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EVENT COVERAGE
グランプリ・京都2013
歴史の街京都~プレミアイベント・プレイバック~
by Masashi Koyama
ついにグランプリ・京都が開幕します。京都でのプレミアイベント開催は4年ぶり、グランプリとなると、実に6年ぶりの開催となります。
日本史の上では重要な古都である京都ですが、日本マジック史においても欠かすことのできない歴史を積み上げてきた街でもあります。そこで本記事では、京都で開催されてきた数々のプレミアイベントを振り返り、今回のグランプリを楽しむ一助としていただければと思います。
■グランプリ・京都1999
- 開催日:1999年1月15~17日
- フォーマット:『ウルザズ・サーガ』シールド、ブースタードラフト
- 優勝者:石井厳一選手
最初のグランプリ・京都は今から14年も前の、1999年に行われました。日本国内のグランプリとしても2度目の大会でした。優勝者は石井厳一選手で、今回のグランプリ・京都2013で解説をつとめる殿堂プレイヤーの藤田剛史選手がベスト4に入賞しています。
■グランプリ・京都2000
- 開催日:2000年11月11~12日
- フォーマット:エクステンデッド
- 参加人数:726名
- 優勝者:藤田剛史選手
2度目のグランプリ・京都は2000年秋にエクステンデッド構築での開催でした。グランプリ・京都連続入賞となる藤田剛史選手がみごと優勝、初戴冠を遂げました。藤田選手は翌年のプロツアー・東京で日本人初となるプロツアートップ8入賞、準優勝という見事な成績を収めます。この大会が飛躍の第一歩となったのです。
グランプリ・京都2000 イベントカバレージ(リンク先は英語となります)
■グランプリ・京都2003
- 開催日:2003年3月29~30日
- フォーマット:『オンスロート』『レギオン』シールド・デッキ、ブースタードラフト
- 参加人数:680名
- 優勝者:浅原晃選手
2度目のグランプリから3年、再び京都での大トーナメントが行われます。トップ8に強豪プレイヤーが集う中、栄冠を勝ち取ったのはニコニコ生放送の解説でもおなじみの浅原晃選手でした。当時からデッキビルダーとして名を馳せていた浅原選手ですが、リミテッドグランプリで嬉しい初タイトルを手に入れました。
浅原選手はその後、数々のグランプリ上位入賞、2005年には世界選手権でトップ8プレイオフ進出を果たすなど素晴らしい実績を残すこととなりました。
■グランプリ・京都2007
- 開催日:2007年3月17~18日
- フォーマット:スタンダード
- 参加人数:859名
- 優勝者:渡辺雄也選手
4年ぶり4度目のグランプリ・京都は2007年、初のスタンダードでの開催となりました。8人中6人が初のグランプリのプレーオフ進出というフレッシュな顔ぶれで優勝が争われました。決勝戦は渡辺雄也選手対岩崎裕輔選手で行われ、《悪魔火》を叩きつけた渡辺雄也選手が大会を制しました。 渡辺選手はその年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得すると、現在までにプレイヤー・オブ・ザ・イヤー2回、2012年マジック・プレイヤー選手権優勝など数々のタイトルを手中にし、世界でも屈指の強豪プレイヤーに上り詰めることとなりました。このグランプリ優勝が飛躍のきっかけとなったのです。
■プロツアー・京都2009
- 開催日:2009年2月27日~3月1日
- フォーマット:スタンダード、『アラーラの断片』『コンフラックス』ブースタードラフト
- 参加人数:381名
- 優勝者:ガブリエル・ナシフ/Gabriel Nassif選手
プロツアー・京都2009は混合フォーマット導入後初めてプロツアーということもあり、多くの話題を集め、歴史的な大会となりました。当初、最も注目を集めたのは、LSVことルイス・スコット=ヴァーガス/Luis Scott-Vargas選手でした。直前のプロツアー・ベルリンで優勝していたスコット=ヴァーガス選手は予選ラウンドで11連勝と破竹の快進撃を見せ、楽々とプレイオフ進出を決めました。その勢いはプレーオフでも衰えることはなく、準々決勝、準決勝を悠々と勝ち抜き、あっという間に決勝戦の舞台へとたどり着きます。
そのスコット=ヴァーガス選手に決勝戦で立ちはだかったのが、強豪ガブリエル・ナシフ選手でした。準々決勝では苦戦しながらも、勝利を収め、準決勝では日本の山本賢太郎選手を下し決勝へと進みました。
そして決勝戦、一時はプロツアー連覇へ王手をかけたスコット=ヴァーガス選手でしたが、ナシフ選手が苦しい状況からみごと逆転勝利し、プロツアー王者というマジックプレイヤー最高の栄冠に輝くこととなりました。ナシフ選手は使用デッキもさることながら、準々決勝でのマジック史上に残る奇跡的なトップデッキが会場を多いに盛り上げ、語り継がれることとなりました。
■そして舞台はグランプリ・京都2013へ
4年越しに京都の街へと帰ってきたプレミアイベント、グランプリ・京都2013では果たしてどのような歴史が積み重ねられるのでしょうか? 本大会はニコニコ生放送でのライブ中継と、mtg-jp.comスタッフによるライブカバレージ配信が予定されています。あなたも新たな歴史の目撃者になりませんか?
※上記の放送時間は変更になることがあります。
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