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プロツアー:闇の隆盛・ホノルル

読み物

(翻訳記事)Round 2: Samuele Estratti(イタリア) vs. Ben Stark(アメリカ)

Steve Sadin / Translated by Yusuke Yoshikawa


Samuele Estratti(白青《秘密を掘り下げる者》) vs. Ben Stark(ケッシグ・ランプ)

 Ben Stark と Samuele Estratti はともに昨シーズンのプロツアーで優勝している。Stark はプロツアー・パリを「Caw-Blade」――その後スタンダードを数ヶ月の間完全に支配することになる、その始まり――で制し、Estratti はモダン環境を代表する《欠片の双子》デッキでプロツアー・フィラデルフィアのトロフィーを持ち帰った。

 今週、ChannelFireball 勢がこのイベントにどんな新デッキ(あるいは複数)を持ち込んでくるかが多く話題に登った。しかし結局、Starkは彌永淳也が世界選手権を制した赤緑《ケッシグの狼の地》のアップデート版を駆ることに決めていた。


2人の2011年プロツアーチャンピオンがフィーチャーマッチエリアで激突する

 一方のEstrattiは、その時点で注目を集め対策されていても、最高のデッキを恐れず使うプレイヤーであり、今回も白青《秘密を掘り下げる者》を選んでいる。

Game 1

 ダイスロールに勝ったStarkだったが、マリガンに見舞われ、その後の手札もキープするかためらっているようだった。Estrattiの《ギタクシア派の調査》が、プロツアー・パリ・チャンピオンがなぜにして初手に不満だったのかを知らしめることになった。Starkが公開したのは、4枚の土地と《高原の狩りの達人》だったのだ。

 EstrattiはStarkの弱い引きに乗じて攻め立てていく準備は万端だった。まず《秘密を掘り下げる者》、相手の《高原の狩りの達人》を《マナ漏出》すると、それを《瞬唱の魔道士》でフラッシュバックしてStarkの後続である《緑の太陽の頂点》 も打ち消し、さらに《深夜の出没》で圧力をかける。

 もう1枚の《マナ漏出》が《業火のタイタン》を処理したところでEstrattiのカウンター呪文が尽き、《金屑の嵐》が戦場を襲ったが、彼は《蒸気の絡みつき》を持っていた。《瞬唱の魔道士》を救い出すと再プレイし、《聖トラフトの霊》が速やかに残った仕事を片付けた。


よし、わかった...次のゲームに行くかい?

Samuele Estratti 1, Ben Stark 0

「今回のトーナメントでの、俺たちの戦略をどう思う?」

 最初のゲームを終えた後、Ben Starkが聞いた。

「世界選手権で、彌永は赤緑ケッシグで俺たちを完膚なきまでに壊してくれた。だから、倒せないなら、それに乗ることにしたのさ」

Game 2

 第2ゲームも最初のそれと同じく、Estrattiが早々に《秘密を掘り下げる者》をプレイし、Starkの第4ターン《高原の狩りの達人》を《マナ漏出》で打ち消して始まった。

 しかしEstrattiは4枚目の土地を置けず、これがStarkの欲していた《緑の太陽の頂点》の解決を実現させ、《高原の狩りの達人》が探し出された。

 だが《深夜の出没》でEstrattiはさらなる圧力をかけ、《ギタクシア派の調査》で自身のターンにマナを無駄遣いせずに《高原の狩りの達人》の変身を妨げる。

 もう1枚の《深夜の出没》から、《蒸気の絡みつき》《はらわた撃ち》のつるべ打ちにつなげると、Estrattiはマッチをものにしたのだった。


フィラデルフィア王者は序盤のマナのもたつきを物ともせず、押し切った

Samuele Estratti 2, Ben Stark 0

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