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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.09.27

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:占い石鍛冶(レガシー)

by 岩SHOW

 《師範の占い独楽》はレガシーにおいて使用禁止となった。これと《相殺》を組み合わせてライブラリーをガチャガチャいじくりまわして、相手の呪文を打ち消し続ける「奇跡コントロール」はもう十分と言って差し支えないほど活躍したし、このまま放置しておくと永遠にレガシー環境で暴れ続ける可能性もあった。

 《師範の占い独楽》は熟練者でなければ時間を食うカードであることも問題だ。事実、モダンで禁止されている理由にはそれも含まれている。独楽禁止後、同じ規模のレガシーのトーナメントにおけるラウンド進行がとても速くなって「やっぱりなぁ」なんて思ったものだ。禁止カードが出るのは決して喜ばしいことじゃないが、独楽はもう十分やった。これ以上、この道具で未来を占う必要なんてない。プレイヤー達は自分の運命は自分で決めるんだと、歩みだしたのだ。

 その一方で、占うことをやめない者もいる。師範の独楽をお借りできないのであれば、自らの経験で培った能力で未来を占おう、というわけで《占い》に手を出した猛者たちがチラホラ。

 しかしまあ......独楽よりは随分性能が落ちるけど、本当に強いのか?

DeathKiZz86 - 「占い石鍛冶」
Magic Online Competitive Legacy Constructed League 5勝0敗 / レガシー (2017年9月12日)
4 《島》
2 《平地》
2 《Tundra》
2 《Volcanic Island》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《沸騰する小湖》
1 《乾燥台地》
1 《カラカス》

-土地(20)-

4 《石鍛冶の神秘家》
2 《瞬唱の魔道士》
2 《真の名の宿敵》
2 《ヴェンディリオン三人衆》

-クリーチャー(10)-
4 《渦まく知識》
4 《思案》
4 《剣を鍬に》
2 《占い》
3 《相殺》
1 《議会の採決》
2 《至高の評決》
4 《意志の力》
1 《天使への願い》
1 《梅澤の十手》
1 《火と氷の剣》
1 《殴打頭蓋》
2 《精神を刻む者、ジェイス》

-呪文(30)-
2 《翻弄する魔道士》
1 《イゼットの静電術師》
2 《青霊破》
2 《紅蓮破》
2 《狼狽の嵐》
2 《外科的摘出》
2 《解呪》
2 《安らかなる眠り》

-サイドボード(15)-
MTGO Standings Competitive Legacy Constructed League より)

 ジェスカイ(白青赤)カラーの《石鍛冶の神秘家》デッキ、「パトリオット」なんて呼ばれたりするが、そのデッキに《占い》《相殺》を仕込んだのが今回のデッキ。何と呼んでいいやら......ひとまず「占い石鍛冶」としておこう。なんかかわいらしい響き。これが最近Magic Onlineのリーグ戦で結果を残して以来、ちょろちょろと使用者を増やしているとかいないとか。なので今回取り上げることにした。

 そもそも、《師範の占い独楽》と《占い》は大きな性能差がある。独楽は1マナで3枚見て並べ替えることが出来たが、《占い》で同じことをしようとすると3マナ必要だ。さすがに重い、重すぎるが......1マナで3枚見られるのは強すぎたので、これが適正値かもしれない。おそらくは2マナで2枚見て、というのを繰り返すことになるだろう。

 独楽のようにカードを引くことはできないが、自力でシャッフルが可能で、アーティファクト対策が効かないという利点も。《石鍛冶の神秘家》を使う以上、装備品=アーティファクトを用いるのは必至、それらへの対策のあおりを喰らわないエンチャントであるという点は評価できる。また、色を持っているので《意志の力》のコストに充てることもできるね。

 まあそれでも重ね引いた時にはとても弱いため、枚数は最低限の2枚に抑えられている。《渦まく知識》《思案》《精神を刻む者、ジェイス》と組み合わせて《相殺》を使っていこう、ということなのだろう。長くは足止めできないが、ちょっとでも相手が止まっている隙に石鍛冶から《殴打頭蓋》や《真の名の宿敵》でビートをかまして勝利してやろう。《相殺》は一度誘発させればOK、2回以上ならもう何も文句はない、という割り切った運用なんだろうな。

 このデッキの最大のウリは、環境に《相殺》を想定したデッキが存在しないことだ。「エルフ」なんかが増えてきている今、《占い》でも良いから1マナのカードをトップに設置して《相殺》で弾けば勝てる!という環境の隙間を突くデッキとして活躍できる、かもしれない。

 こういうデッキはバレると厳しくなる。《占い》を試すなら今のうちかもね! 1~2か月経ってまだ生き残っていた場合、《占い》《相殺》コンボはガチだったと証明されるな。今後を楽しみに、見守っていこうじゃないか。

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