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EVENT COVERAGE
マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2015
「PAX Prime2015」特派員記事:マジック:ザ・トラベリング!感動と喜びの連続のシアトル旅行!
by 堀川優一(文・写真)、水鳥あひる(イラスト)
皆さんは、「マジック:ザ・トラベリング」を知っていますか? ベン・アッシュブルックさんという俳優さんが、旅の途中で出会った人にマジックを教えた様子の写真をTwitterにアップしているアカウント(@mgcthetraveling)です。
私たち特派員もシアトルにやってきたので、彼がやっているように観光名所や面白いスポットでマジックをプレイしてみました!
パイク・プレイス・マーケット周辺でマジック!
はじめに私たち特派員が向かったのは、シアトルの有名観光スポットの一つ、「パイク・プレイス・マーケット」です!
このマーケットは、ダウンタウンからパイクストリートを海へ向かって歩いて行くとすぐ見えてくる大きな看板が目印の市場です。
アメリカ内で現存する公設市場としては、最も古い市場のひとつと言われているそうです。マーケット内には、鮮魚をはじめ、農作物、お肉、お茶などの食料品、薬、本、衣類から、おみやげにいたるまで、あらゆる種類のショップがつらなっています。
また、マーケットの近くには、夕日のきれいなスポットがあるそうです。そんな場所があるのなら、マジックをするしかないでしょう?
夕焼けと海と芝生。まさに青春といった素晴らしいロケーションです。芝生の上でマジックは難易度が高いと思いましたが、意外にもカードのタップがしやすかったです(笑)。童心にかえり無邪気な笑顔がこぼれます。
スペース・ニードル・タワーでマジック!
次に私たち特派員が向かったのは、シアトルの顔とも言える場所。そう、「スペース・ニードル・タワー」です! 高さ184メートルの塔で、1962年の万国博覧会のときに建てられたそうです。
画像の中央の下の方にいるのが私たちです。そして、この場所でマジックをプレイすることで私たちは大きな発見をしました。
こんな細い場所でも、マジックはできる!! カードを置く場所が狭いので不安もありましたが、戦場のカードが増えたら距離をとれば良いだけの話。ゲームが進行するほど、私とタソガレくんの距離は広がっていくのでした(笑)。
チフリ・ガーデン・アンド・テラスでマジック!
次にむかったのは「チフリ・ガーデン・アンド・テラス(以下、チフリ・ガーデン)」です。ワシントン州タコマ市出身で国際的に有名なガラス・アーティストであるデール・チフーリさんの特徴的なガラス作品を多数展示した広さ1,836坪の庭園。チフリ・ガーデンの館内は、黒い室内に彩色ゆたかなガラス作品が多数展示されていて、ほんとうに幻想的な空間でした。
また、ガラス作品の特徴を活かし外からの光源をとりいれた展示は、万華鏡の中にいるような不思議な気持ちになりました。こういった幻想的な場所でのマジックは、なんだか青いカードを使いたくなります。イリュージョンが似合う、そんな気がするのは、私だけではないはずです。
スノコルミー滝でマジック!
さて、次に私たちがむかったのは、シアトル郊外にある大きな滝、スノコルミー滝です。地元の人たちにも手軽で人気のある観光スポットだそうです。スノコルミー滝は思っていたよりもはるかに大きく、滝の落差はナイアガラの滝よりもあるのだとか。
私たちが到着した時は、あいにくの霧で良く滝が見えませんでした。しかしレジャーマットを広げていると途中で霧がウソのように晴れていきました。《太陽の神、ヘリオッド》のおかげしょうか?
序盤は私が有利な状況でゲームが進みますが、タソガレくんがドヤ顔で赤のハーフデッキ最強カード《シヴ山のドラゴン》をプレイ。が、しかし突然の突風にあおられて《シヴ山のドラゴン》は崖の下へとフライングしていきました...! 天気を晴れにしたのが《太陽の神、ヘリオッド》だけに、一筋縄にはマジックをプレイさせてくれなかったようです。
シアトル郊外の公園でマジック!
次に私たちがやってきたのは、スノコルミー滝に近いシアトル郊外の公園です。そこは公園というよりは森で、ファンタジー世界のような木もれ日あふれる美しい場所でした。
スノコルミー滝とこの公園は、ノースベントという街の中にあり、アメリカの有名ドラマ「ツイン・ピークス」の舞台になっていたそうです。なるほど、どこを撮っても絵になるはずです。
ビクターズ・コーヒーでマジック!
さて、次に私たちがたどり着いたのは、シアトル郊外の老舗コーヒーショップ「ビクターズ・コーヒー」です。
老舗でありながら色々なフレーバーのコーヒーが楽しめるとてもユニークに富んだショップです。ちなみに私が注文したのは、バナナ・バニラ・フレーバー・コーヒーです。
店内は海賊やドワーフが集まる隠れ家のような雰囲気で、私たちの他にもカードゲームやボードゲームをやっているグループがありました。親子でボードゲームをやっている人たちもいて、「地元の憩いの場」という言葉がぴったりな、あたたかい気持ちにさせてくれるナイススポットでした。
シャトー・サン・ミッシェル・ワイナリーでマジック!
そして次にシアトルの郊外、山のふもとにあるウッジンビルにある「シャトー・サン・ミッシェル・ワイナリー」(以下、シャトーワイナリー)です。シアトルは、ワシントン州にあるのですが、昔は禁酒法が施行されていました。禁酒法が撤廃された後に最初に建てられたのがシャトーワイナリーです。
私たちはシャトーワイナリーのブドウ園に向かいました。なんとカモがたくさんいます! 一緒にマジックを遊ぼうかと声をかけると、カモは逃げてしまいました (笑)。
そして、この旅の最終を飾る場所は、シャトーワインナリーのワインセラーです。マジックをプレイしているとなんだが、頭がふわ~っとした良い気持ちになってくるではないですか。
そう、気がつかないうちに私たちは、ワインセラーの中にただようアルコールに酔ってしまっていたのです。みなさんもワインセラーでマジックする時は気をつけください(笑)。
と、いうことで「マジック:ザ・トラベリング」をマネして様々なロケーションでマジックを遊んでみましたが、いかがでしたか? 野外でのマジックはとても気持ちがよく、子供のころの思い出が蘇りました。どこでもだれとでもマジックひとつあれば時間を楽しむことができるものですね。
さてさて、この記事が特派員としての私の最後の記事となります。思い返してみれば、この旅は驚きと喜びそして初めての体験の連続でした。多くの有名プロプレイヤーとの出会い、ウィザーズ本社の見学と会議室でのブースタードラフト、ネイサン・ホルトさんやマーク・ローズウォーターさんとの対談。プレビューカード公開の体験。ニコニコ生放送への出演...などなど。
シアトルの旅を思い返してみると、不思議と出会った人たちの笑顔ばかりが思い出されます。私は、旅の一番のだいご味は人との出会いだと考えています。思い出される人たちの顔がすべて笑顔だったのは、私自身もこの旅でおおいに笑っていたからです。
いつかまた、シアトルへ来たいなぁ、私は今すでにそう思っています。そう思えるのは、この旅が感動と喜びの連続だったからです。本当に、本当に、ありがとう。
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