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コラム

金子と塚本の「勝てる!マジック」

金子と塚本の「勝てる!マジック」 第24回:リミテッド編総括

金子と塚本の「勝てる!マジック」 第24回:リミテッド編総括

by 金子 真実 & 塚本 樹詩

登場人物:

金子 真実

ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの人。塚本に押しかけられ突然弟子をとることになった。
『戦乱のゼンディカー』の思い出:ウラモグのようにご飯を食べ続けました。

塚本 樹詩

マジック初心者。マジックの大きな舞台での活躍を夢見て、金子に弟子入りした。とにかく元気。
『戦乱のゼンディカー』の思い出:《エメリアの番人》で《面晶体の記録庫》を毎ターン起動された僕ですが、今日も元気です。

前回の勝てマジ!

第13回同様、ご褒美回を熱望しすぎた塚本は後半で不真面目の化身となり、罰として金子は次回を地獄にすると宣言!?
果たしてそれはどんな地獄なのか?そして次のクールの展望は!?


金子「塚本さん、起きてください。仕事ですよ。」

塚本「うう......。こ、ここは......? 金子さんと仕事なんて最悪な組み合わせ......夢じゃないのか?」

金子「現実ですよ? 地獄かもしれませんけど。」

塚本「なんだって!? 確かに......こんな狭い部屋で......これから何をやらされるんだ?」

金子「狭い部屋って......いつもの会議室ですよ、ここは。」

塚本「でも屈強な男も7人いるし、やっぱり地獄のドラフトが始まるのですか?」

金子「屈強な男!? そんなのいませんけど......? 塚本さん、気は確かですか??」

塚本「どういうことだ......俺には確かに見えている......。」

塚本の妄想の中の男1「ツカモトさん。今日はリミテッドの総括をしましょう。まず、リミテッドとは、主にどんなフォーマットがあるか覚えていますか?」

塚本「リミテッドでは主に『シールド』と『ドラフト』の2つに焦点を当てて攻略していったような......。
まずは2つのフォーマットの簡単なルールとリミテッドがどんな環境なのか?という構築との違いも勉強しましたね。」

金子「塚本さんが勝手に、独り言で過去を振り返っている......ごくり。」

金子「ところで塚本さん、途中で急に髪短くなってましたけど、何があったのですか?」

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塚本「クセ毛が嫌になって......。」

金子「突然のマジレス!」

塚本の妄想の中の男2「塚本よ、基礎がわかったところで、次はどんなことを教わったのだ?」

塚本「次に、デッキを作る上で必要なカードの質について学びました。どのカードがデッキに必要なのか? 具体的に言えば、自分が遊ぶプールでのクリーチャーのパワーとタフネスの基準値を知り、それに合わせてクリーチャーが強いかどうか判断します。あとはレアリティに騙されない!ということですね。」

塚本「クリーチャー以外の呪文についても勉強しました。

  • 除去
  • コンバットトリック
  • 強力なエンチャントやアーティファクト
  • カード・アドバンテージを稼げるカード

が強力なんですよね!」

金子「塚本さんがとても饒舌にリミテッドを語っている......逆に怖い、何これ......。」

金子「そういえば、なんであの時《死霧の猛禽》の真似なんてしたのです?」

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塚本「なんでも、クリーチャーの物まねを日常的にしていると、プロツアーで勝てるらしいという情報を聞いたので!《死霧の猛禽》にしたのは雑誌でやっている人がいて面白そうだった真似してみました!」

金子「信憑性まったくなさそうな情報ですね!」

塚本の妄想の中の男3「デッキに入るカードの基準はわかったようだが、それだけではデッキは組めないね?」

塚本「デッキのバランスの話ですね! クリーチャーが重要な環境なので、デッキの中のクリーチャーの数はなるべく多くしたいです。40枚デッキならクリーチャー16枚、クリーチャーでない呪文7枚あたりが良いバランスですね。もちろん、これも環境によって多少は前後しますけど。」

塚本「そして大事なのは土地の枚数。40枚デッキなら17枚が理想なのですが、忘れてはいけないのが色マナの比率。そのときの記事内に便利な表が乗っているので、それを参考にしてください。」

金子「不真面目の化身とまで言われた塚本さんが、実は意外と......今までのことを覚えてる......、俺のしたことは無駄じゃなかったんだ!」

塚本「かねこ君人形先生、元気かな?」

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金子「え? 塚本さんの家にいるのではないのですか?」

塚本「里に帰ると言って、集団で旅立たれました。」

金子「実家に帰るのが怖くなってきました......。」

塚本の妄想の中の男4「デッキを組む時は、強いカードをただ入れればいいってわけでもないんだっけ?」

塚本「リミテッドにもアーキタイプの戦略があって、コンセプトに沿ってデッキを組んだり、セット内で行える『コンボ』を目指したりします。
この戦略のいいところは、1枚のカードを使って他のカードの強さを引き上げられることですね。」

塚本「そういえば、金子さんがぼっしゅーとしたスーパーかねこ君人形は、あの後どうしたのですか?」

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金子「そういえば......記憶にない......何かした記憶もないのに消えてた......怖い......家に帰るのすら怖くなってきた......。」

塚本の妄想の中の男5「基礎はあらかた覚えたようだね。そこで次に何をしたかは覚えているかい?」

塚本「いよいよ『シールド』について専門的に教わりました。
 『シールド』は配られるカード全てを上手に使わないといけないフォーマットで、デッキに入らないカードでもサイドボードとして優秀なカードもあるので、それを把握したり、時にはデッキの速度を変えたり、色を変えたり、まさに総力戦のようなフォーマットですね。」

金子「そういえば、この無駄に長い『前回の勝てマジ!』は実際にあったことなのですか?」

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塚本「僕の前世と現世がリンクした運命の物語......。」

金子「塚本さんがやばいことだけは伝わりました!」

塚本の妄想の中の男6「次はいよいよ『ドラフト』だな。」

塚本「はい。『ドラフト』はリミテッドといえども『シールド』とは全く違い、まずデッキを作る時にも他のプレイヤーとカードをピックしていくので、その時点ですでにセオリーやテクニックが発生します。
 特に自分の左右に座っているプレイヤーには干渉しやすいので、お互いに何を考えているのかを感じ取ったり、主張したりするのが大事ですね。」

塚本「僕がこの回に関して言いたいことは、舵を取れ!ということです。」

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金子「塚本さんそのフレーズ好きですね。」

塚本「それよりも僕、髪の毛伸びるの異常に早くないですか?」

金子収録のタイミングの関係実は塚本さん、呪いの人形なのでは?」

塚本「今度はつかもと君人形が......。」

金子「いやだぁあああ!!」

塚本の妄想の中の金子「塚本さん!やればできるじゃないですか! 毎回毎回奇行が目立ちましたが、ちゃんと僕の言うことは覚えててくれたのですね!!」
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塚本「7人目の男は金子さんだったのですね?」

実際の金子「え?7人目?どういうこと?」

塚本「じゃあせっかく8人集まったのですし、最後にドラフトをして有終の美を飾りましょうか!!」

実際の金子「......金子ビンタ!!!」

塚本「アベシ!!!......っは!僕は一体何を!あれ?みんないなくなった......。」

金子「元から僕以外いませんでしたけどね。」

塚本「これじゃあドラフトができない......。」

金子「今回は塚本さんが独り言をずーーーーっと喋っていたせいで、尺がもうないです。」

塚本「そんな内部の事情的なことを言われても! じゃあ次回はどうなるんですか?」

金子「3クール目は原点に返って基礎の基礎を攻めたいと思います!」

塚本「えええええええええ!? ここまで来て、また基礎!?」

金子「そうです『勝てる!マジック』の本番ですよ。」

塚本「え?本番?」

金子「はい3クール目は......マジックで勝つための『プレイング!』についてです! ここまではチュートリアルのようなもので、次回からが真の本編!!」

塚本「長いチュートリアルだった......次回をお楽しみに!」

続く!

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