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Daily Deck -今日のデッキ-

赤単アグロ(スタンダード)

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赤単アグロ(スタンダード)

Melissa DeTora

2015年7月31日


 「赤単アグロ」は、かなり安定して活躍を見せるデッキです。あらゆる大規模イベントでトップ8あるいはトップ16に、少なくともひとつは「赤単アグロ」の姿が見受けられます。このデッキは大きな変化を見せていないため、プレイヤーたちの注目は受けませんでした。しかしリッチモンドで7月25日に行われた「SCG Open」(リンク先は英語)にて、《カラデシュの火、チャンドラ》に注目した新たな赤単デッキが登場したのです。

 私が開発部の仕事に携わるようになった当初、新たな両面プレインズウォーカーたちの存在に私は本当に心を躍らせました。みんな極めて強大な力を持っているように私は感じ、早く彼らを中心にしたデッキの構築がしたくてたまりませんでした。そして私は気づきます。FFL(フューチャー・フューチャー・リーグという、スタンダードで行われる社内リーグ戦)で一番使われていないのが《カラデシュの火、チャンドラ》であることに。そこで私は、その状況を変えようと決めました! 私がFFL向けに組んだ初めてのデッキは、《カラデシュの火、チャンドラ》を採用した赤単デッキでした。実はそのデッキが、今回ご紹介しているアッシュ・デュルベック/Ash Durrbeckのものとよく似ていたのです。それは、「疾駆」を持つクリーチャーを多く採用し、《極上の炎技》を添えた爆発力のあるものでした。

回転

クリックで変身します

 《カラデシュの火、チャンドラ》を変身させる上で、「疾駆」メカニズムは非常に重要な役割を持ちます。「疾駆」クリーチャーは手札に戻るため、《カラデシュの火、チャンドラ》をアンタップさせる赤の呪文をより多く確保できるのです。「疾駆」クリーチャーたちはそれ単体でも強力であり、このデッキにうってつけと言えるでしょう。

 『マジック・オリジン』で登場した新たなカードとしては、《極上の炎技》もまたアッシュのデッキの活躍を支えた1枚です。これでこのデッキには4点のダメージを与える火力が2枚になり(1枚目は《かき立てる炎》です)、加えて《稲妻の一撃》や《乱撃斬》も搭載されているため、対戦相手を焼き尽くすプランも十分にあり得ます。さらに「魔巧」を達成していれば《極上の炎技》は打ち消されず、それが大きな意味を持つことも多いでしょう。

 《カラデシュの火、チャンドラ》が活躍し大会でトップ8入賞という結果を出したことは、嬉しくて仕方がありません。彼女が《燃え盛る炎、チャンドラ》に変身したのを目の当たりにしたら、なおさらです。トップ8で惜しくも敗退しましたが、チャンドラがスタンダードで行われた大規模イベントで活躍する姿を見ることができて、私は大満足です。

Ash Durrbeck -「赤単アグロ」
スタンダード[MO] [ARENA]
21 《

-土地(21)-

4 《僧院の速槍
3 《鐘突きのズルゴ
2 《火飲みのサテュロス
1 《稲妻の狂戦士
4 《大歓楽の幻霊
2 《ゴブリンの熟練扇動者
2 《ゴブリンの踵裂き
2 《カラデシュの火、チャンドラ

-クリーチャー(20)-
4 《乱撃斬
4 《稲妻の一撃
2 《灼熱の血
3 《軍族童の突発
2 《極上の炎技
4 《かき立てる炎

-呪文(19)-
2 《ゴブリンの熟練扇動者
4 《焙り焼き
2 《洗い流す砂
2 《灼熱の血
2 《極上の炎技
1 《力による操縦
2 《前哨地の包囲

-サイドボード(15)-
(デッキリスト:StarCityGames.com より引用)

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