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お知らせ
『Magic: The Gathering Arena』のすべて
『Magic: The Gathering Arena』のすべて
Jeffrey Steefel
2017年9月7日
Magic Digital NextとMagic Online
Magic Onlineは、『Magic: The Gathering Arena』と同様に「Magic Digital Next」の一部であり、今後も改善を続けてまいります。Magic Onlineの今後の計画については、同じく本日公開されているクリス・キリツ/Chris Kiritzの記事をご覧ください。
およそ25年前、リチャード・ガーフィールド/Richard Garfieldと彼が集めたチームはあるアイデアの種を生み出しました――持ち運んで友人たちと気軽に遊べるゲームのアイデアを。そしてそのアイデアはマジック:ザ・ギャザリングと呼ばれるゲームへと昇華し、世界中で愛されるものになります。はじめは狭く小さなこのゲームは、大きく広がっていったのです。
25年間でマジックはゲーム業界を一変させ、世界的なゲームに成長しました。世界中のキッチン・テーブルで、世界中のゲーム店で、そして世界中で開催される競技イベントで、多くのファンがこのゲームを楽しんできました。誰もがマジックというゲームそのものだけでなく、このゲームを取り巻くコミュニティを心から愛し、その想いを共有してきました。そして現在、マジックは11の言語に翻訳され70か国に広がり、何千万というプレイヤーに楽しまれています。
Twitchで『Magic: The Gathering Arena』のデモプレイの様子をご覧になり、クローズドβテストへの参加方法が知りたい方へ。『Magic: The Gathering Arena』を最高のゲームにするためにご協力いただける方は、こちらまたはPlayMTGArena.comへアクセスし、βテストへの参加登録をお願いいたします。
本日は、新しいマジックの楽しみ方についてお知らせします。
史上初の戦略カードゲームとして最も多くの人気を集め、世界規模の活発なコミュニティを持つマジック:ザ・ギャザリングは、デジタル・ゲームの世界でも傑出した存在になれると私たちは確信しています。こうして『Magic: The Gathering Arena』を正式に発表できることを、嬉しく思います。
『Magic: The Gathering Arena』とは?
『Magic: The Gathering Arena』は、世界中のゲーマーやゲーム・ファン、ゲーム配信者のためにデジタル向けに生まれ変わったマジックです。
「Magic Digital Next」や「Digital Games Studio」(リンク先は英語)についての記事でお話ししたように、私たちは長い歴史の中で育まれたマジックの奥深さを最新のデジタル・ゲームで体験できるよう尽力しています。『Magic: The Gathering Arena』はその努力の最初の結晶であり、特に最新セットのカードを用いてマジックを楽しむための最高の手段となるよう作られました。
『Magic: The Gathering Arena』では、何よりもまず習熟度や楽しみ方がさまざまなプレイヤーの皆さまがみな、愛するマジックというゲームを楽しめる素晴らしい場所にすることを目指しました。そしてもうひとつ目指したのは、ゲーム画面を印象的でわかりやすいものにして、観戦も楽しいゲームにすることです。私たちは、人気のある『Magic: The Gathering Arena』配信が、安定してTwitchの視聴者数ランキング上位に載ることを願っています。また、世界中のプレイヤーの皆さまが友人も誘って『Magic: The Gathering Arena』のドラフト・ナイトへ参加することを願っています。そして、プロ・プレイヤーの皆さまによって繰り広げられる戦いが、グランプリの配信のように観戦されることを願っています。
これらを実現するために、私たちは3つの重要な目標を念頭に置いてゲーム開発に取り組んでいます。
ひとつは、これまでにない奥深さと楽しさを兼ね備えたデジタル・カードゲームを市場に送り出すこと。マジックはすでに、世界中のTCGでも類を見ない奥深い戦略性を誇っています。『Magic: The Gathering Arena』の目標は、マジックの持つ奥深さをクローズドβテストの開始時から存分に発揮することです。そして正式にサービスが開始するときには、『Magic: The Gathering Arena』に現行スタンダードのセットのカードをすべて実装し、その後も毎年1000枚ほどの新カードが追加されていく予定です。それにより、プレイヤーの皆さまは奥深いゲーム体験と探求の楽しさを味わえることでしょう。
ふたつ目の目標は、プレイ中の様子を視聴しても大いに楽しめるマジックにすること。『Magic: The Gathering Arena』のプレイ配信を世界中のファンがTwitchやその他の配信サイトで視聴したとき、わかりやすくスピーディーでエキサイティングな展開を楽しめるでしょう。私たちが目指すのは最高のe-sportsコミュニティを築き上げることであり、そのためには「観戦」の体験も欠かせません。皆さまが目で楽しみ耳で楽しみ、そこから何かを学び取り、そして進化を続けるコンテンツを楽しめるゲームにするべく私たちは取り組んでいるのです。
3つ目は、進化を続けられるゲームにすること。私たちは高度な機械学習アルゴリズムを用いた新たなゲーム・ルール・エンジン(GRE)を開発し、マジックのカードとしてあり得る可能性を思いつく限り読み込ませました。これにより、TCG業界最高のカード・デザイナーたちが斬新なメカニズムや予想もできない面白いコンセプトのカードをこれまで以上に自由に作り、より深いゲーム体験を生み出すことが可能になります。そして新たなGREのおかげで、そのすべてを『Magic: The Gathering Arena』へ実装できるのです。
以上の重要な目標を達成するために、開発チームは全力を尽くしてまいります。この仕事を通して、私たちの取り組みはこれまでの製品にないほどマジック・ファン全体に関わるものとなるでしょう。私たちの手元には、素晴らしいアイデアがいくつもあります。間もなく実際にプレイする機会を皆さまにご用意しますので、ぜひご意見をお聞かせください。
私たちにご協力いただける方へ
『Magic: The Gathering Arena』のさらなる改善にご協力いただける方は、以下のふたつの方法でご協力ください:(1)クローズドβテストに参加する。(2)今後数か月にわたって何度か開催されるイベントへ足を運び体験する。
ひとつはPlayMTGArena.comでクローズドβテストの参加登録を行うことです。テストプレイヤーとして承認され次第、随時βテストへの招待をお送りします。βテストの初期段階では、『イクサラン』のカードを中心にしたカジュアル構築をプレイしていただきます(対応言語は英語のみ)。その後テストが進むにつれて、他の要素やフォーマットも追加されていきます。
なおテストプレイヤーの承認は、DCI番号の紐付けが完了しているウィザーズ・アカウントをお持ちのプレイヤーで、『イクサラン』プレリリースに参加されている方やMagic Onlineの『イクサラン』プレリリースをプレイされている方、『マジック・デュエルズ』のCSID番号をウィザーズ・アカウントへ登録済みの方などを優先して行います。βテスト参加をご希望の方は、上記のいずれかを満たしておいてください。参加登録の際に問題が発生した方は、カスタマーサポートまでご連絡ください。
そしてもうひとつ、今後開催予定のイベントへ足を運んでデモプレイを体験する方法もあります。最初のチャンスは、今週末にアメリカ合衆国・ロードアイランド州プロビデンスにて開催される「HASCON」です。「HASCON」に行けない方は、近日中に同様のイベントを行いますのでぜひご来場ください。
また、公式Twitterアカウント(@MTG_Arena)やハッシュタグ #MTGArena での意見交換にもぜひご参加ください。
マジックやMagic Onlineへの影響
『Magic: The Gathering Arena』は、最新のカードとそれを用いた遊び方に焦点を当てたゲームです。そのため、(歴代のカードのほぼすべてが揃っている)Magic Onlineでは、今後もMagic Onlineならではの体験をお楽しみいただけます。最新セットのカードや開催されるイベント、その他の更新など、Magic Onlineの開発は今後も続けられます。Magic Onlineの今後についての詳細は、同じく本日公開されているクリス・キリツ/Chris Kiritzの記事をご確認ください。
それから、『Magic: The Gathering Arena』にはもうひとつ大事な目標があります。それは、紙のマジックとデジタル・ゲームのマジックを互いに補完し合う関係にすることです。私たちは現実世界の店舗でのプレイとデジタルでのプレイを結びつける方法を模索しています。さまざまな計画がまだ発展段階で進化の途中ではありますが、皆さまがマジックをプレイすることがこれまでにない大きな体験の一部となるよう、私たちは願っています。
おわりに
世界最高のゲームの新たな一歩に携わることができ、また世界最高のゲーム・コミュニティの皆さまに取り組みをお伝えできることを、私たちは心から幸せに思っています。マジックの新しいデジタル・ゲームを開発するという仕事は、この上なく楽しいものです。これからも素晴らしいコミュニティに支えられながら最高の旅を続けられることを、光栄に思います。本日もありがとうございました!
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