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グランプリ・京都2013

観戦記事

第12回戦:チーム 八十岡/森/斎藤 vs. チーム 三原/板東/山本

By Tetsuya Yabuki

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 11回戦を終えて1敗の最上位卓。両チームともその1敗は初日についたもので、2日目はここまで無敗ということになる。初日全勝を果たしたリッチ・ホーエン/Rich Hoaen、マイク・フロン/Mike Hron、アレクサンダー・ヘイン/Alexander Hayneのチームを打ち破り、頂上決戦の場に立った両チーム。ここを勝てばトップ4進出に極めて大きなアドバンテージを得られる大事な試合だ。

 このマッチは、3卓とも猛烈なスピードへ突入していった。三者ともアグロなデッキを操るチーム八十岡/森/斎藤を、チーム三原/板東/山本はどう迎え撃つか。

ゲーム1

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 有名プレイヤー揃い踏みのフィーチャー・テーブル。その場の全員が言葉を交わしながらシャッフルを行い、斎藤、山本のC卓は「よろしくお願いします」の挨拶と共に拳を合わせた。

 最初に動いたのは、森と板東のB卓。が、しかし板東の土地が《》2枚で止まってしまい、ディスカードまで追い詰められる。その隙に森が雷のごとく攻め立て、板東はなす術もなく敗れてしまった。


まだ試合が始まってもいない齋藤「イエーイ!!」
森「いや、まだ、まだ、まだ」

 斎藤と山本のC卓も、斎藤のアグレッシブな動きが功を奏した。《天馬の乗り手》2枚を《トリトンの戦術》で2体同時に育てつつ攻撃を進め、最後は《不屈の猛攻》でゲームを決める。緑白のデッキを使う山本は、相手の「英雄的」クリーチャーたちの対処に苦戦を強いられる。

 A卓の八十岡と三原の戦いでは、青黒の軽量クリーチャーで軽快に攻める八十岡の姿が。打ち消しと除去が的確に刺さり、盤面に《タッサの二叉槍》も追加されると、三原も思わず「勘弁してよ」のひと言。

 こうして、チーム八十岡/森/斎藤の神速の攻めが第1ゲームをすべて奪っていった。

ゲーム2

 B卓の板東は先ほどの事故からは開放されたものの、森の電撃戦の勢いが衰えない。次々と繰り出される赤緑の軍勢を前に、板東は後手に立たされる。なんとかサイズで上回るまで持ちこたえたい板東だが、森の攻め手は緩まず、あっという間にチームに1勝をもたらした。

森 2-0 板東

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 A卓で再び「勘弁してよ」の声。ただし今度は八十岡から発せられた。

 序盤に土地が2枚で止まった八十岡を後目に、順調に土地を並べ攻め込む三原。3枚目の土地から《海の神、タッサ》でドローの安定を図る八十岡だが、三原は十分にマナが出ると《フィナックスの信奉者》→《忌まわしき首領》→《アスフォデルの灰色商人》、と「信心」カードで一気にゲームを決めた。勝負は3ゲーム目へもつれる。

 C卓では山本が苦戦していた。戦場に並ぶ土地は《平地》4枚で、手札に緑のカードを抱えて戦う山本。第1ゲームと比べれば斎藤の攻撃は激しくないものの、《恩寵の重装歩兵》が「英雄的」を繰り返し、着々とダメージを稼ぐ。虎の子の《神聖なる評決》も《神々の思し召し》で防がれた山本は、その返しにようやく《》を引き込み、次のダメージも覚悟して《旅するサテュロス》を展開。

 ここで斎藤が、これから先の戦略を隣席の森とともにじっくりと練った。《》のない手札をキープした理由、エンチャント除去の有無、ライフの確認、ひとつひとつ丁寧に、盤石の姿勢を築き上げる。

 斎藤の攻撃で山本の残りライフは1。返しのターン、山本は《旅するサテュロス》と合わせて緑マナを供給し、クリーチャーを2体展開。

 しかしそれらはチャンプ・ブロックに回される。斎藤の盤面に更なるクリーチャーが追加され、山本は絶対絶命の危機に。

 そのとき、A卓から「勝ったよ」の声が届いた。

ゲーム3(八十岡 vs. 三原)

 勝負が決まったのは、A卓とC卓ほぼ同時。《海の神、タッサ》と《予知するスフィンクス》を有する八十岡が、《一口の草毒》を抱える三原を下した。と、同時に山本のラストターンが訪れ、ドローを確認した山本は投了の意思を示したのだった。

八十岡/森/斎藤 3-0 チーム三原/板東/山本
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