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EVENT COVERAGE
グランプリ・千葉2016

グランプリ・千葉2016 写真小ネタ集(その2、アーティストエリア)
by Yuichi Horikawa
写真でグランプリ会場の様子を切り取るコラムです。
その2では、アーティストエリアを紹介します。

国内のグランプリでは、すっかり定番化している、アーティストブース。
ここでは、マジックのアートを手がけるアーティストに実際に会い、サインやイラストを描いてもらえるエリアです。
今回も人気のアーティスト2名とあって、行列が絶えず大反響でした。
では、それぞれ順不同で紹介していきましょう。
スヴェトリン・ヴェリノフ/Svetlin Velinov

Svetlin Velinovさんは、ブルガリア在住のアーティストです。
今回が初の来日とあって、ファンの列が途絶えることはありませんでした。
彼の代表的なカードは《難題の予見者》や《奔流の機械巨人》などが有名ですね。
レガシーだと、《突然の衰微》も良く使われていますね。

彼のアートは、パキッとした線ながら、力強く脈動する生物が描かれているアートが多いですね。

彼のブースではたくさんの作品のプリントが販売されていました。

また、私が驚いたのは、彼の持ってきている画材の多さです。多種多様なマーカーを非常にたくさん持参されていました。

丁寧に描かれたサインが印象的でした。
ニルス・ハム/Nils Hamm

Nils Hammさんは、ドイツのデュッセルドルフ在住のアーティストです。
彼の代表的なカードは、《秘密を掘り下げる者》や、《墓所のタイタン》など、今回のグランプリのフォーマットであるレガシーでも、活躍しているカードが多いです。

また、彼のブースには、プリントアートだけでなく、実際に描かれた原画も飾られていました。

まさかデジタルでなく、アナログでアートを制作されていたとは驚きです。

さらに、彼はブースでライブペインティングも行っていました。

ちなみに彼の使用している画材は油絵具です。一般的な水性の絵具ではなく、油で溶く油性の絵具です。
特徴としては、乾くのに時間がかかる反面、混ぜる油の量でいろいろなタッチの絵が描けることです。

こちらが、ライブペイントで仕上げた作品です。
筆だけでなく、指や、布などいろいろな素材を使いながら描いていたのが印象的でした。
こんな作品もブースに展示されていました。


ペロンと蓋を取ることができるあたり、彼の遊び心を感じます。
アーティストエリアは、グランプリでも人気のブースの一つです。
今回は、どちらのアーティストも展示作品を含めボリューム満点なので、少しのぞいてみるだけでもおもしろい体験ができると思います。