こちらマジック広報室！！：なんと２人でもドラフトができる！？ウィンストン・ドラフトで遊んでみよう！！

by 格内麻也子（WotC広報担当）

　みなさんこんにちは！「こちマ！！」では『マジック：ザ・ギャザリング』（以下、マジック）を、はじめて遊ぶ方にも楽しく、そしてわかりやすく新製品やイベントなどの情報をお知らせしています。

　お正月休みにのんびりゴロゴロしながらコタツで楽しみたい『戦乱のゼンディカー』！ こんな時はブースタードラフトで遊びたくなるわけですが、突然に召集号令をかけてもメンバーが８人も揃わないことも。でも、大丈夫！今回の「こちマ！！」では特別編として、２人で楽しめるドラフトっぽい遊び方についてご紹介します！

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　ここはウィザーズ・オブ・ザ・コースト東京オフィス。

伊藤：定時になりましたよ、格内さん！ お正月気分を先取りして突然ドラフトで遊びたくなりました！ 今日はドラフトで遊びましょう！！

格内：あなたはウィザーズ・プレイ・ネットワーク担当、スター・ウォーズは初日に観に行っちゃう枠の伊藤豪志さん。残念ながら今日はオフィスに私たち２人だけみたいなんですよね///

伊藤：ガーン！！ ２人じゃドラフトができないじゃないですか！　うーん、でも大丈夫です！２人でもドラフトっぽい遊びができるんですよ！

格内：え、２人でも遊べるんですか？！ドラフトなのに？！

伊藤：はい、これからやる２人でプレイする遊び方は「ウィンストン・ドラフト」と呼ばれています。ドラフトを遊びたいと思った時にすぐにはじめられるし、カードをピックするときにワイワイと盛り上がれるオススメな遊び方なんですよ。

格内：ふむ、どうやって遊ぶのでしょうか？

伊藤：「ウィンストン・ドラフト」で必要なものはこちらです。

格内：ブースターパック６個と自分のデッキに合わせた基本土地、お家にあるもので簡単に揃えられそうですね！ 普通のマジックの遊び方と違うところはありますか？

伊藤：いいえ、遊び方は同じです。カードをお互いにピックしていって、最後にデッキのタイプに合わせて17〜19枚の基本土地を入れ40枚以上のデッキをつくります。ただしピックの仕方がちょっと変わっているので実際にやりながら説明していきますね。

格内：では、さっそくパックを開封しちゃいまーす！

伊藤：...！？！？ 僕が説明する前に全部剥きましたね！！いや、でも奇跡的に合っています！（笑） パックから広告カードと土地カードを抜いて中身を見ずに束にします。全部のパックの束を集めシャッフルして、ひとつの山札にしてください。

格内：はーい、できました！

伊藤：山札の上からカード３枚を場に並べ、山札から近い順にＡゾーン、Ｂゾーン、Ｃゾーンとします。

伊藤：そしてピックする順番、先攻後攻をジャンケンなどで決めます。

格内：よっしゃー！格内が先攻です！！

伊藤：じゃあ格内さん、Ａゾーンにあるカードを僕に見えないように見てください。

格内：んー、チラッ。うぇ、これピックしたくないっ！

伊藤：格内さん、心の声がだだ漏れです。もしＡゾーンにあるカードが必要なければ、山札の上から１枚引いてＡゾーンにあるカードの上にのせてください。追加したカードは見ちゃだめですよ。そして次にＢゾーンにあるカードを見てみましょう。

格内：んー、チラッ。うーん、これはまぁまぁかな、ピックしたいです。

伊藤：はい、どうぞピックしてください。そして同じように山札の上からカードを１枚、Ｂゾーンに置いてください。

格内：Ｃゾーンのカードも気になるんですが、ピックした後は見ちゃだめなんですか？

伊藤：見ちゃだめです。それが「ウィンストン・ドラフト」の面白い部分なんです。ピックしたカードの情報はお互いに一部しかわからないわけです。

格内：ほほう、なんだか奥深そうですね。では次は伊藤さんがピックする番ですよ。

伊藤：まずはＡゾーンのカードをチェック...必要ないので山札から１枚カードを置く。次にＢゾーンのカードをチェック...必要ないので山札から１枚カードを置く。そして最後にＣゾーンのカードをチェック...こ、これは！？

伊藤：...と思いきや、これも必要ないので山札から１枚カードを置くっと。

格内：あれ、伊藤さん、ピックできなかったですね！大丈夫なんですか？！

伊藤：もしＣゾーンまでカードを見て必要なものがなければ、山札の一番上のカードを１枚必ずピックしてください。

格内：ふー、よかった。伊藤さんはギリギリまで自分を試しますねー。

伊藤：はい、では次は格内さんがピックする番ですね。

格内：まずはＡゾーンのカードをチェック...ってこれピックする場合、この全部のカードがもらえるんですか？

伊藤：そうですよ。今なら３枚ついて１ピック！

格内：わあ、超お得！！カードがいっぱいあった方が選択肢が増えるじゃないですか！取らない理由はあるまい、それではＡゾーンピックしまーす！

伊藤：はい、じゃあ忘れずにＡゾーンに山札より１枚カードを置いてください。

格内：ちなみにですが、いきなりＢやＣゾーンのカードから見ちゃだめなんですか？

伊藤：だめなんですねー、必ずＡゾーンから順番に見ていってください。と、こんなかんじで交互にピックを繰り返して、場にカードがなくなったら基本土地カードと合わせて40枚以上のデッキを作ってください。

格内：デッキを作るポイントは？

伊藤：必ず２色以上でデッキを組むことになるので、マナをサポートするようなカードは入れた方がいいですね。《巡礼者の目》や《進化する未開地》などのカードです。まぁカジュアルな遊び方なので、まずは好きに組んでみてください！

格内：できました！ よーし、勝負勝負〜！！！

伊藤：はっはっはっ、さっそく厳しい状況ですね、格内さん。

格内：ふふふ、しかーし！ 格内には切り札の《エメリアの番人》が！

格内：...からの《大物潰し》！

伊藤：わー、気持ちいい勝ち方ですね！初勝利おめでとうございます！ どうですか、けっこう楽しかったでしょ？

格内：はい、対戦だけでなくピックするときもワイワイできて楽しかったです。やればやるほど上手くなりそう感もありますね。あとは思いついたときに２人でもすぐにドラフトっぽい遊びができるっていうのはやっぱり嬉しい！

伊藤：楽しんでもらえたらよかったです！ 他にもエキスパンションを変えて遊んだり、使用するパックの数を増やしたり、自分の好きなカードを持ち寄って使ってみたり、いろいろとアレンジができるのも「ウィンストン・ドラフト」のいいところなんですよ。

格内：それは面白そう！ お正月休みは無限に「ウィンストン・ドラフト」で遊べそうですね！

伊藤：はい、でも年始のご挨拶まわりもやりましょうね（笑）

格内：あ、そっか、お年玉をもらわなきゃですもんね！

伊藤：えっ...！？

　２人でもドラフトっぽい遊びがすぐに楽しめる「ウィンストン・ドラフト」！ お正月休みにお友達やご兄弟などを誘って楽しい時間を過ごしてみてください！

　それでは次回「こちマ」もお楽しみに！！

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