のマジックと《闇の腹心》(9:05~)
そして、第7回戦でフィーチャー席に登場したのは彌永純也選手。「世界選手権2011」の王者であり、理論派、そして、正確で落ち着いたプレイに定評があるプレイヤーです。そして、その第3ゲームには『モダンマスターズ 2015年版』ならではとも言うべき光景、2ターン目にボブこと《闇の腹心》が登場! コメントなどでは、この《闇の腹心》の能力で、「土地がめくれると宇宙」というセリフもありましたが、この言葉を発したのは何を隠そうわたし......ではなく、前回の「モダンマスターズ・ウィークエンド」観戦ガイド記事にも出てもらった殿堂プレイヤーの大礒正嗣さんです。これは、テストには出ませんので、覚えなくても当然大丈夫ですが、個人的には《闇の腹心》の魅力は、この土地がめくれるとノーコストで手札が増える宇宙性と、時にライフをガリガリ削ってこちらを殺しに来る、いわゆる「ボブ死」の緊張感にあると思っています。
2日目のドラフト開始(23:00~)
この前にあった繋ぎのフェイズ、GPラスベガス組とGP千葉組の掛け合いも必見ですが、2日目はドラフトからすぐにスタートします。そして、最初の見所はドラフトのピック。シールドとはまた違って戦略が要求されるドラフトの様子が、殿堂プレイヤー・津村健志のピックを追う形でスタートします。ここからは、ドラフトのアーキタイプの確認、ピックの考え方などを学ぶことができるので、ドラフトが見たいという人は、まず、ここを見るといいでしょう。
あのレジェンドが登場!?(25:20~)
さらに続けて、日本で開催された最初のGPの優勝者とは誰でしょうか、はい。ということで、黎明期のレジェンド、フジケン組長こと藤田憲一選手を見たい方は、この時間からの視聴をおすすめします。この辺りは、懐古な人には大喜びの時間帯といえます。まさに、「モダンマスターズ」のお祭り感ならではと言えるかもいしれません。
結婚式開催!(31:55~)
そして、今回のサプライズイベントがついに開催! GPも最終戦が行われている最中ですが、ここで、「マジック・デ・ウェディング」が開催されます。結婚式の司会は一時的に二コ生を抜けている森慶太さん、そして、イタリアから来たリカルドさんの前で愛の宣誓をやるとか? 史上最大のGPにして、史上空前のメモリアルイベントでもあるGP千葉の特別イベントもぜひお見逃し無く!
トップ8ドラフト(32:25~)
結婚式もお開きとなり、グランプリもまさに宴もたけなわ、クライマックスに近づきます。トップ8が決まり、約4000人の戦いはここで8人に絞られました。GP千葉で行われる、最後のドラフト、最後の戦いを見たい方はぜひここをご覧ください。ちなみに、先ほどの伝説のプレイヤー、フジケン組長は9位ッ。惜しいッ。そして、激戦の結果、1人目の優勝者は松本友樹選手に決まりました。おめでとうございます!
「グランプリ・ユトレヒト2015」のハイライト
真実、解体されまくり?(14:40~)
あなたには、《真実の解体者、コジレック》を1ゲームで2回展開された経験はありますか? 1回登場しただけでも、もうそのままカードを片付けて投了したくなる強力な1枚ですが、なんとこのゲーム、この《真実の解体者、コジレック》が2回登場します。力こそ正義、圧勝かと思いきや......対戦相手も見せ場を作ります。その結末はいかに......?
あなたにとってマジックとは?@ユトレヒト(38:27~)
ユトレヒト会場からの録画インタビュー「あなたにとってマジックとは?」企画。ユトレヒト会場だから英語ばかりになるかと思いきや、いきなり聴こえてきたのは、なんと日本語。日本に短期留学をしたことのあるドイツ人が登場し、同級生らしき人もコメントに現れて、国を超えてマジックのニコ生で繋がれるなんて奇妙な縁を感じますね。さらに見どころは、マジックの大会会場で出会ったカップル。幸せなキスシーンを見せてくれました。お二人には《大爆発の魔道士》をたくさん進呈したいですね。
寿司ドラフト!?(38:38~)
そんな最中に突っ込んで来たのが、謎の寿司ドラフトの映像。一言で言うならば、謎です。《不明の卵》。ちなみに、この映像はGP千葉の会場で撮影されており、初日落ちしたはずの八十岡選手も参加しています。まったくの謎。しかし、真剣に変なことをやるのも、また、マジックプレイヤーの特性かもしれませんね。ちなみに自分は、「ウニが無いのでふざけるな!」と怒ります。女将を呼びます。デッキの好み以上に分かれる、寿司の好み。あなたは何をピックしますか?
トップ8ドラフト(40:13~)
GPユトレヒトもトップ8ドラフトに入ります。同じパックを使っているのに、出てくるカード、また、プレイヤーのカードに対する評価によって、まったく違うゲームが生まれるのがマジックの面白いところ。特に決勝では、日本がダメージレースになったのに対し、こちらの決勝は除去の打ち合いから、相手を打ちもらした方が負け、という別の軸での戦いが見られます。
「グランプリ・ラスベガス2015」のハイライト
パック開封で出たのは?(18:40~)
突然、パックを剥き始めた、実況・解説の2人。しかも、解説の黒田さんのパックから出たのは神話レアのフォイルである《オパールのモックス》!? これ、さすがに黒田さんの仕込みでしょ。と咄嗟に思ってしまいましたが、さすが、持っている人は持っているもんですね。もちろん、剥くだけじゃなく、コモンから1枚1枚の解説も行ってくれているので、役立ち度も侮れません。
ターボマジック!?(20:55~)
さらに、他の会場と違って、GPラスベガスでは通常のフィーチャーマッチが終わった後で、他の試合をターボ、つまり、何倍速かで流すということが行われていました。いつもとは、違う速度で進むデュエル。ゲーム見所は......デッキシャッフルと手札シャッフルの面白さ......かも。
セカンドドラフト(44:12~)
そして、ついにGPは最終走者へ。初日のGPラスベガスは短い時間の放送(といっても5時間はありましたが)だったものの、この最終日はしっかりと最後まで放送されます。そして、トーナメントはセカンドドラフトから、さらに、ピックを追うのは、世界最高のリミテッダーとも言われるベン・スターク選手! 世界最高峰のピックを解説と合わせてご覧ください。
トップ8発表と、トップ8発表(48:52~)
GPラスベガスは2つのGPで構成されており、トップ8も当然2倍、そして、GP優勝者も2人出るという、すべてが規格外のトーナメント。そしてトップ8には、先ほどのセカンドドラフトでもピックを追ったベン・スターク選手も残っています。
タルモの価値は?(50:15)
しかし、今回のドラフトでもっともエキサイティングだった瞬間はこの瞬間でしょう、ベン・スターク選手と同卓のパスカル・メイナード選手のピックを追っている映像を流していると......なんと、2パック目から、《タルモゴイフ》のフォイルが。ふぉ、ふぉ、ふぉ、ふぉいる......。神の贈り物か、悪魔の囁きか。しかし、ここはGPの決勝ドラフト......ちなみに自分なら取りきるではなく......「ロマン」取りしそうです。《タルモゴイフ》も取る、GPも優勝する、両方やらなきゃいけないのが、ロマンプレイヤーのつらいところですね。パスカル選手の選択は......ぜひ、ご自身の目で確かめてみてください。
さて、少し長くなってしまいましたが、見所をご紹介していきました。タイムシフトは無期限で視聴できますので、時間のある方は少しずつ全部見てもいいかもしれませんね。それでは、また、次のプロツアーで会いましょう!
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