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グランプリ・北京2016

観戦記事

第9回戦:山本 賢太郎(東京) vs. Zhou, Jiacheng(中国)

By Masashi Koyama

 朝9時から始まったグランプリ・北京2016は夜9時を迎え、いよいよ佳境を迎える。

 このラウンドの結果次第で、2日目進出か初日敗退か、さらにはトップ8を狙える位置をキープできるか否かが決まってしまうのだ。

 そんな、負ければトップ8が遠のく1敗1分けラインから、日本が誇るプラチナ・プロの山本賢太郎のマッチをご紹介しよう。

 現在プロ・ポイントが32点と、来期プラチナ確定までは12点の上乗せが必要となる山本にとって、このグランプリでは是が非でも上位入賞したいところだろう。

 対するは白黒の昂揚デッキを駆る中国のゾウ・ジアチェン/Zhou, Jiacheng。

 果たして、初日最終ラウンドを制し、希望を繋ぐのはどちらのプレイヤーか。


日本が誇るプロ山本(写真左) vs 地元中国のゾウ
ゲーム1

 先手の山本が《内陸の木こり》《鬱後家蜘蛛》から、ゾウが《悪魔の棲家の狼》《遠沼の亡霊》でダメージレースを開始。

 山本はさらに《近野の司祭》、ゾウが《薬剤師の霊》と互いに肉弾戦の模様を呈する。

 山本は《敬虔な福音者》《偏執的な皮剥ぎ人》と続け、《近野の司祭》が《悪魔の棲家の狼》と相打つが、ダメージレースの面では一気に優位に立つ。

 ゾウは《スレイベンの検査官》を展開し、《敬虔な福音者》こそ《死の重み》で除去するが、山本はフルアタックすると、《内陸の木こり》をブロックした《スレイベンの検査官》を《未知との対決》で打ち取り、墓地の《近野の司祭》がトークンを生み出す。

 さらに続くターンに、そのスピリット・トークンをブロックしたゾウの《薬剤師の霊》を《腕っぷし》で打ち取り、一気に天秤は山本に傾く。

 ゾウは《床下から》と昂揚を達成した《倒し霊》で最後の抵抗を試みるが、すでにライフは危険水域の4。

 地上こそ押しとどめるものの、空から攻撃に向かう山本のスピリット・トークンが止まらず、ゾウはサイドボードに手を伸ばすことになった。

山本 1-0 ゾウ


山本が堂々と1本目先取

 ゲームを先取した山本はサイドボード後、2色目の白を大胆に青へと完全にシフトし、2ゲーム目へと挑む。

ゲーム2

 先手のゾウがマリガン。しかし、《ファルケンラスの後継者》起動から《ギサの召集》をマッドネスで唱え、《夜陰の後継者》に変身するロケットスタート。

 山本はこのゾンビの片方を《内陸の木こり》で止め、《縫合の刻み獣》で《夜陰の後継者》を押しとどめつつ、《縫い翼のスカーブ》でゾウの《薬剤師の霊》をブロックし相討ちと、まずはゾウの猛攻に対し守勢に回る。

 ゾウは《遠沼の亡霊》を2体追加しダメージレースを挑むが、山本は《茨隠れの狼》と《裏道の急使》を捨てつつを戦場に戻し、《継続する調査》を唱える。

 これがすり減った山本のライフを盛り返しつつ、ドローを進め徐々に戦場の状況を良いものにしていくと、たどり着いたのは《ゲラルフの傑作》!

 ゾウはドローが芳しくなく、《薬剤師の霊》しか追加できていない上、なんとか引き込んだ《モークラットの屍蛞蝓》も《金縛り》で処理され、山本が攻勢に出始める。

 ゾウは《ゲラルフの傑作》こそ一度攻撃を通した後に《殺人衝動》で処理するものの、山本の《継続する調査》がある現状では、残り5点のライフが、あまりに遠い。


山本を崩し切るに至らないゾウ

 そして、山本は一気に勝負を決めにかかる。《ゲラルフの傑作》を戦場に戻し、《薬剤師の霊》を《ただの風》でバウンス。そして《かそけき翼》を《縫合の刻み獣》につけて攻撃すると、ゾウのライフ11点を一気に削りとるには十分過ぎるダメージが与えられたのだった。

山本 2-0 ゾウ

山本 Wins!

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