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4人集まれば始められる!? ジャーナリスト・津田大介氏の語る「マジック:ザ・ギャザリング」(前編)
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4人集まれば始められる!? ジャーナリスト・津田大介氏の語る「マジック:ザ・ギャザリング」(前編)
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4人集まれば始められる!? ジャーナリスト・津田大介氏の語る「マジック:ザ・ギャザリング」(前編)
聞き手:格内麻也子(WotC広報担当)
ライター:瀬尾亜沙子
写真:福島正大
みなさまこんにちは。「こちマ!!」では『マジック:ザ・ギャザリング』を、はじめて遊ぶ方にも楽しく、そしてわかりやすく!新製品などの情報をお知らせしています。が、今回は特別に!ネットジャーナリストの津田大介さんにインタビューしてきましたっ!!
津田大介さんといえば、ネットジャーナリストとして第一線で活躍中の方ですが、実は「マジック:ザ・ギャザリング」(以下、「マジック」)にとてもハマっていたそうなんです。寝る間も惜しんでいろいろなデッキを作っていたという津田さんに、「マジック」の魅力をたっぷりお聞きしました!
津田大介氏 プロフィール
1973年生まれ。東京都出身のジャーナリスト/メディア・アクティビスト。
子どものころからゲームセンターに通い、家庭用コンシューマゲーム・PCゲーム・アナログゲームなどをやりこむ青春時代を送ってきた。
大学在学中からライターとしての活動をスタートし、著書は「Twitter社会論 - 新たなリアルタイム・ウェブの潮流」や「ウェブで政治を動かす!」など。会見やシンポジウムなどのインターネット中継を行なう先駆者となった。最近ではTV・ラジオ番組のコメンテーターなども務める。
○「マジック」との出会い
――今日はよろしくお願いします! まず、なぜ「マジック」を始めてみようと思ったんでしょうか? きっかけを教えてください。
津田氏:働き出した1997年くらいかな、当時「ログイン」って雑誌(PCを中心としたゲーム誌)に「マジック」が載っていて、編集者たちがやたらハマっているらしいと。面白そうだなと思ったけど、1人では始められないからどうしようと思っていたときに、当時の友達が「『マジック』やってみない?」って言ってきて、4人くらいのグループで遊び始めたんです。
「へー、レアの上に神話レアってのができたんですね」と、久々にマジックのルールブックを眺めてひとしきり発見があった様子。 |
――その誘ってくれた友達は、すでに「マジック」をやっていたんですか?
津田氏:いや、違います、ゲームが好きなだけで。「みんなで一緒にやろうよ」って感じで始めたら、すぐに「こりゃ面白い!」ってなりました。
――全然知らない4人でいきなり始めたら、ルールとかわけわからなくないですか......?
津田氏:それが、全然知らない人が4人集まるとちょっと違うんですよね。誰かしらやる気を出して調べるやつがいる。インターネットがその頃は普及してたから、ネットの掲示板を見たりすればいろんな情報がわかりました。ネットにはずいぶんお世話になった気がしますね。
――なるほど。ネットではどんな情報を?
津田氏:大会の日程にしてもはやりのデッキにしても、とにかくネットでの情報交換が大きかったですね。今強いデッキはこうとか、対抗する戦略はこうとか。あと掲示板で「デッキ診断をお願いします」っていうのが盛んでしたね。
――おおー、そうなんですか。
○一番ハマってた時代
津田氏:一番熱心だった時は、一日中「マジック」のことばっかり考えてました。一応ライターの仕事はやってましたが、空き時間はずっとデッキを作ってましたね。会社に寝泊まりするような生活だったんで、仕事終わったら、そのまま同僚と朝まで対戦みたいな(笑)
――それはすごい!一気にマジックにハマっちゃったわけですね。
津田氏:寝ても覚めてもゲームのことしか考えないみたいな時期がありましたね。でもある意味、あのころにとことんまでやりつくしたおかげで、会社を興したらゲーム全般をあまりやらなくなっちゃいました。切り替えて仕事に打ち込めたという点はあったかもしれません。
カードをとっておけばいつでも復帰できるのも「マジック」のよさですからね。恐れずに一度は廃人になるくらいまでとことんやってみたらいいんじゃないですかね。
――ゲームで限界を超えれば、仕事でそれ以上のことができると。
津田氏:まあそれは言い過ぎかもしれませんが(笑)
○好きな色とお気に入りのデッキは?
――ところで、どんなデッキをお使いだったんですか?
津田氏:僕は「マジック」にある5色のうち、とにかく赤が好きで青が嫌いだったんですよ(笑)。「青が強い」ってずっと言われてましたけど、赤のデッキに当時強かった《呪われた巻物》とかを愛用してました。
――そうなんですね! 赤(直接相手にダメージを与えることを得意とする攻撃的な色)を使うイメージがなかったのでちょっと意外です。
津田氏:大会とかで青(相手のプレイを邪魔することを得意とする色)のデッキに当たるとすごくイヤな気分になりました(笑)
――デッキには面白いくらい性格が出ますよね。一番好きなデッキは何でしたか?
津田氏:「これが強いデッキだ」ってネットに書いてある通りにデッキを作っても面白くないから、いろいろ自分なりに工夫しましたね。一番好きだったのは、5色全てを使ったスリヴァーデッキ(能力を共有する「スリヴァー」という種類のクリーチャーを満載したデッキ)です。
○最後の4枚が一番大事!?
――スリヴァーデッキは強かったですか?
津田氏:なんだかんだで、作ったいろんなデッキの中では一番勝率がよかった気がしますね。大会にも、いつもこれで出てましたし。
――大会にも出ていたんですね。そのデッキで、毎回うまく勝てましたか?
津田氏:いや、勝てないこともありますね(笑)
――「マジック」って、デッキを完璧に組んでもやっぱり運の要素があるのが、ある意味おもしろいところですよね。すごく強い相手にでも、運で勝てたりしますし。
津田氏:「マジック」は、プレイのうまさや運も大事ですが、デッキ構築の微調整もすごく大事なんですよね。デッキに必須のカードがある程度あって、それをそろえたあとで最終的に強さを決めるのは最後に選んだ4枚だった、みたいな。
――その表現カッコイイですね!
津田氏:僕もそのスリヴァーデッキを組むとき、最後の4枚がなかなか決まらなくて。5色出るから、何色のどんなカードを入れてもいいんだけど、青デッキが好きな友達に相談したら「絶対そのデッキなら最強は《対抗呪文》(相手の呪文を無効にするカード)でしょ」って言われて入れてみたら確かに強かった(笑)。僕は青嫌いだからまず入れないんですけど、そのアドバイスでデッキに4枚入れてみたら、すごく役に立ちましたね。
――青嫌いだけど、青好きの友達の助言によって自己最高のデッキが完成したと。いやぁ、心温まるいい話ですね!
○4人集まればマジックは始められる!?
――最初のお話でもあったように、マジックをやってみようと思ったらまずは4人集まるとなんとかなりそうですね。
津田氏:2人だけだと、延々とやり続けるうちに飽きちゃうかもしれないですが、4人いればいろいろ相談もできるし、いらないカードを交換したりできるし。仲間とやるのはやっぱり楽しいですよ。僕もたまに大会に出るくらいで基本的には友達とばっかりやってましたけど、それだけでも十分楽しかったので。
――なるほど。マジックを楽しむには仲間も大事!ってことですね。
次回予告:インタビューの後編では、津田さんが考えるマジックの面白さについて詳しくお聞きしたいと思います!
○当時の愛用スリヴァーデッキを公開!
11年ぶりくらいに開けたという、当時のカードが詰まった段ボール箱。中はデッキやカードのレアリティごとにちゃんと仕分けして整理してある。
手塩にかけて調整したお気に入りの「スリヴァーデッキ」はこちら。基本土地が1枚もなく、5色出る土地から各種のスリヴァーを並べていく。《筋肉スリヴァー》《有翼スリヴァー》《水晶スリヴァー》らを序盤に出せれば安定して勝てるし、スリヴァーたちが死んでしまっても《生ける屍》が決まって墓地のスリヴァーが全部戻ってくれば逆転可能。
4 《真鍮の都》 4 《反射池》 4 《スランの採石場》 2 《樹上の村》 1 《アダーカー荒原》 1 《低木林地》 1 《カープルーザンの森》 1 《硫黄泉》 1 《地底の大河》 1 《ヴォルラスの要塞》 -土地(20)- 4 《極楽鳥》 4 《水晶スリヴァー》 4 《筋肉スリヴァー》 4 《有翼スリヴァー》 3 《酸性スリヴァー》 3 《ハートのスリヴァー》 2 《給食スリヴァー》 2 《貿易風ライダー》 1 《スリヴァーの女王》 -クリーチャー(27)- |
4 《モックス・ダイアモンド》 4 《対抗呪文》 3 《解呪》 2 《生ける屍》 -呪文(13)- |
そんなスリヴァー好きな津田さんに『Premium Deck Series: Slivers』をプレゼントしました。これは当時のスリヴァーたちがプレミアムバージョンで詰まっている限定セットです。
○無料でマジックが体験できるティーチングキャラバン開催中!
ティーチングキャラバンとは、マジック未経験の方や始めたばかりのプレイヤー向けの無料で受けられる体験会のことで、専門のティーチャーが店舗のスペースをお借りしてほぼ毎週、各地で開催されています。
必要なものはすべて用意されているので手ぶらで参加でき、使用したハーフデッキやプレイマット、デッキボックスももらえる、大変お得なイベントになっています。
今回の記事で興味を持たれた方も、この機会にぜひマジックを覚えて、始めてみてはいかがでしょうか?
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