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EVENT COVERAGE
グランプリ・台北2016
初めての国外グランプリ参加プレイヤーに聞いてみた!Youの台北の印象は?
By Masashi Koyama
近年、台北は日本からの観光地として人気急上昇中の場所です。
東京から飛行機でわずか3時間半と、国内旅行とあまり変わらない感覚で出かけることができ、食べ物や文化も日本と近く、気軽に海外旅行するにはもってこいの場所なのです!
そして、そんな身近な外国である台北でグランプリが開催されるとあって、このグランプリ・台北2016には初めて国外グランプリに参加される日本の方が非常に数多く多くいらっしゃいます。
そこで、外国のグランプリに初めて参加されるフレッシュな方々に、どのようなきっかけで国外への遠征を決められたのかインタビューをお願いしてみました。
橘 右近さん/林 由佳里さん(東京)
グランプリ・東京2016の企業対抗戦に参加されていた橘さんと林さん。
おふたりはなんと新婚旅行で本グランプリに参加されているそうです。台北の暑い天気に負けないくらいアツアツですね!
――おふたりがマジックを始められたのはいつごろなんでしょうか?
橘「僕が『タルキール覇王譚』の時に復帰して、『運命再編』の頃に由佳里を巻き込んだ形ですね。」
――グランプリ・台北に参加しようと思ったきっかけはどのようなものでしたか?
林「私が新婚旅行はグランプリ・台北が良いと言い続けていて、主人が根負けした形です(笑)」
橘「由佳里がHareruya Prosのティーチングを受けた時に八十岡プロたちに『プロ・ポイントを獲得してみろ』と言われまして。僕の目標が『来年までにプロ・ポイントを獲得する』だったので、遠征して頑張ってみようかなと」
――なるほど。ちなみに日本国内のグランプリには参加されているのですか?
林「東京と神戸の2回くらいですね」
――もうどこか観光は行きましたか?
橘「まだあまり行けていないのですが、明日は士林という夜市に行こうと計画しています」
――ぜひ楽しんでください!最後に、このグランプリの目標はありますか?
橘「僕はプロ・ポイント1点を目標に頑張ります!」
林「初めて使うデッキなので、使えるようになりたいです!」
――ありがとうございました。
おふたりのほのぼのした空気に癒されっぱなしでした。いや〜羨ましいですね!
末松 貴彰さん(福岡)
続いてお話を伺ったのはグランプリ・神戸2015で優勝を飾った諸藤拓馬さんと普段マジックをされているという末松貴彰さんです。お住いが福岡という土地柄、台北には比較的来やすかったとのことです。
――マジックはどれくらいの間プレイされているのですか?
末松「今年で5年目ですね」
――国内のグランプリはよく参加されているのでしょうか?
末松「そうですね。最近は国内のグランプリには参加するようにしています」
――グランプリ・台北に参加しようと思ったきっかけはどのようなものでしたか?
末松「福岡でよく一緒にマジックをしている諸藤拓馬さんと友村瞳心さんがシルバーレベル・プロに到達して、自分も彼らのように強くなりたいと思って台北に来ました」
――福岡からはこのグランプリに何人くらいいらっしゃっているのでしょうか?
末松「今回は10人以上来ていますね。東京に行くのと(値段的に)変わらないか、むしろ安いくらいなので来やすかったですね」
――台北の印象はどうですか?
末松「凄くいいですね。中には独特なものもありますが食べ物も美味しいですし、お店の人も日本語がペラペラな方が多いので、全然困ることがありませんね。次回があればぜひ来たいなって思いました」
――ぜひ楽しんでください!最後に、このグランプリの目標はありますか?
末松「プロツアーに出たことがないので、プロツアーの権利を目標に頑張ってみようかなと思います」
――ありがとうございました!
安藤 英里子さん(東京)
続いては女性プレイヤーの安藤英里子さんです。みごとグランプリ・トライアルに優勝されて、2つの不戦勝を持ってこの台北に参加されています。なんとグランプリ参加自体が2回めという彼女にインタビューをお願いしました。
――マジックはどれくらいの間プレイされているのですか?
安藤「初めてフライデー・ナイト・マジックに出たのが『テーロス』の頃だったので、本格的に始めて2年半から3年くらいですね」
――国内のグランプリはよく参加されているのでしょうか?
安藤「この間のグランプリ・東京2016が初めてです」
――ということは台北が2回目ですか!? 何がきっかけで参加されたのですか?
安藤「はい、2回目ですね。グランプリ・トライアルに優勝して不戦勝が獲れちゃったので、(不戦勝が)あるなら行こうかなと(笑)」
――観光などは行きましたか?
安藤「クオ・ツー・チンさんのお店に行って、火鍋(※白湯と真っ赤な辛いスープが楽しめるしゃぶしゃぶのような料理)を食べました。辛い方は食べていないんですけど(笑)。あとはホテルの近くの大衆食堂でランチを食べました。おいしかったです」
――印象に残っているところはありますか?
安藤「ご飯がおいしいのと、あとは交通量が多くてビックリしました!移動が大変そうです」
――最後に、このグランプリの目標はありますか?
安藤「目標はプロツアー権利です。日本国内のグランプリは仕事で行くことになりそうなので......」
――ありがとうございました!
佐野 圭介さん(京都)
関西からもこの台北に初めていらっしゃるプレイヤーがいらっしゃいます。インタビューをお願いした佐野さん(京都)は海外旅行も初めてとのことで、しかもおひとりで移動をされたそうです。不安はなかったのでしょうか?
――マジックはどれくらいの間プレイされているのですか?
佐野「『ミラディンの傷跡』からなので5年くらいですかね」
――普段国内のグランプリには参加されているのですか?
佐野「グランプリ・横浜2012以降のグランプリはできるだけ出るようにしています」
――初めての海外ということでハードルは高かったと思うのですが、どのようなきっかけで参加を決められたのですか?
佐野「3月くらいに(ワールド・マジック・カップ2014日本代表の)金川俊哉さんとお会いして、アジアのグランプリのことを聞いて『行ってみたいな』と思ったのでスケジュールを調整して、好きなフォーマットとも噛み合ったのでここ(台北)に来ようかなと思いました」
――今回は誰と一緒にいらっしゃったのですか?
佐野「道のりは1人ですね。こちらで金川さんと合流しました」
――おひとりですか!? 不安はなかったのですか?
佐野「不安というよりも、誰にでも最初はあるので『やってみよう!』という感じでした。東京と比べてもそんなに(費用面で)差があるわけではなかったので。新幹線とそんなに変わらないです」
――日本と比べてどうでしょう?
佐野「食べ物は香辛料が強いなと思う時があったり、あとは湿度が凄いですね!(交通面では)バイクが多くて運転が少し荒かったりと、違いは感じますね」
――これからも国外のグランプリに参加したいですか?
佐野「そうですね。国内のグランプリの間隔が空く時や使いたいデッキがある時であればこっち(アジア)でもいいかなと」
――最後に、このグランプリの目標はありますか?
佐野「2日目(進出)で!」
――ありがとうございました!
井谷 大志さん(北海道)
ジャッジとして初めて国外のグランプリに参加された井谷さん。プレイヤーとしては何度も海外に遠征されているそうですが、ジャッジとしてこのグランプリに参加された経緯はどのようなものだったのでしょうか?
――グランプリ・台北に参加しようと思ったきっかけはどのようなものでしたか?
井谷「もともとはプレイヤーとして参加する予定だったのですが、このグランプリのジャッジ参加の締め切り直前に仲間に『参加しなよ』と勧められて急いで応募したところ、応募が通ってジャッジとして参加することになりました」
――台北で観光などはされましたか?
井谷「そうですね、プライベートを通じて3回目の台北なので、行きたい所はすでに行ってしまいました。なので今回到着してからはジャッジ関連の作業をしていましたね」
――ジャッジとして仕事をされて、国内グランプリとの違いは感じますか?
井谷「やはり日本と違って言葉が通じにくい場合がありますね。プレイヤーが何を伝えようとしているのか汲み取りにくい時があったりして、言葉の壁を感じることがありました。あとは、日本では無いような変なシチュエーションでの質問もあるので、そこは少し戸惑ったところかなと思います」
――なるほど、やはり日本とは都合が違うのですね。最後に、国外のグランプリに参加を検討されている方にアドバイスをいただけますか?
井谷「何を求めていらっしゃるのかによると思いますが、アジアのグランプリは近場でお手軽ですし、旅行を楽しみたいのであれば欧米、プレイをがっつりしたいのであれば北米などですかね。南米のグランプリも日本と全然様子が異なるので楽しいですよ。海外グランプリは参加し得だと思います!」
――ありがとうございました!
終わりに
以上、初めて海外のグランプリに参加された方々のインタビューをお送りしました。
やはり台北という土地柄、費用面でも時間面でも参加しやすいというのが一番の理由のようでした。
「グランプリで負けてしまっても観光ができる!」というのも大きな魅力の1つのようで、事前に現地の情報を調べて来ていらっしゃる方が大半でした。
身近な異国でのグランプリはマジックも旅気分も楽しめます。
「海外旅行もマジックも楽しみたい!」という方は、ぜひ一度国外グランプリのご参加を検討してみてはいかがでしょう?
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