中村修平の「デイリー・デッキ」：緑黒白ジャンク（レガシー）

編集より：中村修平が日替わりで注目のデッキを１日１個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を（原則）毎週火曜日～金曜日に掲載いたします。

　面白いデッキというのであれば、このデッキもなかなかに興味深いのではないでしょうか。

　《闇の腹心》、《タルモゴイフ》、《石鍛冶の神秘家》。単体ではどれも見慣れたカードと言えますが、それが１つのデッキに入っているというのであれば話は別です。

　トップ４に入賞したキクチのデッキは緑白黒のグッドスタッフデッキというべきものでしょうか、各色の優良クリーチャーに《剣を鍬に》と《突然の衰微》という二大除去、そして少々の悪知恵とプレインズウォーカーという構成。

　さり気なくメインデッキに加わっている《迷宮の霊魂》ですら、軽量ドローから《宝船の巡航》へと繋がってしまう現在のレガシーでは、綺羅星のような他のカードに対しても遜色無し。

　サイドボードに１枚差されている《悟りの教示者》も洒落ています。教示者を忍ばせることで、３枚目の《真髄の針》、３枚目の《墓掘りの檻》、そして３枚目の《仕組まれた疫病》を１枚のスペースに圧縮しているのです。