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2020プレイヤーズツアー・オンライン
プレイヤーズツアー・オンラインから学んだこと
2020年6月25日
2大会連続となるトップ8入賞、イベント中にブレイクを見せたプレイヤーたち、そして《荒野の再生》の圧倒的強さ。2週にわたり開催された「プレイヤーズツアー・オンライン」はプレイヤーたちにとって、7月25日(太平洋夏時間)より開催される「プレイヤーズツアーファイナル」(リンク先は英語)への、そしてその後行われる「2020年シーズン・グランドファイナル」出場への最後の足がかりであった。
約1,000人ものプレイヤーが参加をした全4回のイベントから私たちは多くのことを学んだ。そしてこれから挙げるのは、みなさんにぜひ知っていただきたい出来事だ。
4人の新たなプレイヤーズツアー王者たち
4人の新たなプレイヤーがプレイヤーズツアー王者となりメダルを勝ち取った。
プレイヤーズツアー・オンライン1優勝、エリアス・ワッツフェルト
数々のプロツアーにてそのドラフトの腕を遺憾なく発揮し、「世界選手権2018」への出場権を手にしたことで脚光を浴びたエリアス・ワッツフェルト/Elias Watsfeldt。「プレイヤーズツアー・オンライン」にていち早く優勝メダルを勝ち取ったのは彼であった。腕利きのプレイヤーたちがチームを組んでテストや練習をすることでさらなる功績をあげる、というのはこれまでにもよく見られた光景だ。彼の場合、「プレイヤーズツアー・ブリュッセル2020」の覇者であるヨエル・ラーション/Joel Larssonとともに調整をすることで「ティムール再生」デッキに注力できたのだ。
「ヨエル・ラーションと組んで何ゲームかプレイしてみて、ティムールの強さに関して互いに近い結論にたどり着いたんだ。」とワッツフェルトは振り返った。もちろん、2人が全く同じ構成のデッキを使ったわけではない。そしてそれは、ラーションの後悔へと繋がったようだ。
Ended up at 7-2 at #PTarena1. Temur Reclamation is CLEARLY the best deck. I only wish I played a slightly greedier version tuned even more towards the mirror, with even less Scorching Dragonfire, like @EliasWatsfeldt which I tested with being 8-1, kudos to him.#pangpang pic.twitter.com/YjLyltjH2p
— Joel Larsson (@JoelLarssonGG) June 13, 2020
プレイヤーズツアー・オンライン1、1日目は7-2で終了。ティムール再生が間違いなく一番強いデッキだね。ただ、エリアス・ワッツフェルトのように焦熱の竜火を減らしたり、もう少しミラーを意識した構成にすれば良かったなと思う。彼とは今回一緒に調整をしたが、今日の成績は8-1らしい。素晴らしいね。
2 《森》 2 《島》 1 《山》 4 《繁殖池》 1 《神秘の神殿》 3 《踏み鳴らされる地》 3 《蒸気孔》 4 《ケトリアのトライオーム》 2 《ヴァントレス城》 2 《爆発域》 4 《寓話の小道》 -土地(28)- 3 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 -クリーチャー(3)- |
3 《選択》 4 《霊気の疾風》 4 《成長のらせん》 2 《否認》 3 《神秘の論争》 4 《荒野の再生》 4 《サメ台風》 1 《タッサの介入》 4 《発展 // 発破》 -呪文(29)- |
2 《厚かましい借り手》 3 《夜群れの伏兵》 3 《ショック》 2 《焦熱の竜火》 1 《否認》 2 《薬術師の眼識》 1 《アショクの消去》 1 《終局の始まり》 -サイドボード(15)- |
プレイヤーズツアー・オンライン2優勝、村栄 龍司
「プレイヤーズツアー・オンライン2」でトップ8にその姿を見せブレイクを果たした村栄 龍司は、その勢いのまま決勝をも勝ち抜き見事戴冠することとなった。「グランプリ・名古屋2012」以来の決勝ラウンドへの顔見せとなった村栄と、MPLプレイヤーであるジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Deprazで行われた「ティムール再生」のミラーマッチとなる決勝戦は、互いの忍耐力とスキルがぶつかり合う壮絶な展開であった。
それは群を抜いて素晴らしいものであった。一進一退の攻防が繰り返される決勝戦はぜひ全編をご覧いただきたい。
Okay that was just an insane ending to the weekend wow. These mirrors are intense! #PTArena2
— Seth Manfield(Envy) (@SethManfield) June 15, 2020
プレイヤーズツアー・オンライン2、最後は凄まじかったね。ただただ感嘆。そしてティムール再生ミラーの緊張感はやばいね!
自身も所属するチーム「曲者」のメンバーたちと調整を重ね、見事戴冠を果たした村栄は決勝の後謙虚にこう語った。「今回優勝したからと言って、これで私が世界一のプレイヤーになったということではありません。世界には私よりも素晴らしいプレイヤーたちがたくさんいます。ですから、彼らのレベルにたどり着くまでひたすら練習するつもりです。」
2 《森》 2 《島》 1 《山》 4 《繁殖池》 1 《神秘の神殿》 3 《踏み鳴らされる地》 4 《蒸気孔》 4 《ケトリアのトライオーム》 2 《ヴァントレス城》 2 《爆発域》 4 《寓話の小道》 -土地(29)- 3 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 1 《厚かましい借り手》 -クリーチャー(4)- |
4 《成長のらせん》 3 《焦熱の竜火》 2 《否認》 1 《霊気の疾風》 3 《神秘の論争》 2 《中和》 1 《炎の一掃》 4 《荒野の再生》 3 《サメ台風》 4 《発展 // 発破》 -呪文(27)- |
2 《砕骨の巨人》 1 《厚かましい借り手》 3 《夜群れの伏兵》 2 《否認》 1 《霊気の疾風》 1 《萎れ》 1 《炎の一掃》 1 《神秘の論争》 2 《終局の始まり》 1 《サメ台風》 -サイドボード(15)- |
プレイヤーズツアー・オンライン3優勝、ウィリアム・クラドック
ウィリアム・クラドック/William Craddockは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響で公認店舗でのイベント方針に変更が出る以前に、地元の公認店にてプレイヤーズツアー予選に参加した。参加に向けて大々的に準備をしたわけではなかったと言うが、カードゲーム店に勤務しており、長年マジックを親しんでいるクラドックは、「ティムール再生」と対峙するために多くのプレイヤーがランプ系のデッキを持ち込むであろうことを、そしてそれらがサクリファイス系のデッキを弱点としていることを知っていたのだ。
イベントを通してミスが多かったとのことだが、「バント・ランプ」や「ティムール再生」が多くなることを想定した巧みな構築は彼を優勝へと導いた。「私のサイドボードと他の方との最大の違いは、私の構築の方がサイド後に変化量が多いことだと思っています。ティムール再生に対しては14枚もサイドインするんですよ。長期戦を見据えたカードは全て切り、デッキをアグロ寄りのビートダウンに変化させるんです。バント・ランプとの相性が良いということもありましたし、メタゲーム上の大体のデッキに対しては感触が良かったかなと思いました。」
じきに彼の元には優勝メダルが届く。その輝きはこの発言は控えめなものだったと思わせるだろう。
3 《森》 3 《沼》 1 《山》 4 《草むした墓》 4 《踏み鳴らされる地》 4 《血の墓所》 1 《ロークスワイン城》 4 《寓話の小道》 -土地(24)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 4 《忘れられた神々の僧侶》 4 《波乱の悪魔》 4 《悲哀の徘徊者》 2 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》 -クリーチャー(22)- |
4 《魔女のかまど》 3 《初子さらい》 4 《パンくずの道標》 3 《ボーラスの城塞》 -呪文(14)- |
4 《朽ちゆくレギサウルス》 1 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》 4 《強迫》 2 《魂標ランタン》 4 《燃えがら蔦》 -サイドボード(15)- |
プレイヤーズツアー・オンライン4優勝、浅原 晃
2020年初め、浅原 晃にとって最後のトップ8入賞は「グランプリ・広島2011」であった。プレイヤーズツアー・名古屋2020にてトップ8入賞を果たすことでその長いキャリアに新たな功績を加えることとなったが、「プイレイヤーズツアー・オンライン4」にて2大会連続となるトップ8入賞のみならず、見事王座も勝ち取ることで、名だたる猛者たちの中でも有数の精鋭プレイヤーに仲間入りを果たした。
世界選手権で2回のトップ8入り、そしてMagic Online Championship Series 2010でのトップ4入り、そして今年に入り2大会連続でのトップ8入賞を果たし、「最高峰の大会での決勝ラウンド進出数」を5まで伸ばし、浅原はマジックのeスポーツ史において有数の記録を打ち立てた。
プレイヤーズツアー・オンラインにて最も使用者の多かった「ティムール再生」を手に参戦をした浅原は、《夜群れの伏兵》をメインデッキに入れた構成で戦いに臨んだ。
2 《森》 2 《島》 1 《山》 4 《繁殖池》 1 《神秘の神殿》 3 《踏み鳴らされる地》 4 《蒸気孔》 4 《ケトリアのトライオーム》 3 《ヴァントレス城》 2 《爆発域》 3 《寓話の小道》 -土地(29)- 3 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 1 《厚かましい借り手》 3 《夜群れの伏兵》 -クリーチャー(7)- |
4 《成長のらせん》 3 《霊気の疾風》 2 《否認》 4 《神秘の論争》 4 《荒野の再生》 3 《サメ台風》 4 《発展 // 発破》 -呪文(24)- |
2 《砕骨の巨人》 1 《厚かましい借り手》 3 《焦熱の竜火》 2 《ナーセットの逆転》 1 《否認》 3 《炎の一掃》 1 《薬術師の眼識》 1 《終局の始まり》 1 《サメ台風》 -サイドボード(15)- |
激動の4大会
プレイヤーズツアーで優勝することは参加者であれば誰でも目標とすることであるが、各イベント毎にたった1人だけがその栄冠を手にする。しかしながら、それ以上に多くのプレイヤーが4大会を通してマジック史に新たに名を刻むブレイクを見せた。
ドミニク・ゴーツェンとサイモン・ゴーツェン
プロツアーでの優勝経験もあるサイモン・ゴーツェン/Simon Görtzenは弟のドミニク・ゴーツェン/Dominik Görtzenとともにトップ8の舞台に姿を現した。これは2人が長年見ていた夢を叶えることとなった。「ずっと弟のドミニクと一緒にプロツアーに出たいと思っていたんですよ。」サイモンはこう振り返る。「夢に見ていたのはテーブルトップの大会で一緒にプレイすることではあったんですけど、2人でトップ8入りだなんてそれ以上に素晴らしいことですから、ドミニクのことも、一緒に調整をしたチームのみんなもとても誇らしく思います。」
一方で、ドミニクはすでに次なる共闘の舞台に目を向けていた。「今回トップ8に入賞できたってことは、次のプレイヤーズツアー・ファイナルでもサイモンと一緒にプレイできるってことですよね。」と彼は言った。
2 《森》 2 《島》 1 《山》 4 《繁殖池》 1 《神秘の神殿》 3 《踏み鳴らされる地》 3 《蒸気孔》 4 《ケトリアのトライオーム》 2 《ヴァントレス城》 2 《爆発域》 4 《寓話の小道》 -土地(28)- 3 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 1 《厚かましい借り手》 -クリーチャー(4)- |
3 《選択》 4 《成長のらせん》 3 《焦熱の竜火》 1 《否認》 3 《神秘の論争》 1 《中和》 4 《荒野の再生》 4 《サメ台風》 1 《タッサの介入》 4 《発展 // 発破》 -呪文(28)- |
4 《夜群れの伏兵》 2 《霊気の疾風》 2 《否認》 1 《焦熱の竜火》 3 《炎の一掃》 1 《神秘の論争》 2 《終局の始まり》 -サイドボード(15)- |
2 《森》 2 《島》 1 《山》 4 《繁殖池》 1 《神秘の神殿》 3 《踏み鳴らされる地》 3 《蒸気孔》 4 《ケトリアのトライオーム》 2 《ヴァントレス城》 2 《爆発域》 4 《寓話の小道》 -土地(28)- 3 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 -クリーチャー(3)- |
4 《選択》 4 《成長のらせん》 3 《焦熱の竜火》 1 《否認》 3 《神秘の論争》 1 《中和》 4 《荒野の再生》 4 《サメ台風》 1 《タッサの介入》 4 《発展 // 発破》 -呪文(29)- |
4 《夜群れの伏兵》 2 《霊気の疾風》 2 《否認》 1 《焦熱の竜火》 3 《炎の一掃》 1 《神秘の論争》 2 《終局の始まり》 -サイドボード(15)- |
アリー・ウォーフィールド
「ウォーフィールドの犠牲」をその軌跡に残しながら躍進を続けるアリー・ウォーフィールド/Ally Warfield。「プレイヤーズツアー・オンライン」においてウォーフィールドはマジック・ライバルズ・リーグ所属プレイヤーの中で最高成績を収めた。SCG Tourやグランプリでの成功のみならず、プレイヤーズツアーでも素晴らしい活躍を見せた彼女のこの2年間の功績は、その実力の高さを遺憾なく証明している。
ウォーフィールドは語った。
「自分でも、ここまで来れるだなんて夢にも思いませんでした。マジックを競技としてプレイし始めたのは2年前だったんですが、その頃はプレイヤーズツアーに出場すること、ましてトップ8に入賞することなんて想像もできませんでした。良いプレイヤーであると認識されるために、プレイヤーズツアートップ8入賞が絶対条件である必要はない、ということは強く主張したいのですが、今回の入賞は大きな飛躍であると感じましたし、実は私は良いプレイヤーなんだと信じさせてくれるかもしれないと思いました。とにかく、プレイヤーズツアーで、しかもオンラインの大会でトップ8入賞を果たせたことは、何ものにも代えがたいですね」
2 《森》 2 《島》 1 《山》 4 《繁殖池》 1 《神秘の神殿》 3 《踏み鳴らされる地》 3 《蒸気孔》 4 《ケトリアのトライオーム》 2 《ヴァントレス城》 2 《爆発域》 4 《寓話の小道》 -土地(28)- 3 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 -クリーチャー(3)- |
3 《選択》 4 《成長のらせん》 4 《焦熱の竜火》 2 《霊気の疾風》 2 《神秘の論争》 1 《中和》 4 《荒野の再生》 3 《サメ台風》 2 《タッサの介入》 4 《発展 // 発破》 -呪文(29)- |
1 《厚かましい借り手》 2 《夜群れの伏兵》 1 《ショック》 3 《否認》 3 《萎れ》 2 《神秘の論争》 2 《薬術師の眼識》 1 《終局の始まり》 -サイドボード(15)- |
ケヴィン・ペレス
ウォーフィールドに続くようにトップ8入賞を果たしたのは、最後のラストチャンス予選までプレイヤーズツアーへの出場権を有していなかったケヴィン・ペレス/Kevin Perezであった。グアテマラ出身の彼には限られた機会しかなかったものの、しっかりと出場権を獲得し、トップ8入賞という好成績を残したことは彼の努力の賜物であろう。
MTGアリーナによって地域格差は解消され、ぺレスは準々決勝でウォーフィールドに敗北を喫した後でも歓喜に満ちた表情を見せていた。
FIRST TIME GUATEMALA MAKES TOP 8 AT A PT! #PTArena2
— Kevin Antonio (@kevxe13) June 14, 2020
グアテマラ出身者初のPTトップ8!
Lost quarter finals to @MythicMeebo! Good luck on the rest of the tournament i hope you crush everybody
— Kevin Antonio (@kevxe13) June 14, 2020
Today i accomplish something that i thought that i will never make in my life so i retire with a big smile on my face from this tournament! Thanks everyone for the support
準々決勝でアリー・ウォーフィールド(@MythicMeebo)に負けた! アリー最後まで頑張って! 全員倒せることを祈ってるよ。
今日僕は一生達成し得ないと思っていたことを成し遂げた。だからこの大会からも笑顔のまま去ることができるよ!応援してくれたみなさん本当にありがとう。
2 《森》 2 《島》 1 《沼》 4 《繁殖池》 4 《寓話の小道》 1 《神秘の神殿》 4 《草むした墓》 1 《疾病の神殿》 4 《湿った墓》 1 《欺瞞の神殿》 4 《ゼイゴスのトライオーム》 -土地(28)- 4 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 1 《半真実の神託者、アトリス》 3 《ハイドロイド混成体》 -クリーチャー(8)- |
4 《成長のらせん》 4 《思考消去》 2 《霊気の疾風》 2 《萎れ》 2 《絶滅の契機》 4 《戦争の犠牲》 3 《サメ台風》 1 《伝承の収集者、タミヨウ》 2 《世界を揺るがす者、ニッサ》 -呪文(24)- |
2 《無情な行動》 1 《霊気の疾風》 1 《否認》 3 《肉儀場の叫び》 3 《神秘の論争》 1 《煤の儀式》 4 《思考のひずみ》 -サイドボード(15)- |
アイザック・イーガン
突如としてメタゲーム上に現れた「オルゾフ・ヨーリオン」の活躍ぶりが目ざましかった「プレイヤーズツアー・オンライン3」。新たに登場したデッキが注目を浴びる中、多くのプレイヤーはより王道な切り口でメタゲームに挑んだ。オーストラリア屈指のプレイヤーであるアイザック・イーガン/Issac Eganは、第14回戦で敗北を期してしまうまで、13-0という好記録を残していた。「世界選手権2010」で10位に終わり、惜しくもトップ8入賞を逃してしまったイーガンが、「プレイヤーズツアー・オンライン3」でブレイクを果たしたのだ。
大会に向けて友人らと調整をし、楽しんでプレイすることができたデッキで大会に挑んだことが最大の要因となったようだ。
「オーストラリアの友人たちと少人数で調整を進めました。『ジャンド・サクリファイス』は自ら進んで使い始めました。《ボーラスの城塞》を入れたかったんですよね。チームメイトは他のデッキもいろいろ試したようですが、私はデッキを変えませんでした。『ジャンド・サクリファイス』は使っていて非常に楽しいですし、かなり勝てていましたから」
最終的に、プレイヤーズツアーへ向けての調整中ジャンド・サクリファイスを使用しての記録は48-21だったという。そしてその後の記録は歴史の一部となった。
4 《沼》 3 《森》 1 《山》 4 《草むした墓》 4 《血の墓所》 4 《踏み鳴らされる地》 4 《寓話の小道》 -土地(24)- 4 《大釜の使い魔》 4 《金のガチョウ》 3 《忘れられた神々の僧侶》 4 《波乱の悪魔》 4 《悲哀の徘徊者》 1 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》 -クリーチャー(20)- |
4 《初子さらい》 4 《魔女のかまど》 4 《パンくずの道標》 3 《ボーラスの城塞》 1 《ゴルガリの女王、ヴラスカ》 -呪文(16)- |
1 《残忍な騎士》 2 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》 3 《強迫》 1 《神秘の撤回》 3 《苦悶の悔恨》 2 《溶岩コイル》 2 《アクロス戦争》 1 《ゴルガリの女王、ヴラスカ》 -サイドボード(15)- |
MPLおよびライバルズ・リーグ所属プレイヤーの主な成績
マジック最高峰のプレイヤーたちもプレイヤーズツアー・オンラインに全力で挑み、多数がトップ8入賞するなど輝かしい成績を残している。
プレイヤーズツアー・オンライン1
- ライバルズ・リーグ所属のサイモン・ゴーツェン、ルイ=サミュエル・デルトゥール/Louis-Samuelがトップ8入賞。
- MPL所属プレイヤーの中で最も好成績を残したのはマーティン・ジュザ/Martin Jůzaのトップ16入り。
プレイヤーズツアー・オンライン2
- MPL所属のジャン=エマニュエル・ドゥプラが準優勝。
- ライバルズ・リーグ所属のアリソン・ウォーフィールド、そして昨年惜しくも世界選手権においてトップ4入りを逃したイーライ・ラヴマン/Eli Lovemanがトップ8に入賞。
- MPL所属であり、「歴代最高のプレイヤー」のパウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ/Paulo Vitor Damo da Rosa、本大会では10位に終わり、「最高峰の大会での決勝ラウンド進出数」を18に伸ばすことはかなわなかった。
プレイヤーズツアー・オンライン3
- ライバルズ・リーグ所属のベン・スターク/Ben Starkがメタ外のデッキである「オルゾフ・ヨーリオン」を使いトップ8入賞。
- MPL所属のセス・マンフィールド/Seth Manfieldがスタークと同じ「オルゾフ・ヨーリオン」を使いトップ16入り。
- 次期ライバルズ・リーグ入りが決まっている高橋 優太が惜しくもタイブレイカーで敗れ、トップ8を逃すも9位を記録。
プレイヤーズツアー・オンライン4
- MPL所属プレイヤーのガブリエル・ナシフ/Gabriel Nassif、またライバルズ・リーグ所属のアレクサンダー・ヘイン/Alexander Hayneがトップ8入賞。
- MPL所属の八十岡 翔太がトップ16入り。
振り返りと今後の予定
各プレイヤーズツアー・オンラインにてプレイヤー・ポイントを33点以上獲得したプレイヤーが7月25・26日、そして8月1日(トップ8プレイオフ)(いずれも太平洋夏時間)に開催される「プレイヤーズツアーファイナル」(リンク先は英語)への出場権を獲得した。賞金総額250,000ドルで、「2020年シーズン・グランドファイナル」への出場権も懸かっている本イベント。夏もマジックのeスポーツは見どころ満載だ。
プレイヤーズツアー・オンラインで使われたデッキリストは以下のリンクをご覧ください。
- プレイヤーズツアー・オンライン4 トップ8プレイヤーデッキリスト(スタンダード)
- プレイヤーズツアー・オンライン3 トップ8プレイヤーデッキリスト(スタンダード)
- プレイヤーズツアー・オンライン4 全プレイヤーデッキリスト(スタンダード)
- プレイヤーズツアー・オンライン3 全プレイヤーデッキリスト(スタンダード)
- プレイヤーズツアー・オンライン2 トップ8プレイヤーデッキリスト(スタンダード)
- プレイヤーズツアー・オンライン1 トップ8プレイヤーデッキリスト(スタンダード)
- プレイヤーズツアー・オンライン2 全プレイヤーデッキリスト(スタンダード)
- プレイヤーズツアー・オンライン1 全プレイヤーデッキリスト(スタンダード)
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