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戦略記事

Daily Deck -今日のデッキ-

アブザン・カンパニー(モダン)

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アブザン・カンパニー(モダン)

Melissa DeTora

2015年4月15日


 私が最後にモダンのイベントでプレイしたのが、スペインのバルセロナで開催されたプロツアー『神々の軍勢』であるとは信じがたいことです。1年以上前なのです! 当時は、プロツアーに向けて「アブザン・ポッド(《出産の殻》)」を重点的にテストしていたことを覚えています。結局はそのイベントでは別のデッキを使うことになったのですが、モダンで「アブザン・ポッド」をプレイするのはいつも楽しいものでした。その柔軟性とコンボの達成しやすさから、「アブザン・ポッド」はモダンを支配しており、プロツアー『運命再編』前の禁止制限リスト発表で《出産の殻》が禁止されたと聞いたときも、驚きはありませんでした。それ以後、《出産の殻》なしで「ポッド」を組もうとしてきましたが、うまくいくことはありませんでした。

 『タルキール龍紀伝』では、アブザンのコンボデッキは新たなツール、《集合した中隊》を手に入れました。このMax Brownのリストでは、《集合した中隊》と《夜明けの集会》の組み合わせを使って《台所の嫌がらせ屋》+《族樹の精霊、アナフェンザ》または《シルヴォクののけ者、メリーラ》による「無限ライフ」コンボを集められるようにしています。これに加えて戦場に《臓物の予見者》が戦場にいれば、《台所の嫌がらせ屋》を生け贄に捧げて、頑強でそれを戻すことにより、いくらでもライフを得ることができます。《台所の嫌がらせ屋》は《族樹の精霊、アナフェンザ》または《シルヴォクののけ者、メリーラ》の能力で-1/-1カウンターを持たずに戻ってくるので、何度でもこの手順を繰り返すことができ、そのたびに2点のライフを得られるのです。

 Maxのデッキでは、さまざまな状況に対応できる1枚挿しのクリーチャーも多く採用されています。《夜明けの集会》があれば、必要なときにどんなクリーチャーでも探してくることができます。このデッキで私が気に入っているのは、他の多くのコンボデッキと異なり、勝つためにコンボを揃える必要がないことです。このデッキには、強力で有用なクリーチャーを多く使われています。それゆえに、コンボが成立しなくても、いつでもビートダウンで対戦相手を倒すことができるのです。

Max Brown - 「アブザン・カンパニー」
モダン[MO] [ARENA]
2 《
2 《平地
2 《寺院の庭
2 《草むした墓
1 《神無き祭殿
4 《吹きさらしの荒野
3 《新緑の地下墓地
4 《剃刀境の茂み
3 《ガヴォニーの居住区

-土地(23)-

4 《極楽鳥
4 《貴族の教主
1 《臓物の予見者
3 《復活の声
1 《族樹の精霊、アナフェンザ
1 《シルヴォクののけ者、メリーラ
1 《クァーサルの群れ魔道士
1 《漁る軟泥
1 《呪文滑り
4 《台所の嫌がらせ屋
3 《ちらつき鬼火
2 《罪の収集者
1 《永遠の証人
1 《調和スリヴァー
1 《オルゾフの司教
1 《修復の天使

-クリーチャー(30)-
3 《夜明けの集会
4 《集合した中隊

-呪文(7)-
1 《ブレンタンの炉の世話人
1 《コーの火歩き
1 《呪文滑り
1 《エイヴンの思考検閲者
1 《弁論の幻霊
1 《調和スリヴァー
1 《ヴィズコーパの血男爵
1 《鷺群れのシガルダ
3 《思考囲い
2 《流刑への道
2 《突然の衰微

-サイドボード(15)-
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