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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.04.06

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:青トロン(モダン)

by 岩SHOW

 《ワームとぐろエンジン》《白金の天使》《隔離するタイタン》......Masterpiece Series版は手に入ったかな? いずれもむちゃくちゃカッコイイ、手元に1枚くらい持っておきたい!と思わせる魅力的なカードだ。

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 そして、どうせ手に入れたなら使ってみたいものである。コレクション性と実用性を兼ね備えているのがMasterpiece Seriesのウリ。これら3枚を手に入れたのであれば、せっかくだから暴れさせたいものだ。モダンにはこれらを叩き付けるパワフルなデッキがある! トロン、そうトロンだ!

 《ウルザの塔》《ウルザの鉱山》《ウルザの魔力炉》の3種類の土地を揃えて、それらの生産する大量のマナで圧殺しようというトロンデッキの中から、今日は「青トロン」のサンプルリストを紹介しよう。

Gen, Takatoshi - 「青トロン」
2017/3/25 MMM マンスリーモダンマスターズ Vol.12 4位 / モダン
10 《島》
1 《涙の川》
4 《ウルザの鉱山》
4 《ウルザの魔力炉》
4 《ウルザの塔》
1 《アカデミーの廃墟》
1 《幽霊街》

-土地(25)-

1 《瞬唱の魔道士》
1 《宝物の魔道士》
2 《難題の予見者》
1 《ワームとぐろエンジン》
1 《白金の天使》
1 《隔離するタイタン》

-クリーチャー(7)-
4 《探検の地図》
3 《差し戻し》
2 《虚空の杯》
1 《予期》
1 《サイクロンの裂け目》
1 《マナ漏出》
1 《次元の歪曲》
3 《知識の渇望》
1 《四肢切断》
1 《忘却石》
2 《精神隷属器》
4 《卑下》
2 《撤廃》
1 《殴打頭蓋》
1 《精霊龍、ウギン》

-呪文(28)-
1 《ボトルのノーム》
1 《地盤の際》
2 《仕組まれた爆薬》
1 《大祖始の遺産》
1 《外科的摘出》
3 《広がりゆく海》
2 《否認》
1 《瞬間凍結》
1 《四肢切断》
1 《徴用》
1 《解放された者、カーン》

-サイドボード(15)-
BIG MAGIC より引用)

 このコラムでも幾度となくトロンデッキは紹介してきた。「赤緑」「緑白」「エルドラージ」......モダンから離れれば「ファングレン」「歯と爪」まである。正直に言うと、簡単に戦えてしかも強いという点から好みのデッキなのだ。

 トロンデッキのバリエーションの中でも、個人的に最も長い期間使用したのが「青トロン」だ。モダンが制定され、Magic Online上で導入された時のこと......大体のカードを持っていたので、構築して長い期間このデッキを使い続けたものである。トロンに緑や赤、白を足す利点はこれまで紹介してきたので、今日はなぜ青なのか? その理由をお話ししよう。

 青、と聞いて思い浮かべるものは?......もちろんマジック的な意味で。おそらくは打ち消しとドローなんじゃないかなと。トロンというデッキは、何度も言うように3種類の土地を揃える必要がある。これをいかに揃えるかが重要であり、「青トロン」はトロンデッキ必需品の《探検の地図》に加えてドロー呪文、そして占術によって探し出そうというアプローチを取っている。そこまでの時間稼ぎをするのが打ち消し呪文の役目だ。......そして、モダンにはカード1枚でこれら両方の役目を果たすカードが存在する。《卑下》と《差し戻し》だ。

 これらの呪文で序盤を捌きながら、ライブラリーを掘り進めてウルザ土地揃えて大技ドカンッ!というのがこのデッキがたどりたいストーリーなのだ。《予期》《知識の渇望》《撤廃》らも併せて、構えてコントロールしつつ土地を置いていく、という戦術をとることになる。

 他のトロンデッキよりもよりコントロールデッキ的な性質が強く、土地を揃えることにオールインしているわけではないという点が「青トロン」の特徴。なので、普通に《島》などの色マナ源が多数デッキに入る。デッキの土地総数が20枚を切ることが多いトロンデッキだが、「青トロン」はこのリストのように25枚ほどの土地が必要になってくる。それゆえに、このデッキは《血染めの月》《塵への崩壊》などでウルザ土地の爆発力を封じられても、普通に6マナ絞り出して《ワームとぐろエンジン》、といった具合に戦えるのが強みだ。ブン周り瞬殺パターンを持ったコントロールデッキ、と書けばその恐ろしさは伝わるだろうか。

 あふれ出る無色マナの消費先は冒頭に述べた3種のアーティファクト・クリーチャー。ダメージレースの鬼《ワームとぐろエンジン》、コンボ・感染殺し《白金の天使》、多色デッキの破壊者《隔離するタイタン》。お好みのものを《宝物の魔道士》からどうぞ。無色マナに長けるデッキなので《難題の予見者》も採用、これで殴り勝つゲームも多々あるだろう。

 クリーチャー以外では問答無用の最強パーマネントの一角《精霊龍、ウギン》が盤面を綺麗さっぱり流した後、3点ダメージ固定砲台となってゲームを終わらせてくれる。あるいは、《精神隷属器》を投げつけまくるのも手。《アカデミーの廃墟》と併されば、対戦相手は即投了してくれることだろう。気持ちいいぞ~。

 トロンデッキの中でも爆発力は落ちる部類だが、土地が引ける分事故らない率は断トツ。安定した運用を望むのであれば、「青トロン」がオススメだ。カードの選定はかなり自由度が高いのも嬉しい。僕は《研磨基地》《爆破基地》《回収基地》《召喚基地》の4種類を揃えて無限システムを完成させるデッキを作って遊んだりもしたよ。信頼のトロンブランドでデッキパワーも担保されているので、ちょっといじって独自性を楽しみたいプレイヤーの欲求を叶えてくれるぞ。

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