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『タルキール覇王譚』 特別カードプレビュー:率いしもの

『タルキール覇王譚』特別カードプレビュー:率いしもの

by mtg-jp.com staff

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 9月に入り、いよいよ9月26日に発売となる新セット『タルキール覇王譚』が全貌を現し始めました。この週末にかけて日本公式Twitterアカウントで「PAX PRIME」よりお伝えしましたように、これから『タルキール覇王譚』の情報が続々と公開されてきています。また、『タルキール覇王譚』が発売されると、スタンダードがローテーションを迎え、一気に環境が変わるということもあり、本セットの情報に期待されている方は非常に多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 さて、本記事では全世界に先駆け、『タルキール覇王譚』の新たなカードをご紹介いたします。また、新メカニズムについては記事「『タルキール覇王譚』のメカニズム」で解説しておりますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。


 エルズペスの死という衝撃的な展開をもって我々は『テーロス』の世界を離れることとなりましたが、今回我々が旅することになる『タルキール覇王譚』の世界は、《遍歴の騎士、エルズペス》と同じくアラーラ・ブロックで登場した、ドラゴンを崇拝するプレインズウォーカー《サルカン・ヴォル》の故郷となります。

 このタルキールは、それぞれ「楔」(1つの色とその敵対色2つの組み合わせ)と結びつく5つの氏族が覇権を争っている世界です。果たして、この5つの氏族の争いがどう展開していくのか、そして《サルカン・ヴォル》はどのように活躍するのか、タルキールの世界での物語にも注目していきたいですね!

 このタルキールの世界に帰還した《サルカン・ヴォル》については、連載記事「Uncharted Realms: サルカンの狂気」で紹介されておりますので、物語に興味のある方は、ぜひご一読ください。

 今回ご紹介するカードは、その5つの氏族の中の1つ、「アブザン」にまつわるカードです。

 それでは、さっそく新たなカードをご覧ください!

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 《先頭に立つもの、アナフェンザ》です!

 《先頭に立つもの、アナフェンザ》は白黒緑の氏族であるアブザンの指導者=カンであり、そのため、その能力もアブザンの能力「長久」と同じく、+1/+1カウンターに関するものとなっています。《先頭に立つもの、アナフェンザ》の「攻撃すると他のタップ状態のクリーチャー1体に+1/+1カウンターを置く」という能力は、自身のクリーチャーを強化してくれる有用な能力です。アブザン一族の能力である「長久」と組み合わせれば、あなたのクリーチャーはすぐに巨大なものとなることでしょう。

 さらに《先頭に立つもの、アナフェンザ》自身も、3マナながら4/4というコストパフォーマンスに優れたサイズとなっており、対戦相手にとって序盤ではなかなか対処しにくいカードではないでしょうか。そのサイズゆえに序盤から積極的に攻撃できることが見込まれすし、攻撃してマナクリーチャーのようなサイズの劣るクリーチャーを強力な怪物へと成長させることができれば、ゲームの勝利はもはや目前です。

 また、この色の組み合わせは、《羊毛鬣のライオン》に代表される、優秀なクリーチャーを多く有する緑と白を含んだカラーコンビネーションとなっていますし、黒には対戦相手のクリーチャーを除去する手段が豊富にあります。対戦相手のクリーチャーを除去し、そのまま《先頭に立つもの、アナフェンザ》がパワフルなクリーチャーを率いて対戦相手を一気に蹂躙する、という光景が、新たなスタンダード環境で見られるかもしれませんね。

 今年5月に行われたプロツアー『ニクスへの旅』では次期スタンダードを占う『テーロス』ブロック構築戦が行われ、優勝したパトリック・チャピン/Patrick Chapin選手のデッキはまさに白黒緑のデッキでした。この白黒緑の組み合わせ、つまり「アブザンカラー」は新たなスタンダードの世界で活躍する色の筆頭候補と言えるかもしれません。

 《先頭に立つもの、アナフェンザ》と、アブザンの氏族は『タルキール覇王譚』発売後のスタンダードでどういった活躍を見せてくれるのでしょうか。発売の2週間後、10月10~12日にはプロツアー『タルキール覇王譚』が開催されますので、その動向にも注目しましょう!

 9月26日の発売までもう間もなくとなった『タルキール覇王譚』ですが、今後次々と新たなカードが公開されていくこととなります。公開されたカードはカードギャラリーにてご覧いただけるようになりますので、全貌が明らかになるまで、『タルキール覇王譚』情報をお見逃しなく!


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