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グランプリ・京都2013
![](https://mtg-jp.com/img_sys/series/h2_gpkyo13.jpg)
第10回戦:チーム 松浦/原野/仲田 vs. チーム 大西/植田/橋本
By Sugiki, Takafumi
2日目の初戦となる第10回戦でフィーチャーマッチに招待されたのは、三重と神奈川のローカルチーム。
三重のチーム大西/植田/橋本は、浅原晃の元チームメイトである大西達也、スタンダードで行われたグランプリ・名古屋2004で準優勝した経験のある橋本恵介が属している。
一方の神奈川のチーム松浦/原野/仲田は、The Finalsトップ8入賞経験のある原野誉大を中心に、PWCなどの関東草の根大会で研鑽するプレイヤーたちだ。ちなみに神奈川のチームは、チームQBKというチーム名らしい。
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チーム 松浦/原野/仲田 vs. チーム 大西/植田/橋本 |
A卓:松浦 宏之(神奈川) vs. 大西 達也(三重)
大西は青黒のコントロールデッキ、松浦は緑青のマナランプデッキを構築している。
先手松浦の《旅するサテュロス》がファーストアクション。対する大西は《蒸気の精》で空からビートする姿勢を見せる。しかし、松浦のここからのアクションが強い。《地平線のキマイラ》、《彼方の工作員》、《ネシアンの狩猟者》と毎ターンパワー3のクリーチャーを展開し、攻撃の手を緩めない。大西の場には《強欲なハーピー》や《エレボスの使者》が登場してはいるが、松浦の陣営を止めきることはできず、更に盤面に松浦が《予知するスフィンクス》、《ネシアンのアスプ》を追加したところで、大西の投了となった。
大西 0-1 松浦
B卓:原野 誉大(神奈川) vs. 植田 大輔(三重)
植田と原野の対戦に目を向けたところ、盤面が原野に傾こうとしているところだった。青白英雄的ビートダウンを構築した原野の場には、《乗騎ペガサス》、《密集軍の指揮者》、《タッサの二叉槍》。植田の場には《乳白色の一角獣》2体(うち1体は《葉冠のドライアド》が授与されている)、《ネシアンのアスプ》がおり、《ネシアンのアスプ》が盤面を支えている。
ここから、原野が《希望の幻霊》、《液態化》と引き込み、どちらも《密集軍の指揮者》へエンチャント。そのまま《密集軍の指揮者》が植田のライフを削り切ることとなった。
原野 1-0 植田
C卓:仲田 涼(神奈川) vs. 橋本 恵介(三重)
橋本の先取で迎えた第2ゲーム、仲田が2ターン目の《殺人王、ティマレット》からスタートし、対する橋本は《旅する哲人》を場に出す。仲田が次に出した《苛まれし英雄》は、《殺人王、ティマレット》共々、《旅する哲人》に《ヘリオッドの選抜》がエンチャントされたことにより攻撃に行けなくなってしまう。
ここで、逆に橋本が《旅する哲人》にさらに《パーフォロスの試練》、《目ざといアルセイド》を授与し攻撃態勢を整える一方で、仲田はクリーチャーを並べ、一点突破を狙う橋本に対し、横に並んだクリーチャーの波で押そうとする仲田、といった盤面に。
警戒持ちの《旅する哲人》を前に、仲田のクリーチャーが殴りかかるが、ブロックされたクリーチャーを《殺人王、ティマレット》でプレイヤーに放り投げるという、マナのかかる行動を強いられる。
段々と仲田のライフが詰められる中、仲田が出した環境最強コモンとも名高いこのカードがダメージレースを亡きものにしてしまう。
《アスフォデルの灰色商人》が2体登場。怪しい取引で橋本のライフを速やかに削りきった。
仲田 1-1 橋本
仲田との橋本第3ゲームは、ドローの都合で選択肢が限られる中、ものの3分で終わってしまった。橋本の《旅する哲人》に対して、仲田の《殺人王、ティマレット》という、第2ゲームと先後が入れ替わったファーストアクション。
橋本はクリーチャーを出しながら、余ったマナで《神々の思し召し》などのクリーチャーを相打ちから守るカードを使い、橋本の盤面のクリーチャー数が増えていく。《密集軍の指揮者》が、相打ちしそうだったクリーチャーとともに《統率の取れた突撃》され、橋本の場が数だけでなくサイズでも充実していく。
仲田は《アスフォデルの灰色商人》を出すも橋本の攻撃を食い止めることは出来ず、そのまま橋本が押し切った。
仲田 1-2 橋本
チーム松浦/原野/仲田 0-1 チーム大西/植田/橋本
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大西 達也、植田 大輔、橋本 恵介 |
A卓:松浦 宏之(神奈川) vs. 大西 達也(三重)
ここで再び、A卓の模様を実況しよう。大西の先攻《形態の職工》に対して、松浦が《旅するサテュロス》、《彼方の工作員》と展開する。大西は残念ながら3ターン目、4ターン目のアクションを取れない。
ここから盤面がめまぐるしく動き出す。それをもたらしたのは松浦の出した《クルフィックスの預言者》。
大西がしっかり《悪意の幻霊》を《形態の職工》に授与し《形態の職工》が《クルフィックスの預言者》のコピーになることで、互いのプレイヤーのアクションが2倍速となる。
お互いに手札を使い切るような展開になるのだが、そんな中で効いてくるのがアドバンテージをもたらすカードと、場に並んだカードに関係なく突破していくカードである。それを引けていたのは松浦であった。
《歓楽者ゼナゴス》がカードを使うことなく盤面に2/2を並べ、《彼方の工作員》は余り気味のマナを使ってブロック不可になり大西へ殴りかかる。
大西が《形態の職工》(《クルフィックスの預言者》のコピー)に《雨雲のナイアード》を授与して《歓楽者ゼナゴス》をなんとか除去し、《一口の草毒》で《彼方の工作員》も除去。
しかしながらそれまでに《歓楽者ゼナゴス》が稼いだアドバンテージは大きく、2/2の軍団が大西のライフを削りきった。
松浦 2-0 大西
チーム松浦/原野/仲田 1-1 チーム大西/植田/橋本
斯くして、マッチの行方はB卓の結果次第となった。
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仲田 涼、原野 誉大、松浦 宏之 |
B卓:原野 vs. 植田
1-1で迎えた第3ゲーム、先手の原野がマリガンしたのに対して、植田は痛恨のダブルマリガン。
原野は《蒸気の精》、《乗騎ペガサス》に土地が《平地》のみといった、マリガン後であれば甘んじて受け入れざるを得ないハンドをキープしていたのだが、しっかりトップから《島》を引き込んで、ビートダウンの体制を整える。
だがそこから原野のドローが痛恨の4連続ランド。対する植田はダブルマリガンとは思えない、《旅するサテュロス》、《ナイレアの信奉者》、《ネシアンのアスプ》といった展開を見せ、圧倒的なダメージ量の差ができている。
原野は起死回生の《希望の幻霊》を引き込み、絆魂でライフの減少を誤魔化す展開を目指すも、植田のハンドから飛び出すビックリカード!
チームQBK(声をそろえて)「フォグー!!!!???」
返しの攻撃で植田は原野のライフをぴったり削りきったのだった。
原野 1-2 植田
チーム松浦/原野/仲田 1-2 チーム大西/植田/橋本
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