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お知らせ
『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ
『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ
Helene Bergeot
2017年4月18日
本日はお知らせすることがたくさんあります。まずは簡単な概要を以下にまとめます。
- 秋の大型セット名は『イクサラン』。発売日は2017年9月29日です。このセットは世界選手権2017(2017年10月6~8日開催)のスタンダードおよびリミテッドにおいて使用される予定です。プロツアー『イクサラン』は2017年11月3~5日開催予定です。また、チーム・シールドで行われるグランプリ・プロビデンス2017およびグランプリ・静岡2017秋は、『イクサラン』発売直後の週末に行われるグランプリとなります。
- 国別選手権2017は9月9~10日、9月16~17日、10月14~15日のいずれかの日程で開催されます。フォーマットはスタンダードとブースタードラフトの混合フォーマットとなり、賞品としてプロ・ポイントも授与されます。
- プロツアー地域予選に参加費が設けられるようになり、イベント数は32回から37回に増加します。賞品として授与されるプロツアーへの参加権利は、予選の参加者数に応じて決められる方式となります。この変更は、プロツアー『イクサラン』地域予選(RPTQ2017#4)より適用されます。
- プロツアー『アモンケット』より、プロツアー決勝ラウンドにおける対戦組み合わせを従来のシングルエリミネーション方式へ戻し、賞金とプロ・ポイントの調整を行います。
『イクサラン』の発売日とプレミア・プレイへの影響
ついに秋の大型セット名とその発売日を発表でき、嬉しく思います。新たなブロックと新たなスタンダード環境の始まりとなる秋の大型セット名は『イクサラン』。発売日は2017年9月29日です。
今回の発表には驚く方が多いかもしれません。プロツアー『イクサラン』の開催予定は「11月3~5日」と、新セット発売の2週間後に行われていたこれまでよりずっと遅いのです。私たちはこれまでと異なる取り組みを行い、『イクサラン』発売1週間後に開催される世界選手権2017の舞台でこの最新セットに光を当てることにいたしました。これは、刷新されたスタンダード環境を評価する上で世界選手権がどれだけ有用かを実験する試みです。日程が確定次第、フィードバックを集めてまいります。
まとめると以下のようになります。
- 世界選手権2017は、『イクサラン』導入後の新たなスタンダードとブースタードラフトで行われる最初の大型イベントとなります。セットの発売から大会当日までの準備期間の短さについては、その対策を検討中です。
- これまでは新セット発売の2週間後に開催されていたプロツアーですが、プロツアー『イクサラン』はセット発売の5週間後に行われる予定です。したがって今回はプロツアーまでに新たなスタンダードのデッキを試す時間があり、また国別選手権の開催によってスタンダードに注目が集まる機会もあります。
- 9月30日~10月1日にチーム・リミテッドで行われるグランプリ・プロビデンス2017およびグランプリ・静岡2017秋では、『イクサラン』が使用されます。つまり最新セット発売直後の週末に新たなカードを使って楽しめるグランプリとなります。
以上の変更は、私たちにとっても時間をかけて組んだスケジュールに手を入れるという思い切ったものですが、その効果を楽しみにしています。
『イクサラン』についての詳細は6月の公式発表でお知らせいたしますので、もう少々お待ち下さい。2016-2017年シーズンの最後を飾る世界選手権でもさらなる発表をご用意していますので、そちらもお楽しみに。
国別選手権2017情報
2月に発表した「国別選手権」の再開催についての続報です。国別選手権2017の詳細についてお知らせいたします。
開催日程は?
国別選手権2017は、以下のいずれかの日程で行われます。
- 9月9~10日
- 9月16~17日
- 10月14~15日(9月23~24日から変更)
招待条件は?
国別選手権2017の招待選手は、ワールド・マジック・カップ予選と同様にプレインズウォーカー・ポイントを参照して決められます。各国における参加必要ポイントは、プレミア・イベント招待ポリシー(付録C)にてご確認いただけます。参加に必要なポイントを保有し、居住資格やその他の条件を満たしたプレイヤーが国別選手権2017へ参加できます。
皆さまが国別選手権2017へ参加できるかを確認しやすくするため、国別選手権2017の招待選手一覧を本日公開いたしました。リストに名前があるか、必ず一度ご確認ください。必要なプレインズウォーカー・ポイントを得ているのに名前が載っていない場合は、速やかにこちらからカスタマーサポートまでご連絡ください。
フォーマットは?
皆さまの声は、私たちにしっかりと届きました。国別選手権は複数のフォーマットにわたって行われていたことを覚えているでしょうか。今回もその方式を受け継ぎます。国別選手権2017は、スタンダードと『アモンケット』/『破滅の刻』ブースタードラフトの混合フォーマットで行われます。なお、10月14~15日開催の国別選手権につきましては、スタンダードと『イクサラン』ブースタードラフトとなります。
各フォーマットのラウンド数は、参加者数に基づいて決められます。
「混合フォーマットでの国別選手権開催」というマジック・コミュニティの皆さまの声に応えることができ、心から嬉しく思います!
参加プロモカードはありますか?
国別選手権2017の参加者には、プロモ版《墨蛾の生息地》が配布されます。
ワールド・マジック・カップ2017への招待
各国の2016-2017年シーズンにおける獲得プロ・ポイント最上位者は、その国の「代表キャプテン」としてワールド・マジック・カップ2017へ招待されます。なお代表キャプテンも国別選手権へ参加することができ、国別選手権の優勝者へ与えられる称号「国内王者」を目指すことができます。
国別選手権の決勝進出者2名はその国の代表チームに選出され、代表キャプテンとともにワールド・マジック・カップ2017へ招待されます。もし代表キャプテンが決勝へ進出した場合、もう1枠は3位のプレイヤーに授与されます。
プロ・ポイントの更新
このたび再開催される国別選手権では、賞としてプロ・ポイントも授与されます! 国別選手権での順位に応じて獲得できるプロ・ポイントは、以下の通りです。
順位 | プロ・ポイント |
---|---|
1 | 3 |
2 | 3 |
3-4 | 1 |
ワールド・マジック・カップにおける賞の更新
国別選手権の賞としてプロ・ポイントが授与されることに伴い、ワールド・マジック・カップの賞として授与されるポイントを削減いたします。これはプロ・プレイヤーズ・クラブの各レベルの達成条件とのバランスを鑑みた変更であり、ワールド・マジック・カップ2017より適用されます。変更後のプロ・ポイントは以下の通りです。
順位 | プロ・ポイント |
---|---|
1 | 6 |
2 | 5 |
3-4 | 4 |
5-8 | 3 |
9-16 | 2 |
これらの更新は最終的にプレイヤーの皆さまにとって良いものになると私たちは信じています。各シーズンに授与されるプロ・ポイントの総量は増え、より多くのプレイヤーに広くプロ・ポイント獲得のチャンスが生まれるのです。
またワールド・マジック・カップのチーム構成が3人になったことに伴い、それに応じて賞金体系も更新いたします。賞金総額は250,000ドルのまま変わりませんが、各順位の1人あたりの賞金は4人のときより多くなっています。
順位 | 1人あたりの賞金 | チームに授与される賞金 |
---|---|---|
1 | $15,000 | $45,000 |
2 | $8,500 | $25,500 |
3-4 | $6,000 | $18,000 |
5-8 | $4,000 | $12,000 |
9-16 | $2,000 | $6,000 |
17-32 | $1,000 | $3,000 |
合計 | $250,500 |
国別選手権の賞金は? 何日間にわたって行われるの? 各フォーマットのラウンド数は? 参加費は? もっと教えて!
国別選手権の詳細は、各国のイベント主催者によって定められます。国別選手権2017の主催者一覧が確定しましたらまたお知らせいたしますので、主催者が発信する情報をご確認ください。
国別選手権2017の情報はイベント情報のページにも掲載されています。大人気のイベントが間もなく戻ってくるのを、私たちも心待ちにしています!
プロツアー地域予選に関する更新
2014年に開始されて以来、プロツアー地域予選(RPTQ)はプロツアー出場権利獲得のチャンスをプレイヤーの皆さまへご提供してまいりました。従来のプロツアー予選と比較してイベントの大きさ、所要時間ともに管理しやすいものとなり、プレイヤー体験の向上にも繋がったと思われます。
ここ2年間、私たちはRPTQに関する貴重なフィードバックを、プレイヤーの皆さま、そしてイベント主催者の皆さまからたくさんいただきました。本日は、それらに基づく変更をお知らせいたします。今回の変更は、8月12~13日ならびに8月19~20日に開催予定のプロツアー『イクサラン』地域予選(RPTQ2017#4)より適用されます。
参加費
RPTQ開催店舗の皆さまとの協議の結果、私たちは主催者の皆さまがRPTQへ参加費を設けることを許可することに決定いたしました。
この変更がプレイヤーの皆さまの間で議論を呼ぶことは承知しています。決して簡単に下した判断ではなく、今後も引き続き皆さまから寄せられたフィードバックを精査していくという点はご理解ください。プロツアー『イクサラン』地域予選(RPTQ2017#4)での体験を共有したい場合は、ぜひご連絡ください。
プロツアーへの招待枠数
どのRPTQも公平なものにするため、賞品として授与されるプロツアーへの招待枠数を変更いたします。プロツアーへの招待枠数および次回開催のRPTQへの参加権利数は、各イベントの参加者数に応じて以下のように定められます。
参加者数 | プロツアーへの招待枠数 | 次回開催のRPTQへの参加権利数 |
---|---|---|
8人 | 1 | 2 |
9-42人 | 2 | 4 |
43-93人 | 4 | 8 |
94人以上 | 8 | 8 |
この表に基づき、上位入賞者へ参加権利が授与されます。
Magic Online RPTQに関しては、参加人数に関わらず上位8名にプロツアーへの参加権利が授与されます。また、Magic Online RPTQには参加費は設けられません。
開催数増加!
プロツアー『イクサラン』地域予選(RPTQ2017#4)より、RPTQの開催数を32回から37回へ増加いたします。これにより、どのRPTQへ行くかの選択肢の幅が広がることでしょう。地域ごとの開催数変更は以下の通りです。
アジア太平洋地域では5回から6回へ、ヨーロッパ地域では9回から10回へ、南米地域では3回から4回へ、そして北米地域では15回から17回へそれぞれ増加いたします。この変更により、RPTQ開催地がさらに広がることを期待しています。
プロツアー『イクサラン』地域予選(RPTQ2017#4)の開催地一覧は、5月に掲載予定です。
参加者数に応じた招待枠の授与と開催数増加によって、各地域予選により多くの選択肢とより公平な賞品をご用意できるでしょう。プロツアー地域予選の今後のさらなる発展を楽しみにしています。
プロツアー決勝ラウンドにおける対戦組み合わせと賞金の見直し
プロツアー決勝ラウンドにおける対戦組み合わせと賞金体系の変更は、私たちの意図したものと異なる結果になりました。さらにプレイヤーの皆さまからのフィードバックを精査した結果、私たちはプロツアー決勝ラウンドにおける対戦組み合わせを従来のシングルエリミネーション方式へ戻し、それに合わせて賞品の見直しを行うことにいたします。この変更はプロツアー『アモンケット』より適用されます。
昨年8月にお知らせした通り、新たな対戦組み合わせと賞品体系の変更は、「予選ラウンドで好成績を収めたプレイヤーが報われる」よう実施されました。その本質的な狙いは、予選ラウンド最終戦での合意の上での引き分け(ID)を減らすことにありました。しかし実際には、プレイヤーたちにとっては「トップ8に入賞すること」が重要であり、トップ8の席を確保できるならいずれにしてもIDを行っていたのです。現行の対戦組み合わせと賞金体系では私たちの目的は果たせないため、参加者の皆さまや観戦を楽しむ皆さまに馴染み深い従来の方式へ戻すことに決定いたしました。
私たちは引き続き、「予選ラウンドで好成績を収めたプレイヤーが報われる」ことを目指しています。そこで賞金とプロ・ポイントの見直しを行い、その目的を示すことにいたします。ただし同時に、現行の賞金体系に見受けられる落差を埋められるようにしたいと考えています。以上を鑑みて、新たな賞金体系は以下のようになります。
順位 | 賞金 |
---|---|
1 | $50,000 |
2 | $20,000 |
3 | $15,000 |
4 | $12,500 |
5 | $10,000 |
6 | $9,000 |
7 | $7,500 |
8 | $6,000 |
9-16 | $5,000 |
17-24 | $3,000 |
25-32 | $2,000 |
33-48 | $1,500 |
49-64 | $1,000 |
プロ・ポイントの分配は以下の通りです。
順位 | プロ・ポイント |
---|---|
1 | 30 |
2 | 26 |
3 | 24 |
4 | 22 |
5 | 20 |
6 | 18 |
7 | 17 |
8 | 16 |
獲得マッチ・ポイント | プロ・ポイント |
---|---|
36以上 | 15 |
35 | 12 |
34 | 11 |
33 | 10 |
32 | 8 |
31 | 7 |
30 | 6 |
28~29 | 5 |
27 | 4 |
0~26 | 3 |
プロツアー『アモンケット』は、5月12~14日にテネシー州ナッシュビルにて開催されます。
本日のお知らせは以上です。これまでと同様に、私たちはいつでも皆さまからのご意見をお待ちしています。6月には今後の組織化プレイについてさらなる情報をお届けいたしますので、お楽しみに。それでは、またお会いしましょう!
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