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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:スゥルタイ・デルバー(レガシー)

中村修平の「デイリー・デッキ」:スゥルタイ・デルバー(レガシー)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英語圏向けに制作・英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を掲載いたします。今週は週5回、2日(月)~6日(金)の更新です。


回転

 最強と言ってしまうと反対意見もあるかと思いますが、最高峰という表現であれば同意をいただけると思います。
 《秘密を掘り下げる者》は現時点で印刷されている1マナクリーチャーの中で最も攻撃的なカードでしょう。単純に考えて、《野生のナカティル》がちょっとタフネス下がった代わりになんと飛んでいるのです。

 まあその代償として相応のインスタント、ソーサリーをデッキに入れなければなりませんが、軽量ドロー呪文だらけのレガシーでは青いデッキであれば余裕というか当然の嗜み。
 《秘密を掘り下げる者》のアップキープ誘発にあわせて《渦まく知識》、を一度でもやってしまったのであれば、これは制限なのではなくてむしろ青を使っている自分へのご褒美なのだ、と刷り込まれてしまうこと請け合いです。

 それはともかく、《秘密を掘り下げる者》を効果的に使う条件が限りなく薄い以上、そこから何色を足すかという分岐が生まれるのも必然ではあります。火力が多めな青赤、優秀なクリーチャーを追加した青赤緑、強力なユーティリティーを積んだ青白赤、そして今日紹介する青緑黒です。
 構成はメイン色の青に、緑といえばの《タルモゴイフ》、黒からは手数を増やしてくれる《闇の腹心》、安定感のある除去カード《突然の衰微》という面々に、黒でもある《死儀礼のシャーマン》。

 黒の金看板でもある手札破壊はサイドボードに配置されていますね。
 メインボードは他の《秘密を掘り下げる者》デッキと同じように振る舞い、サイドボード後からコンボデッキに対して手札破壊も付け足していく。
 ただ打ち消しを増量するよりも、ゲームプランを覗かれる上に、妨害に対する妨害か、または本命、そのどちらか手薄な方を抜いた上で打ち消しで蓋をする。
 よりわかりやすく、やりやすいゲームプランで好みです。

Jim Davis
StarCityGames.com Legacy Open(2015/1/31) 優勝 / レガシー[MO] [ARENA]
3 《Tropical Island
3 《Underground Sea
4 《溢れかえる岸辺
4 《沸騰する小湖
4 《不毛の大地

-土地(18)-

4 《死儀礼のシャーマン
4 《秘密を掘り下げる者
4 《タルモゴイフ
3 《闇の腹心
1 《真の名の宿敵

-クリーチャー(16)-
4 《渦まく知識
4 《思案
3 《呪文貫き
3 《もみ消し
2 《見栄え損ない
4 《目くらまし
3 《突然の衰微
3 《Force of Will

-呪文(26)-
1 《ヴェンディリオン三人衆
2 《方向転換
2 《思考囲い
1 《狼狽の嵐
1 《墓掘りの檻
1 《真髄の針
1 《外科的摘出
2 《湿地での被災
1 《突然の衰微
1 《大渦の脈動
1 《残忍な切断
1 《Force of Will

-サイドボード(15)-
StarCityGames.comより引用

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