by Yuichi Horikawa

　今回のグランプリ・神戸2017では、ニコニコ生放送では、あの八十岡プロが解説者としてゲスト参加します。

　八十岡プロと言えば、日本を代表するマジックプレイヤーで、2015年には、マジック・プロツアー殿堂顕彰者になっています。

　多くのプレイヤーからも支持を集めている八十岡プロ。なぜ今回は、プレイヤーではなく、解説者での参加なのか？

　気になる内容を、ニコニコ生放送直前の八十岡プロにお聞きしてきました。

――おはようございます。お忙しい中お時間いただきありがとうございます。さっそくなんですが、今回はなぜプレイヤーではなく、解説者としてのグランプリ参加なんでしょうか？

八十岡「そうですね。(グランプリ本選に)出る必要がなくなったからですね」

――といいますと？

八十岡「この前のプロツアー(『カラデシュ』)で優勝したので、次のプロレベルがプラチナ(※１)に確定したからです。ここで優勝するまではプロポイントを集める関係で、グランプリにどんどん参加していたので解説として参加できなかったんです。もともと解説はやってみたいなと思ってたので」

※１　プロレベルの最も高いランクの名称。前年のプロポイントの取得量によって次の年のプロレベルが決まる仕組み。プロツアーで優勝すると、翌年とその次の年までの２年間プラチナ・レベルが確定する。ちなみに、八十岡プロの現在のプロポイントは64点で、プラチナ・レベルに必要なプロポイントは、52点以上。そう、要するにすごいってこと！

――なるほど。なぜ解説をやってみたいと思っていたのですか？

八十岡「マジックが好きだからですね。マジックのためになることを何かしたいと考えたときに、自分にできることは解説だなと思ったからですね」

――おぉ、すばらしいご意見です。ちなみに、いつ頃に、今回の解説が決まったんですが？

八十岡「11月ごろですね」

――なぜ、そのタイミングだったんですか？

八十岡「この前のプロツアー(『カラデシュ』)の後、すぐにニコ生担当の方に声をかけたので。ほんとうは、静岡(※２)でと思ってたんですが、そっちはその時点ですでに解説者が決まっていたのでこのタイミングになりました」

※２　日本国内でのグランプリは、前回が静岡でした。

――直前のプロツアー『アモンケット』のニコニコ生放送でも少し解説をされていて、大変評判がよかったですよ。

八十岡「ありがとうございます。少しでも多くの人にマジックのおもしろさが伝わるようにしたいと思います」

――最後に、今回注目のデッキはありますか？

八十岡「うーん...そうですね」

藤田「機体やね！」

――えっ!?(横にいた解説の藤田さんが突然話しだした!?)

八十岡「えっ!?」(ふっ、藤田さん!?)

藤田「《密輸人の回転翼機》めちゃくちゃ強いやん！ このフォーマットで使えるんやし、絶対強いで！ 書いといてな！」

――なっ、なるほど！ かっ、書いておきます！ 八十岡さんは？

八十岡「無限コンボ系ですかね？『アモンケット』で《療治の侍臣》が追加されて、それと組み合わせた無限コンボ系のデッキが増えたので、そこには注目してますね」

　これらのカードを使ったコンボの挙動は、こちらに詳しく書かれています。

• 岩SHOWの「デイリー・デッキ」：モダンアーキタイプ特集 第10回 「中隊、整列！」

――お忙しい中、ありがとうございました。ニコニコ生放送楽しみにしています。

　意気込みも十分の八十岡さん、どんな解説をしてくれるのか、楽しみです。