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日本選手権11

読み物

Round 2: 藤田 剛史(2004) vs. 中村 修平(2009)

By Shiro Wakayama
Game 1
藤田 「大礒!! (中村の方を指さして、)速い??」 東野 「ろーりー!!チームドラフトちゃうで!!」
中村 修平
2009年王者・中村 修平
 非常にフランクに話しかける藤田に対し、冷静というか寡黙な中村。殆ど返事をせずに黙々とシャッフルをする。  中村先手、《ギデオンの法の番人》でスタートする。  ゆったりとしたゲームを想像していたのか、初動が《精神腐敗》の藤田。だがこれは《マナ漏出》。淡々と《ギデオンの法の番人》で殴り続ける中村をしり目に、《魔性の教示者》で何者かをサーチする藤田。  《ギデオンの法の番人》による攻撃で、いつの間にか藤田のライフは14へ。  さらに《正義の執政官》を盤面に追加する中村。藤田は返しに《ルーン傷の悪魔》を場に出し、さらなる《魔性の教示者》で逆転を図る。  しかしこれは、見透かしていたかのような《精神の制御》で即コントロールを奪取。  アタックされて、ライフが9まで落ち込むも、藤田は《ソリンの復讐》でライフをひっくり返す。だが、盤面が全く止まっていない。《魂の消耗》でお茶を濁そうとするが、これを《取り消し》されて、完封。 藤田 0-1 中村
Game 2
 《帝国の王冠》を《取り消し》という、Game 2も中村らしいゲームの開幕。 藤田 「なんなんそのデッキ。なかしゅーの性格まんまや。おもんないわー。」  思うように動かせてもらえず、藤田はフラストレーションを貯めつつドローゴーが続く。おもむろに中村の戦場にでてくる《雪花石の魔道士》、これは即座に《ソリンの渇き》でいなすが、《ギデオンの法の番人》が出てくる。これも、《魂の消耗》で即除去。  そしてここで中村は、除去を使わせた上での、満を持しての《セラの天使》。除去を大量に使っている藤田が少し唸る。  だが、ここは《困窮》を見事トップデッキして、安全確認をしたうえでの《チャンドラの憤慨》で無事除去して事なきをえる藤田。。  さらに《真面目な身代わり》をプレイして、ゲームを動かしに行こうとする藤田だが、マナを立たせながら《予言》2連発の中村。さらに上を行くスピードでアドバンテージを稼ぐ。 藤田 「嫌なデッキやわー。ほんま。皆さんどう思われます?」  ギャラリーからは笑いが漏れる。中村の表情は、一ミリも動かない。
藤田 剛史
2004年王者・藤田 剛史
 少しため息交じりに《ルーン傷の悪魔》をプレイするが、これは当然、先ほど見ていた《取り消し》で墓地へ。  《思案》をプレイして、時は熟したと中村が叫んだわけでもないが、《正義の執政官》と《マーフォークの物あさり》を一気にプレイして、盤面を作りにかかる。  通常のリミテッドなら、打ち止めと言ってもおかしくないような数の除去を使っている藤田だが、これはスーパーシールド。全く怯むことなく淡々と盤面を捌く。  《マーフォークの物あさり》はゲームを決めかねないと、即《ショック》で除去。さらに、《正義の執政官》に特攻した《真面目な身代わり》はドローへとかわり、《チャンドラの憤慨》との合わせ技で、中村の場もまっさらになる。  一連の攻防を経て、ここで満を持しての《魔性の教示者》からの《墓所のタイタン》を藤田がプレイ。カウンターがあるかと思いきや、これが通ってしまい、さすがの中村も敗北か?と思いきや、ここで中村がプレイしたのは《審判の日》。さすがスーパーシールドは入っているカードパワーが違う。  しかし、藤田はさらにその上をいく。「どやっ」と言わんばかりに《業火のタイタン》をプレイし、さらに《貪る大群》をプレイ。《審判の日》の返しに、これはさすがに勝利かと思いきや、これに対して《平和な心》で完全にシャットアウト。  そして、藤田がトップデッキした《帝国の玉座》を、オーバーキル気味に《取り消し》。  ここで中村がプレイするのは・・・
 12パック開けたとはいえ、双方やりすぎである。 藤田 0-2 中村
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RESULTS

対戦結果 順位
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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