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グランプリ・北京2016

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グランプリ・北京2016チャンピオン!菅谷裕信選手にインタビュー

By Masashi Koyama

 古くから強豪として息長く活躍し続けている菅谷裕信選手が、みごと自身2度目となるグランプリ制覇を果たしました。

 8年ぶりの優勝ということもあって、嬉しさもひとしおではないでしょうか。

 菅谷選手はグランプリ・マニラ2008で優勝を果たすと、海外グランプリに積極的に遠征して好成績を収め、実にアジア太平洋地域のグランプリで4度のトップ8入賞という成績を残しています。

 2日間で3回のドラフトと全18回戦という長い戦いを終えたばかりではありましたが、アジアグランプリのマスターとも言える菅谷選手に優勝者インタビューをお願いしました。

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――優勝おめでとうございます。今の気持ちを率直にお聞かせください。

「いやぁ......ほんっとうに嬉しいですね! 勝てるとは思ってなかったんですよね。グランプリ・シドニー(2015)でトップ8に入ってるので、次に勝つのは時間がかかると思ったんですが......。練習でもあまり勝てていませんでしたし。シールドは結構デッキを組んでいたりしたんですが、不安がいっぱいでした。8年ぶり(のグランプリ優勝)ですから......長かったですね」

――グランプリ・マニラ2008の優勝と今回の優勝で、何か違ったところはありますか?

「1回優勝していたので、決勝の緊張感が違いましたね。前回は決勝の相手がヤソ(八十岡翔太)というのもありキツかったんですよ。今回のマッチアップはは自分のほうが場数を踏んでいるので、気持ちの面では有利に立てたと思います。ドラフトの最後のほうで『行けそうかな』とは思いました。」

――海外のグランプリで活躍する秘訣は何かあるのでしょうか?

「コミュニケーションが取りにくい分、むしろ少しゆっくり考えられるかなとは思いますね。何かやろうとした時に、間違えないように一歩踏み込んで考えることがあるのかなと。特に外国の方を相手にする時はそうなりますね。」

――グランプリ・東京2016も参加される予定ですか?

「もちろん参加します!でも(本戦前日の)金曜日だけはジャッジをします。金曜日はジャッジ、土曜日からはプレイヤーです」

――ジャッジもされるのですか!? 長くプレイヤーをされているとマジックとの関わり方も変化してくるものなんでしょうか?

「(普段プレイしている)千葉のコミュニティを自分たちで運営していかなきゃいけなくなって、ジャッジの比重も増やしてきていますね」

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――菅谷さんは海外グランプリを回るベテランと言える存在かと思いますが、(コミュニティの)若いプレイヤーを海外グランプリに誘ったりもされているのですか?

「そうですね。今回もアジアグランプリに行きたいと手を上げてくれて、初めてアジアに来る子などもいますよ」

――最後に、今後のマジック活動においての抱負をお願いします。

「自分の今の目標が『プロツアーでフィーチャーされる』なんですね。なので、そこに行くための権利を取るにはグランプリなどで勝たないといけないのですが、今後もその目標に向けて続けていけたらなと思います。もうグランプリ2勝目だし、目標をプロツアーサンデーにしてもいいかな(笑)」

――ありがとうございました。


 決勝戦が終わった時刻は午後10時を回っており、菅谷選手はかなりお疲れの様子でしたが、快くインタビューに応じていただけました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。菅谷選手、ありがとうございました。

 そして、グランプリ・北京2016優勝おめでとうございます!!

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